秋田犬「忠犬ハチ公」の知られざる生涯!ハチ公像に会える場所3つ

2018.02.20

秋田犬「忠犬ハチ公」の知られざる生涯!ハチ公像に会える場所3つ

日本人なら誰もが知っている「忠犬ハチ公」。 渋谷駅にあるハチ公像も有名ですね。 ではなぜハチ公像が建てられたのか、ハチがだれを待っていたのかはご存知ですか? 今回は、忠犬ハチ公の知られざる生涯や、ハチ公の犬種である秋田犬について、現在でもハチ公に会える場所についてお話します。 今まで待ち合わせ場所としか思っていなかったハチ公像も、これを読めば見に出かけたくなるかもしれませんよ!

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全米が涙したハチ公物語とは?

忠犬ハチ公

ハチ公は「忠犬ハチ公」と言われているほど、飼い主に忠実な犬でした。
その一生涯を映画にしたのが「ハチ公物語」です。

このハチ公物語は1987年に公開された映画作品で、実際の忠犬ハチ公の生涯を実話に基づいて撮影されたものです。

この忠犬ハチ公がどんな生涯を過ごし、なぜこれほどまでに有名になったのかをご紹介します。

◆ハチ公と飼い主の出会い

忠犬ハチ公は秋田で生まれた生粋の秋田犬です。
秋田県の大館市で生まれたハチは、1924年(大正13年)の1月14日に鉄道で東大農学部の教授である上野英三郎博士のところににやってきました。
この上野博士は大の犬好きで純系の日本犬を探していた彼にとって、このハチはぴったりだったそう。
昔は外で飼うのが一般的だった犬を自分のベッドの下に寝かせたり、一緒にお風呂に入ったり、一緒に食事をしたり、少しでも時間があれば散歩に連れていくなどして大変可愛がっていました。
実はハチは体が弱かったというのも、お家の中で寝かせる理由のひとつだったようです。

犬好きの博士が、呼び捨てにするのはおこがましいという事で、「ハチ公」と呼ばれていたハチ。
上野博士が大学に行く際も少しでも一緒にいたいと、ハチに大学や渋谷駅までいつも送り迎えをさせていたそうです。
渋谷駅に向かう場合は政府の用事や長期出張をする際に利用し、帰りは必ず電車で帰宅するので、ハチは数日上野博士の姿が見えないと、渋谷駅に行けば会えるとわかっていました。

雨の日も風の日も、博士を献身的に大学まで送り迎えするハチは、いつしか皆の人気者になっていきます。

◆博士の突然の死

ハチ公が上野博士と出会って1年4か月たった1925年5月21日、上野博士が大学で急死してしまいます。
ハチ公は上野博士がこの世からいなくなったことを理解できず、その日もいつもの通り迎えに行きました。しかし博士には会えません。
それから3日間は博士が着ていた最後の服が置かれた物置に引きこもってしまい、何も食べなかったと言われています。
よほど寂しく、自分をかわいがってくれた人が突然いなくなった事がショックだったのでしょう。

◆博士を待ち続けるハチ

その後、ほかの飼い主の元で暮らし始めたハチでしたが、朝夕の2回、博士と一緒に行った渋谷駅まで毎日通い、改札口から出てくる人を眺めたりにおいをかいだりしながら、自分の飼い主である上野博士が降りてくるのを待っていたそうです。

この来る日も来る日も渋谷駅まで通うハチの行動を、秋田犬の保存運動をしていた研究者の斎藤弘吉氏が知ることとなります。
その斎藤氏が毎日渋谷駅に通うハチのことを朝日新聞に投稿して記事になったことから、全国に知れ渡る有名なハチ公になったのです。

ハチ公は全国にその名前が知れ渡るようになると、「忠犬」と呼ばれるようになり、戦争や軍国主義の時代も相まって「恩を忘れない犬」として教育に利用されたと言います。

◆みんなに愛された忠犬ハチ公

上野博士が亡くなってからも献身的に渋谷駅まで通う姿は、周りの人々に深い感動を与えます。
もう亡くなっている人を待っていても仕方がないと言う人もいるでしょうがハチにはわかりません。

ハチ公がお腹を空かせて入れば、誰かが食べ物を持ってきたり、雨の日には傘をさしてあげたりしながら、ハチ公を通じて周りの方々も心を通じ合わせ、ハチに皆で愛情を注いでいきました。
渋谷駅の職員でさえ、ハチの面倒を見たといいます。

◆語り継がれるハチ公物語

上野博士が亡くなってから10年後の1935年3月8日、忠犬ハチ公はフィラリア症が悪化し、渋谷で亡くなります。
一緒に暮らしていた時間よりももっと長い10年間ずっと自分を愛してくれた人の帰りを待っていたハチ。この飼い主に献身的な姿によって、人間と犬の間に芽生える「愛情」を人々に訴えたものが「ハチ公物語」なのです。

犬好きならだれでも知っている犬の忠誠心。ここまで心を通じ合えるのは少しうらやましく思ってしまいますが、死という別れには心が痛くなってしまいますよね。

このハチ公物語は日本で公開されてからアメリカでも公開されて評判を呼び、のちに「HACHI約束の犬」として2009年にアメリカでリメイクされています。


秋田犬ってどんな犬?

ハチ公 秋田犬

では、この忠犬ハチ公の犬種「秋田犬(あきたいぬ)」とは、どんな性格でどれほどの体格の犬なのかご存知でしょうか。

◆秋田犬の歴史

秋田犬は、日本原産の犬で、狩猟犬のマタギ犬がルーツとされています。
江戸時代には闘犬として活躍し、ほかの犬種と交配されるようにもなりました。

明治時代に入ると、秋田犬を大型化させるために外来種との交配も行われ、より強い闘犬になるようにと、あちこちで雑種化されて、形や形質が変わってしまうようになります。
そこで、現存の優れた秋田犬を保存しようと、「秋田犬保存会」が秋田県の大館町長によって設立されました。

最初にアメリカに渡った秋田犬は、1937年にヘレンケラーが日本から帰国する際に連れて帰った1頭であるとの記述があります。
また、3.11東日本大震災の際、被災者支援をしてくださったロシアのプーチン大統領にも敬意をこめて秋田犬が贈呈されています。

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◆秋田犬の性格

秋田犬の性格は、飼い主に対する非常に厚い忠誠心が特徴として挙げられます。
飼い主に全力で尽くそうとして、感受性も高く、従順でしつけをしっかりと守ります。
秋田犬は見知らぬ人に対して警戒心がとても強いので番犬として力を発揮しますが、無駄吠えはほとんどしません。

◆秋田犬の毛色

秋田犬の毛の色は、赤色、白色、虎色と呼ばれる3種類があります。

下毛と呼ばれるアンダーコートがしっかり生えているので、換毛期にはたくさん毛が抜けます。
ブラッシングを怠ると、見る見るうちに毛玉ができてしまい、皮膚病の原因にもなりかねませんので、特に換毛期のブラッシングは欠かさないようにしてくださいね。

◆秋田犬の飼い方

秋田犬は大型犬でとてもがっちりとした体格をしていて、過去には狩猟犬や闘犬を行った血が流れているので、しっかりとしつけをしないと、飼い主が襲い掛かられる危険性があります。

また、秋田犬はお散歩が大好きで、天気が雨でも雪でも関係なく1日に朝と晩の2回、1時間前後行う必要があります。
オスはメスに比べて体力があり、体も大きいので、初めて秋田犬を飼うという場合は、メスから始めたほうがいいかもしれませんね。

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日本の天然記念物の犬種でもある秋田犬。忠犬ハチ公の映画でもおなじみ、凛々しい表情が印象的な犬種です。 日本犬の魅力が世界的にも広がっていて、最近は海外でも秋田犬を育てている飼い主さんも増えてきています。 大きくがっしり体型ですが、優しい表情を持っているのも魅力です。 小型犬とは違った性質を持っていますので、秋田犬を飼うときには、特徴や性格、飼い方のポイント、 価格などを知り迎え入れてあげましょう。今回の記事では、秋田犬について徹底的に解説していきます。

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ハチ公にはどこで会える?

秋田犬の忠犬ハチ公は渋谷駅の銅像がもっとも有名ですが、実は会える場所は3か所あるってご存知でしたか?

渋谷駅のハチ公像

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1つ目はとてもよく知られている渋谷駅の銅像です。
忠犬ハチ公といえば渋谷駅の待ち合わせ場所によく利用される銅像ですね。
JR渋谷駅の改札出口「ハチ公改札」を出たところの東急百貨店前にあります。
駅の改札からは30mほどしか離れていません。

ハチ公がお座りをしている姿で、じっと前を見つめています。
きっとハチ公が生きているときも同じ格好で上野英三郎博士が来るのを待っていたのでしょうね。

実はこのハチ公像は2代目であるって知っていましたか?
最初のハチ公像はなんとハチが生きている間に渋谷駅に建てられました。
それほどまでにハチの献身的な姿が人々の心を打ったのですね。
この初代のハチ公像は戦時中の金属類回収令が下ったことで撤去されてしまっています。

◆東京大学農学部の上の博士とハチ公像

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2つ目にハチ公に会える場所は、東京大学農学部です。
地下鉄の東大前駅を降りて、東京大学弥生キャンパスの農学部の正門を入ったすぐの左手にあります。

こちらのハチ公像は、ハチ公1匹ではなく、上野英三郎博士の銅像と一緒にいます。カバンを置いた上野博士に嬉しそうに飛びつくハチ公が表現されています。
上野博士も少しかがみながらハチ公が飛びついてくるのを優しいまなざしで見つめ、首元を撫でてあげています。

こちらの銅像の歴史はまだ浅く、2015年ハチ没後80年を記念して2015年の命日の3月8日に東大農学部キャンパスに建てられました。
その銅像建立記念セレモニーには、自分が小さいころにハチを触ったことがあるという方が何人かいらっしゃったそうですよ。

◆近鉄名古屋線のハチ公像

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3つ目のハチ公像はほとんど知られていませんが、上野英三郎博士の出身地である三重県津市の近鉄名古屋駅線の久居(ひさい)駅前にあります。

こちらの銅像は、上野英三郎博士とハチ公が目と目を合わせている姿になっています。

1つ目から3つ目まで、どれも違うハチ公の表情です。
渋谷駅前の銅像はひたすら主人を待ち続ける寂し気なまなざしであるのに対して、2つ目の東京大学農学部にある銅像のハチ公は待ちに待った主人との再会を果たして一番うれしそうな表情をしています。

どれも同じハチ公ですが、切り取る場面によってさまざまな表情をしています。
ハチ公の生涯を知ったうえで改めてハチ公を見てみると、違った角度から表情が読み取れるかもしれません。
特に、渋谷のハチ公しかご存じでない方は、ぜひ東京大学農学部や近鉄名古屋線の銅像も見に行ってみてくださいね。

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根っからの動物好きで、散歩で出会った犬は必ず声をかけて触らせてもらいます! 犬といると幸せ過ぎて顔がにやけてしまいます。皆さんがもっと犬好きになるよう、心に残る記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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