犬に発酵食品を与える3つの効果!納豆やヨーグルトの与え方は?

2018.05.11

犬に発酵食品を与える3つの効果!納豆やヨーグルトの与え方は?

家族の一員として暮らしている犬たち。フードにこだわったり、毎食手作りしている方も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、犬に与えてもいい食材、必要な栄養素、身体に良い食品ですよね。私たちの周りにはたくさんの発酵食品があふれており、特に日本人は麹菌を中心とした発酵食品を好んで摂取してきました。犬たちにも同じ効果は期待できるのでしょうか?

focebookシャア
ツイート

発酵食品とは?

犬 発酵食品 効果

発酵とは、食材に含まれる微生物がその食品を分解することにより、栄養価を高めたり旨味や香りが高まることを言い、長期保存も可能になります。

発酵食品は、この発酵の作用により加工された食品のことです。

◆様々な発酵食品がある

発酵食品は、食品だけではなく調味料や飲み物にも多く存在し、人では美容や健康、アンチエイジングなどに高い効果があると言われています。
その歴史は古く、世界的にはワインが有名で、8000年も前から作られていたようです。キムチなども代表的ですね。

この使い勝手の良さも魅力の一つかもしれません。


発酵食品の犬への効果は?

発酵食品

体に良いとされる発酵食品ですが、犬に与えるとどんな効果があるのでしょうか。

◆発酵食品の効果①栄養価がアップする

発酵された食品は、栄養価が高まり、旨味や香りが格段にアップします。また、微生物のはたらきによってタンパク質などが分解されており、栄養素自体も吸収されやすくなっています。

犬と人の、1日に必要な栄養素(体重1kg当たり)を比べた場合、鉄やカリウム、カルシウム、ビタミンなどは、犬の方が多いことが分かっています。栄養価が高く、さらに吸収されやすいのは、犬にとっても嬉しいですね。

犬は肉食から進化した雑食動物ですので、植物性たんぱく質の消化吸収は苦手ですが、発酵食品の場合は酵素の働きによってそれを補えるとされています。

◆発酵食品の効果②腸内環境が整う

食材を発酵させる微生物を善玉菌、腐敗させる菌を悪玉菌と呼びます。

発酵食品は、善玉菌が多く含まれているため、腸内環境が整いやすくなります。犬も腸内環境が整うと、便通がよくなり、皮膚の状態が良好になったり毛艶がよくなったりします。

◆発酵食品の効果③免疫疾患の予防

免疫機能が低下すると、ガンやアレルギー、アトピー、自己免疫疾患を発症するリスクが高まります。
免疫とは、外部から侵入してきたウィルスや細菌を排除しようとするしくみのことですが、自己免疫疾患では、この免疫機能が自らの細胞に対して働いてしまいます。

犬では、アナフィラキシーショック、免疫介在性溶血性貧血、クッシング症候群、副腎資質ホルモン亢進症などさまざまですが、原因や予防法は確立されていません。

発酵食品によって腸内環境を整え、免疫力をあげることは、これらの自己免疫疾患の予防につながるといわれています。


犬は納豆やヨーグルトは食べてもいいの?

発酵食品といえば、ヨーグルト、納豆、キムチ、パン、チーズ、ぬか漬け、お酢、醤油、お酒など様々です。

その中で犬にも与えられる食品は、以下のものがあります。

・納豆
・プレーンヨーグルト(無糖)
・カッテージチーズ
・モッツァレラチーズ

その中でもお手軽でおススメなのは、「納豆」と「ヨーグルト」です。

◆納豆の効果

納豆は、犬に必要なカルシウムやカリウム、鉄、ビタミンなどが多く含まれ、酵素の働きによってタンパク質が分解され、普通の食材よりも吸収が良くなっています。
また、納豆菌からつくられる「納豆キナーゼ」という酵素は、血液をサラサラにすることで知られています。

嗜好性の面では、好んで食べてくれる犬と、ネバネバを嫌う犬に分かれるかもしれません。納豆が苦手な犬の場合は、納豆菌の含まれたサプリメントなどを与えるのもいいでしょう。

●おすすめ商品
TBA菌 酵素納豆菌 犬・猫・小動物用 液体タイプ 100ml

ドライフードに含まれない生きている酵母を補えます。
おなかのトラブル、食欲がないシニアの子にオススメです。

購入

◆ヨーグルトの効果

腸内にはたくさんの菌が存在しており、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、それらの菌のバランスをとることで腸内環境を整えてくれます。

カルシウムやビタミンも多く含まれ、嗜好性も高いので、好んで食べてくれるわんちゃんも多いです。

●おすすめ商品
おなかにやさしいワンワンビスケット チーズ&ヨーグルトミックス 450g

良質なタンパク質とカルシウムなどを含む、チーズ&ヨーグルトのアソートタイプ。

購入

◆乳酸菌と納豆を一緒に摂るとさらに効果的

乳酸菌と納豆菌はそれぞれとても優秀ですが、一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。

乳酸菌は腸内環境を整える善玉菌であり、納豆菌はその善玉菌を増やす働きがあります。そのため、納豆菌と乳酸菌を一緒にとることで、健康効果は高まります。

犬に両方与えるときは、あげすぎに注意してください。

◆チーズは与えていいの?

納豆やヨーグルトと同じ発酵食品であるチーズですが、犬に与える場合、基本的には犬用のチーズを与えるのが好ましいです。
この時は、原材料をチェックし、なるべく保存料や着色料の少ないものを選びましょう。

人間用のチーズを与える場合は、モッツァレラチーズやカッテージチーズなど、塩分の少ないものを選びましょう。
カッテージチーズは、温めた牛乳にお酢を入れておくだけで作ることができるので、手作りしてあげても良いですね。もちろん犬だけでなく人も一緒に食べることができます。

犬はチーズの好きな子が多く、ついつい多く与えてしまいがちですが、とっておきのご褒美としてたまにあげる程度が良いかもしれません。

●おすすめ商品
チーズフード プレーン 犬猫用 10g×6本

・愛犬・愛猫が大好きなナチュラルチーズを使用
・小さい子にも与えやすい、10g×6本入り
・サイドテープで開けやすい

購入


納豆やヨーグルトの与え方は?

発酵食品

◆まずは少量から始めて様子をみる

犬に与えるときは、納豆はタレなしで、ヨーグルトは無糖のプレーンタイプを選びましょう。

初めての食材を与えるときは、まずは少量から始めて、アレルギーや下痢が起こらないか、丸一日様子を見ましょう。犬は、牛乳などに含まれる乳糖を上手く消化できませんが、ヨーグルトは発酵する際に乳糖を分解してありますので、比較的安心して与えることのできる食品です。

もし身体に合わないようであれば、その後は与えるのを控えた方がいいでしょう。

◆その後は毎日、少量を

人と同じく、良いものは日々取り入れることが大事です。下痢やアレルギーを起こさないことが確認できたら、少量をなるべく毎日続けましょう。

納豆もヨーグルトも、小型犬の場合は小さじ0.5~1杯程度大型犬でも2~3杯で十分です。
犬の体調をよく観察しながら、ちょうどいい量を見つけてあげてください。
発酵食品は、たくさん食べればいいというものではありません。腸内環境は日々変化し、さらに乳酸菌は腸内で1週間程度しか生きられませんので、少量を、なるべく毎日与えてあげるようにしましょう。

また、冷蔵庫から出したばかりで冷たいまま与えるとお腹をくだす子もいますので、少し時間をおいて常温に近くなってから与えるほうがいいかもしれません。

◆乳酸菌は熱に弱い

納豆菌は熱に強く、100度でも生きられると言われていますが、乳酸菌は熱に弱く加熱することで死んでしまいます。低温には強く、凍らせても生きていられますが、60度なら30分、100度以上なら数秒で死滅してしまうのです。

納豆菌も乳酸菌も、最適温度は40度前後といわれています。手作りフードなどに使用する場合は、最後に上からかける程度が良いかもしれません。

◆人から犬に虫歯がうつる

納豆やヨーグルトは、私たち人間が毎日食べるものの代表ですので、自分のスプーンや箸から直接あげたくなる人もいるかもしれません。
しかし、犬にとってはそれが虫歯の原因になってしまうこともあります。

犬では基本的に虫歯の発症率が低く、歯石や歯垢からくる歯周病が多く見られます。その少ない虫歯の発生原因の中には、人から移る可能性もあり、スプーンの共有は要注意です。

犬に人の食べ物を与える場合は、少しめんどうでもしっかりお皿に取り分けてあげましょう。


手作りフードのメリットと危険性

手作りフードは市販のフードよりも嗜好性が高く、愛情もこもっているのでコミニュケーションの方法としてもとても有効です。保存料や着色料などの添加物の心配もないため、身体にやさしい食事を安心して与えてあげることができます。

しかし、犬と人では必要な栄養素が大きく異なるため、しっかり勉強してからでないと栄養が偏ってしまう恐れもあります。また、ペットホテルに預けた場合や愛犬が入院してしまった場合、与えられたドライフードを食べなくなることもあり、飼い主さんから離れるのが難しくなります。病気で処方食が必要になったときでも、食べてくれない犬に育つ可能性があります。

完全な手作りフードは朝か夜のみ、または2~3日に一度にするなど、犬用ドライフードも食べられるように工夫が必要です。
どうしても手をかけてあげたいときは、発酵食品などをトッピングに使うのも良いですね。


発酵食品を愛犬の食生活に上手に取り入れよう

犬たちは昔に比べてとても長生きをするようになりました。その要因は、獣医学の発達やドッグフードの質の向上といわれています。より長い時間を愛するパートナーと過ごせるようになったのはとても喜ばしいことですが、長生きをするようになったことで、高齢犬の介護や病気の発症などの問題も多くあります。

愛犬に、なるべく健康寿命を長くしてもらえるよう、よく運動させてコミニュケーションをとり、身体に良い食事をとらせてあげたいですね。質のよいドッグフードや発酵食品を選び、体調をみながら身体に良い物は取り入れ、健康に長生きさせてあげましょう。

●おすすめ商品
WELL AGE(ウェルエイジ) 発酵生活 愛犬・愛猫用 100ml

歳を重ねた愛犬・愛猫の健康維持に。
「発酵生活」は新鮮な50種類の原料植物から抽出したエキスを、長期間にわたりじっくりと発酵・熟成を繰り返して生成された超熟・植物発酵エキスです。

購入



– おすすめ記事 –

・成犬になってからのしつけは難しい?トイレトレーニングのコツを紹介
・犬にケージは必要なの?メリットや使い方の注意ポイントは?
・【獣医師監修】犬の指間炎の症状、原因は?肉球の隙間が赤くなっているのは要注意!
・ドッグフードも酸化して腐る!?梅雨に注意したいフードの適切な保存方法は?


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
harunyan

harunyan

動物の専門学校で看護の資格を取得後、6年間動物病院に勤務しました。5歳のシェルティと4歳の猫、0歳の息子と毎日楽しく過ごしています。ペットと過ごすうえで役に立つ情報をお届けできるよう、日々勉強しております。よろしくお願いします。

関連するキーワード