ロットワイラーの性格・特徴・しつけの仕方

2018.07.21

ロットワイラーの性格・特徴・しつけの仕方

大きい体、凛々しい顔立ち、頼りがいのありそうなロットワイラー。 魅力ポイントが多く、欧米では人気犬種のひとつです。 特徴や性格、しつけに関する注意点など、飼う前に知っておきたいポイントを紹介します。

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ロットワイラーはどんな性格?

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見た目が怖そうという第一印象を持たれやすいロットワイラーですが、いったいどんな性格なのでしょうか。

◆警戒心がある

ロットワイラーは、家族以外には心を開きにくい性格です。
見知らぬ人間がいたら、まずは「この人は敵か?」と疑ってしまうでしょう。
ロットワイラーは初めて会う相手にしっぽを振ってすぐに心を開くことはなく、じっくりと相手を見定める“慎重派”です。

実は、この警戒心の強さは「大事な家族を守りたい」という忠誠心の表れでもあります。
家族が危ないかもしれないという思いから「とことん守り抜く!」という意識が働く、勇敢な性格の犬なのです。

◆気が強い

ロットワイラーは警戒心が強い性格なので、知らない人間やほかの動物に攻撃的になることも少なくありません。
自分の力強さを確信しているので、自信ありげに相手に堂々と立ち向かう性格です。

ただ、誰にでも攻撃的になるわけではありません。
家族に対してはもちろんですが、面識がある人に対しても「この人は安全だ」と理解ができる性格。
むやみやたらに攻撃的になることはないでしょう。
見知らぬ相手のみに反応するロットワイラーは、「番犬」としては大活躍してくれると思います。

攻撃性についてですが、子犬の頃からしつけることで抑えられるでしょう。
ロットワイラーは、その気の強い特徴を活かして、世界中で警察犬として活躍しています。

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◆穏やか&優しい

ワイルドな見た目や警戒心の強さから、暴れん坊なイメージがあるロットワイラー。
でも、実はとても落ち着いている性格です。

知らない人を多く見かける外出先では、持ち前の警戒心が働き、ピリピリした雰囲気を見せるかもしれません。
しかし、いったん家に帰れば、大好きな飼い主さん一家と過ごすシチュエーションを心から楽しみます。
外ではあまり見せないような優しい表情を見せてくれるでしょう。

◆忠誠心

ロットワイラーは、リーダーと認めた飼い主に対しての愛情と忠誠心が深いです。


ロットワイラーの特徴とは?

ロットワイラーの外見の特徴を紹介します。

◆かなりの大型犬

ロットワイラーの大きな特徴は「かなり体が大きい」ということです。
オスは40~59キロ、メスは37~45キロです。
平均体高は60センチほど。
オスの方が大きく成長しやすく、体高69センチほどになるかなり大きな個体もいます。
骨格は丈夫、そしてとても筋肉質、堂々とした特徴が魅力の犬です。

◆黒い

ロットワイラーと言えば黒い毛が特徴的です。
その特徴的な黒い被毛があるので、体全体に筋肉がついていても、どこか引き締まっているスタイルの良さを感じます。
胴体全体は「黒い」ですが、体のあちこちにタンと言われる柄が見られるのも特徴のひとつです。
口から頬の周り、4本の脚の足元、胸の周りにブラウンの毛色が混じっています。
瞳の上にも色の違う部分が少しだけあり、それがまるで短い眉のようにも見えるのが特徴的ですよね。
顔立ちをよく見ると、愛嬌があってチャーミングです。
小さな眉っぽい可愛らしい特徴に心を奪われる人も多いかもしれませんね。

◆垂れた耳

ロットワイラーは、垂れ耳という特徴があります。
パッと見たときには「怖そう」に見えるかもしれませんが、よく見ると可愛らしくも見えてきます。
眉毛のようなアクセント、垂れた耳…と、「凛々しさ」のなかにも「可愛さ」が見え隠れする魅力的なワンちゃんです。

◆スムースコート

ロットワイラーの被毛はスムースコートです。
被毛にボリュームがないので、筋肉がハッキリと見える特徴があります。

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◆力強い

筋肉質で大きな体という特徴から、ロットワイラーはかなり力強い犬です。
荷車を引くための使役犬として活動していた過去もあり、ときには「牛を倒せる」なんて言われることも。
それらから分かるように、「強い」「たくましい」という表現がぴったりな犬種なのです。


ロットワイラーの「しつけ」で注意すること

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さきほどもお話しましたが、基本的にはロットワイラーは家族以外に心を許しません。
そのため、ロットワイラーを飼うときには「しつけ」はかなり重要なものとなります。

◆ロットワイラーとの暮らしにしつけが重要な理由とは

簡単に心を開かないロットワイラーは、人と接するときに「人見知りをしてモジモジする」程度でおさまることはないでしょう。
神経質な性格なので、感情を相手に直接的にぶつけることもあります。
警戒心が高くなると、相手に攻撃をしかけて自分や家族を守ろうとします。
「愛する家族のため」という心理からの攻撃ですが、その「攻撃性」が強く出過ぎると一般社会でペットとして暮らすには厳しい状況になります。
しつけで攻撃性を管理できるようにしなければなりません。

また、筋肉質で黒い見た目から「怖い」「凶暴そう」とイメージだけで判断されることも多いです。
そのため、散歩やドッグラン、動物病院など、他の人間や動物たちが多く集まる場所で肩身の狭い思いをすることもあるかもしれません。
実際はとても優しい性格の犬ですし、しつけ次第でロットワイラーの感情をコントロールできるので、飼い主さんがしっかりとしつけることが大事です。

◆子犬時代には社会性を養った「しつけ」を行う

成長するとかなり大きくなるロットワイラーですが、子犬のときは比較的体が小さいものですよね。
しつけを行うのは、そんな子犬時代から始めましょう。
家族以外の人間に警戒するのは、社会性が足りないことがひとつの原因でもあります。
「見知らぬ人」「見知らぬ場所」を少なくするため、子犬の頃からいろんな経験をさせましょう。

◆間違ったしつけに気をつけよう

ワイルド系で凶暴にも見えるロットワイラーなので、しつけをするときには「厳しくすればいい」と思うかもしれません。
でも、極端に厳しくする必要はありません。
叩く、声を張り上げる「しつけ」は、逆効果となり、飼い主さんへの信頼感を失うことも…。
あくまでも「飼い主さん=リーダー」として、落ち着いた声のトーンでしつけていってください。
ロットワイラーは、飼い主さんに従順な犬です。
リーダーと理解できていれば、それに従う忠誠心があります。
「飼い主さんに命令される=従うものだ」という構図がロットワイラーの頭に刷り込まれていれば、コントロールは難しくありません。
リーダーシップのある飼い主さんとして、ロットワイラーを育てていってくださいね。

◆一貫性のあるしつけをする

「昨日はダメだったけど、今日はOKかな」と、飼い主さんが迷走しているとロットワイラーも混乱します。
ロットワイラーのしつけで大事なのは、リーダーらしい威厳のある態度です。

◆ドッグトレーナーなどのアドバイスを受けることも視野に…

残念なことではありますが、しつけが不十分なロットワイラーが周囲の人間を巻き込んだ事例も、いくつか知られています。
一見「しつけが完璧」に見えても、予想外にトラブルを起こすことも少なくありません。
特に噛み癖をつけないようにしなければなりません。
感情を抑えられず、攻撃性が高まると重大な事故に発展するリスクがあります。
「大型犬の飼育に慣れている」という飼い主さんでも、ロットワイラーが持つ「警戒心が強い」という性格が原因で、しつけが難航することもあります。
育児ノイローゼ的な状況に飼い主さんが陥っている間も、ロットワイラーはどんどん成長を重ねます。
社会化が不十分なまま成犬になると、外出するのも大変になってしまいますよね。

そんなときには、ドッグトレーナーなど専門的な知見を持つ方の力を借りるのも大切です。
ロットワイラーへの知識のアドバイスを受け、必要であれば外部機関の訓練も行うといいかと思います。

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ロットワイラーを飼うときの注意点について

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ロットワイラーの飼育では、運動量や飼育スペースなどで注意点もあります。

◆毎日の散歩で運動量を管理しよう

ロットワイラーのたくましい肉体を維持するためには、運動することがカギです。
そもそも、使役犬として人間の役に立っていた歴史を持つ犬なので「体を動かすこと」が好きです。
本能的に動きたい欲求があるので、日々の散歩は欠かせません。
ロットワイラーにしてみると「散歩=生きがい」といっても過言ではありません。
「ちょっとそこまで…」程度の軽い散歩ではなく、「たっぷり歩いたね!」というような、手ごたえを感じさせる散歩を心がけてください。
朝と晩、昼と晩など1日2~3回に分け、合計1~2時間の運動量を確保してあげてくださいね。
リズミカルに走るような運動も必要なので、ドッグランなど広めの場所も取り入れていきましょう。

◆ロットワイラーの体に合ったスペースを準備する

体の大きなロットワイラーですから、狭くて動きにくい場所はストレスになります。
狭い住宅だとロットワイラーを飼うには不向きです。
ケガのリスクも高まりますよね。

ロットワイラーが動きやすい広い家だと、コミュニケーションも取りやすくなります。
散歩以外の時間も、家でスムーズに動けるスペースがあると「運動量」にも繋がるでしょう。
庭には柵を設け、逃げないような配慮が大事。
専用の運動スペース、日々のコミュニケーションスペースとして活用できるでしょう。

ただ、神経質な性格もときおり出現するため、敷地に入ってきた来客者に危害を加える可能性もあるので注意が必要です。
縄張りの意識が高いので、「敵が侵入してきた」と勘違いし、攻撃すると事故に繋がります。
たとえ、自宅の敷地であってもリードを外すと危険が高まるので、気をつけましょう。

◆ブラッシングで抜け毛ケア

スムースコートのロットワイラーは、一見被毛のケアは簡単そうですよね。
ただ、換毛期には抜け毛があります。
春にかけての換毛期には、体温調節のために溜めこんでいた大量の毛が抜けていきます。

シャンプーやブラッシングで、抜け毛対策をしましょう。

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飼うまえに見極めたい…「コントロールできる人がいるか」

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ロットワイラーについて、いろいろとお話してきました。
それをまとめると、「とてもパワフル」「攻撃性もある」「実は優しい性格」といったところでしょうか。
攻撃的な性格については、「しつけ」がしっかり行われていれば、外出しても飼い主さんがコントロールすることができるでしょう。
ただ、子犬として迎え入れたロットワイラーがしっかりしつけができるのは単純ではありません。

ゆっくり時間をかけて根気よく続けることで、外出先でもコントロールできるようになるのです。
しつけが未完成のときには、ロットワイラー自身も不安定なところがあるので、体の小さな子供さんと接することはかなりの注意が必要になってくるかと思います。
生まれたての赤ちゃん、歩行を覚えたばかりのヨチヨチ歩きの幼児がいる家庭には不向きとも言えるでしょう。

また、しつけで求められるのは、力強いロットワイラーを制止できるほどの「パワー」です。
初心者では、咄嗟の判断を間違い、しつけに苦戦することがあるかもしれません。
犬に関する知見がある人、「大型犬を何度も飼っている」という経験豊かな人、体力のある人の方が向いているワンちゃんです。


まとめ

日本では飼育数が少ないので、珍しい犬種と言えるかもしれません。
でも、世界的には警察犬や盲導犬、護衛犬などとして幅広いところで活躍中。
とても人気がある犬です。

大きな体と黒い毛色という特徴のせいで、「怖いのかな」というイメージを持たれがちですが、飼い主さんへの愛情が深い素敵な犬なんですよ。

小さい頃のしつけがロットワイラーの今後の性格とも関わるので、専門家の訓練を受けさせることも視野にいれるといいかもしれません。
しつけや訓練が完成されたロットワイラーは、飼い主さんに深い愛情を見せてくれる素敵なワンちゃんに育つことでしょう。
生涯のパートナーとして、ロットワイラーとの暮らしを楽しんでくださいね。



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St.Elmos

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動物看護士、トリマー、愛玩飼養管理士などの資格を持っています。 家族の一員としてのワンちゃんネコちゃんにまつわる情報をお伝えできればと思います。

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