犬の要求吠えの原因とは?吠える時のしつけ4パターン!

2019.04.12

犬の要求吠えの原因とは?吠える時のしつけ4パターン!

犬の要求吠えとは、犬が何かが必要な時、自分の欲求を満たしたい時に訴えとして吠える行為のことで、問題行動の一つとして悩む飼い主が多い行動です。恐怖心があるとき、構ってほしいとき、痛みがあるとき、興奮しているときなどに起こりやすく、食事中や出掛ける際には無視をする、クレートに入れるなどのしつけ方法が有効です。 犬の要求吠えは飼い主との関係性を見直すことが一番の改善となります。犬が吠える時のしつけ方法について、詳しくご紹介します。

要求吠えとは?

犬の要求吠え

犬の要求吠えとは、犬が何かが必要な時、自分の欲求を満たしたい時に訴えとして吠える行為のことです。

吠えることによって、犬は自分の欲求を叶えようとします。そのため、犬の問題行動の一つとして多くの飼い主の方が悩んでいることが多いです。

犬の要求吠えの吠える行為は、しつけによって改善することが可能ですが、改善には時間がかかります。


犬の要求吠えが起こる原因は?

犬の要求吠えが起こる時は、パターン化していることが多いです。要求吠えの怒るシーンについて、詳しくご紹介します。

◆要求吠えの原因①恐怖心があるとき

犬は、怖いという気持ちを抱いた時に警戒から吠えることが一般的です。これは自分の群れやテリトリーを守ろうとする自己防衛から起こる行動です。

犬が恐怖心を抱くシチュエーションは、以下が多い傾向にあります。

・サイレン、雷、踏切の音などの大きな騒音
・子供の声
・来客や知らない人と遭遇したとき
・初めて行く場所
・初めて見るもの

◆要求吠えの原因②構ってほしいとき

オモチャで遊んでほしい、撫でてほしい、抱っこしてほしい、家族の食事中など犬が飼い主に構ってほしいという甘えの気持ちから吠えることも多いです。

おやつが欲しい、人間の食べ物が欲しい、という要求に安易に応えてしまうと、問題行動として習慣化してしまうため、改善には時間と根気が必要になります。

◆要求吠えの原因③痛みがあるとき

どこか身体に不調がある場合や痛みを抱えている場合に、犬は吠えることで飼い主に知らせることがあります。

この場合も要求吠えではありますが、偶発的な事象であることから問題行動として扱われることはほぼありません。

痛みの要求吠えがある場合には、しつけで改善をするのではなく、動物病院を受診するようにしましょう。

◆要求吠えの原因④興奮

来客時、嬉しいことが起こった時など、犬は興奮によって吠えることも多いです。

はじめは何かしらの要求から吠えていても、そのうちに興奮してきてしまい、吠え声が止まらなくなる、ということもあります。
その際には、犬は何で吠えているのかすら解らなくなってしまうこともあります。

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◆要求吠えの原因⑤老齢

老犬になると、痴呆症状から要求吠えを起こします。食事中に食べていることを忘れ、食事を出せと要求して吠えるといった事も増えます。食事中や睡眠時などに本能から吠えることが多いです。

老齢からくる要求吠えの場合は、しつけで改善することはありません。老化の痴呆症状を緩和させる不飽和脂肪酸含有のサプリメントを内服する、などの方法が多くとられます。

病気やケガなどからくる要求吠えの場合は、動物病院を受診するなどの対処が必要になります。
一方で、しつけによって対策できる要求吠えには、以下のような方法を試してみてください。

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家族の食事中に吠えるときのしつけ方法は?

家族の食事中に吠えるときのしつけ方法

家族の食事中に「食べ物が欲しい」「違う事をして構ってほしい」などの理由から要求吠えする時には、どのようにしつけをしたら良いのでしょうか。

◆要求吠えをされても無視をする

犬が可愛いからといって人間の食事中に食べ物を与えることは、要求吠えを正当化する行為にもなり、犬が誤学習する原因になります。

また、家族の食事中に食べ物のおすそ分けをする行動は、塩分過多やカロリーオーバーにも繋がり、犬の身体のためにも悪影響です。

家族の食事中に犬が吠える時には、何かを要求する吠える行為を無視するというしつけが一番効果的です。

◆犬が落ち着ける場所に隔離する

家族の食事中には、犬が落ち着ける場所に隔離することも良い改善策の一つです。

家族の食事中に要求吠えさせないためには、クレートトレーニングというしつけ方法が役立ちます。
クレートトレーニングの利点として、家族の食事中に誰かが落としたものの拾い食いのリスクが減る、ということも挙げられます。

タマネギや長ネギ、チョコレートなど、犬にとっては有害な物の食事中には、とてもメリットの多いしつけです。

◆クレートトレーニングのしつけ方

クレートトレーニングとは、犬のハウスやサークル、ベッドなど犬が落ち着ける場所を一つ用意して行うしつけ方法です。

犬が用意したクレートに入った時には大げさに褒めてあげて、ご褒美のおやつを与えます。何度も繰り返すことで、犬はクレートに入ると良い事が起きる、ということを学習します。

クレートは、いわば犬の安全基地です。家族の食事中、来客時など犬が精神的に落ち着かなくなる時には、クレートに入れると、犬は平常心を保つことが出来る様になります。


飼い主が出かけるときに吠えるときのしつけ方法は?

飼い主が出かけるときに吠えるときは、「連れていってほしい」「何が起こるのかわからない(=不安)」「留守番が嫌い(=恐怖)」など様々な要求が隠れています。

飼い主が出かけるときに吠えるときには、犬のことは無視しましょう。構ってしまうと、犬は「騒ぐと構ってもらえる」と誤学習してしまいます。

無視の後には、犬が落ち着ける場所に隔離して出掛けることがベストなしつけ方法といえます。


特定の音に対して吠える時のしつけ方法は?

◆音に慣れさせる

パトカーや消防車のサイレンや子供の声、雷、踏切のカンカンカンという大きな音などに対して吠えるときには、その音に慣れさせるしつけ方法が有効です。

スマートフォンの録音機能を使ったり、毎日の散歩で踏切を通るなどの方法でも良いでしょう。
その特定の音が「急に鳴る怖い音」ではなく、「日常の中の音」と犬に認識させることができたら、この吠え癖は収まります。

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◆リーダーコントロール

飼い主を群れのリーダーとしっかり認識させるリーダーコントロールも改善させるしつけ方法の一つになります。

犬は群れで行動する動物のため、リーダーには絶対に逆らいませんし、絶対の信頼を置いています。そのため、リーダーと認めた飼い主が傍に居る時には、無闇やたらに吠える行動は控えるようになります。

リーダーコントロールのしつけは、犬の要求通りに行動しない、オモチャで遊ぶ時の主導権を飼い主が握る、など毎日の生活の中で行います。

◆リーダーコントロールのしつけ方法

リーダーコントロールを犬にしつけするには、日常の生活の中で飼い主は犬よりも上の立場である、ということを知らしめる必要があります。

・犬よりも人間が先にご飯を食べる(家族の食事中の風景を犬に見せる)
・散歩でルートを決めるのは飼い主で、飼い主の前を歩かせない
・遊ぶオモチャを選ぶのは飼い主、遊びを切り上げるのも飼い主。

一つ一つの行動を飼い主主導にすることで、犬は群れのリーダーは飼い主である、ということを学びます。

犬の主導権を奪う様で心苦しい、という飼い主の方もいるでしょう。
しかし、群れに絶対的なリーダーがいる、という安心感は、実は犬にとっては居心地の良い状態なのです。

逆に飼い主や家族が頼りないから、犬が群れのリーダーとして君臨している場合には犬の「群れを守ろう」という精神的な負担があります。

犬のためにも、リーダーコントロールを行い、犬に主従関係を学ばせることは大切なことといえます。


興奮状態から要求吠えしてしまう時のしつけ方法は?

興奮状態から要求吠えしてしまう時には、まず犬を落ち着かせることが一番です。

冷静に「ノー」と低い声で言い、犬を無視します。クレートトレーニングのしつけが済んでいる場合には、クレートに入れても良いですね。

まず犬を冷静にさせることが一番のしつけ方法になります。

この時のポイントは「低い声」です。
犬は声の高低で言葉を聞き分けていることがありますので、高い声で「どうしたの!」「落ち着いて!」などと声掛けをしても、火に油を注ぐのと同様で余計に興奮してしまいます。

低い声で、短い言葉を掛け、無視して落ち着かせる、といった方法が一番効果的です。


しつけ教室は効果ある?

犬のしつけ教室で、要求吠えや問題行動の改善を図る、という方法もあります。

犬のトレーナーや訓練士の行うしつけ教室では、見違えるように「良い子」の犬に変身する、といった結果も見られます。
しかし、多くの場合は家に帰ると元通り、といった悩みを抱えることになります。

これは、結局のところ問題行動の原因が飼い主であることが多いからです。飼い主と犬の関係性を見直さない限り、飼い主に対しての要求吠えは収まりません。

そのため、一番おすすめなのは飼い主も一緒に通う事のできるしつけ教室です。
リーダーコントロールを教えてくれる教室で、犬との関係性を見直すと、犬の問題行動は改善されるでしょう。


犬との関係性を見直すことが要求吠え改善の鍵!まずは飼い主から変わりましょう!

犬の要求吠えは、来客時、家族の食事中、特定の音がするときなど多岐に渡ります。興奮状態に陥る事もあり、吠える行為が治まらない、などの問題行動も多く引き起こします。

犬の要求吠えは、飼い主が家族という群れのリーダーとして認識されていないことが一番の原因です。

犬との関係性を見直し、要求吠えの原因を探り、原因にあったしつけ方法をすることで改善することは可能です。まずは飼い主から変わるように頑張ってみましょう。



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St.Elmos

St.Elmos

動物看護士、トリマー、愛玩飼養管理士などの資格を持っています。 家族の一員としてのワンちゃんネコちゃんにまつわる情報をお伝えできればと思います。

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