【掲載:2016.04.08 更新:2024.12.03】
犬が日向ぼっこをする理由
春秋冬と日陰が寒くなる季節になると、犬が日差しが当たる場所で日向ぼっこをしていることがあります。
人も寒い日には暖を取る為に日向ぼっこをすることがありますが、犬も理由としては同じです。
日向ぼっこしている犬を観察してみると、ぽかぽか陽気の中でうとうとしていたり、ゴロンと寝転がっていたりと、100%と言っていいほどとても気持ちよさそうにしていると思います。
犬に話は聞けないので、本当のところは分かりませんが、わざわざ日向を選んで休んでいるところを見ると温かさを欲して日向ぼっこをしていると言えるでしょう。
日向ぼっこがもたらす効果
人には昔から健康法の一つとして日光浴がありますが、犬にも太陽の光を浴びることで期待できる効果があります。
◆体内時計が整う
人間も、朝日を浴びたり日中の陽の光を浴びると、気持ちがリセットされることが多いのですが、犬にもこれは当てはまります。
ひなたぼっこなどで光を浴びることにより、体内時計が整えられ生活リズムがうまく整います。
また、生活リズムが整うことにより、ホルモンバランスや睡眠に良い影響を与えてくれるので、陽の光を浴びることは犬の健康に良い効果をもたらします。
また、最近では室内飼育でお留守番が多い犬が増えてきており、なかなか散歩に行けなかったり、一緒に遊ぶ時間が早朝や夜のみという犬もいます。
このような状態が毎日続くと、犬の体内時計が狂ってしまい、健康に害を及ぼす可能性も否定出来ません。
そんな時、日向ぼっこをすることにより体内時計のリズムを取り戻してくれるのです。
◆ホルモンバランスを整う
陽の光を浴びることにより、セロトニン(別名:幸せホルモン)というホルモンが分泌されます。
このセロトニン、その名の通り精神状態を整えるのにとても大切なホルモンなんです。
つまり、陽の光を浴びた犬はセロトニンが分泌されるため、精神状態が安定しているのですが、陽の光を浴びない犬は、精神状態のバランスが崩れ問題行動(吠える・暴れる・噛む等)が増えたり、悪化すると犬のうつ病になる可能性もあります。
人間も、陽の当たらない暗い場所に閉じこもると、気分が落ちますよね。
これと同じことが犬にも当てはまるのです。
◆ビタミンDの生成を助ける
人間にも当てはまるのですが、陽の光を浴びることにより犬もビタミンDが体内で生成されます。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けるため、健康維持はもちろん、歯や骨の形成や、骨の病気を防ぐ効果があり犬にとっても重要な成分と言われています。
犬の日向ぼっこの注意点
日向ぼっこをさせることは、体内に良い影響を与える他、よい気分転換になりストレスも解消されます。
ただ、気をつけなければならないのが、夏の窓際です。
日光に当たることも大切ですが、夏の日差しは強く、気温や湿度も高いことから熱中症になる可能性もある為注意が必要です。
ベランダでの日向ぼっこの習慣があるという子も、夏の場合は外に出すと気温が高い上に地面の温度が非常に高くなっているので、非常に危険です。
カーテン越しのひなたぼっこでも効果はあると言われているので、夏場は工夫して日向ぼっこさせると良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬も人と同じように、暖かい場所を好んで日向ぼっこをしています。
寒い季節には暖房などに頼りがちになってしまいますが、陽の当たる時間帯には太陽の当たる場所を作り、日向ぼっこが出来る環境を作ってあげられると良いでしょう。
日差しの強さや温度、水分補給はしているかなどを注意しながら、日向ぼっこを楽しませてあげてくださいね。
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