犬のうんち袋を選ぶときのポイントとうんちの捨て方

2020.03.21

犬のうんち袋を選ぶときのポイントとうんちの捨て方

最近では犬のうんち袋の種類も増え、選ぶのに悩んでしまいがちです。うんち袋を選ぶときは、サイズや重要視するポイントを絞って選ぶことをおすすめします。今回は、うんち袋選びに役立つポイントや処理後の捨て方など幅広くご紹介いたします。

犬用うんち袋を選ぶときのポイント

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◆犬の体に合わせたうんち袋のサイズにする

うんち袋を選ぶときにとても大切なのが、袋のサイズです。袋が小さすぎたりサイズがぴったりすぎると、便を拾うときに手についてしまうこともあります。

大抵のうんち袋は、便を拾った後に袋口を縛って捨てるので、縛る部分も配慮して犬の体の大きさに合わせたものを選ぶことをおすすめします。便が縛り口の辺りについてしまって、結局二重に袋を利用するなんてこともあるので、サイズには注意しましょう。

はじめてサイズを選ぶ際は、うんち袋のパッケージに袋の大きさが表記されているので、超小型犬~小型犬の場合は「15cm×25cm以上」、中型犬の場合は「20cm×30cm」以上、大型犬については「25cm×40cm」以上がおすすめです。

犬によって便をする回数は異なり、一度の便の量に差がありますので、一日一度しかうんちをしない犬の場合は、ワンサイズ大きいものを選ぶとよいでしょう。

一般的に枚数が多く入っているものの方が安くなりますが、はじめはサイズ感が掴みにくいので、枚数の少ないものを選んで試すことをおすすめします。

◆中身が見えにくいものにする

大抵犬のうんち袋は色付きですが、透明のビニール袋だとどうしてもうんちがそのまま見えてしまい、散歩時や外出時は好ましくありません。

飼い主さんが気にならなければ自宅で使用する分には構いませんが、周囲に他人がいる場合は透けないものを選んで見た目にも注意を払いましょう。

◆持ち歩きしやすいものにする

自宅でうんちをする場合はそこまで気にする必要はありませんが、長時間の散歩や外出のときはうんち袋ホルダーが付いたものだと便利です。

商品によって違いはありますが、ホルダーやケース付きの場合はバッグやリードに着けられるので、うんちを回収する際に手が空いて便利です。意外にうんち袋をバッグに入れておくと、探すのに手間がかかることがあります。

ちなみに、袋が薄い場合は持ち歩きの際に破れたりすることがあるので、持ち歩く時間が長い時は厚手の袋にして、自宅で使うものと種類を分けると良いでしょう。

◆消臭機能つきがおすすめ

散歩や外出の際は、防臭効果の高いうんち袋がおすすめです。

自宅の場合であっても、密封性の高いゴミ箱を使用しないと臭いが漏れやすく、車内で持ち運ぶ場合は車内に臭いが広がりやすいので注意しましょう。

商品によって異なりますが、防臭効果付きの犬用うんち袋の場合は、高密度ポリエチレンを使用していたり何層かのビニールでできていたりします。

その他、ビニールが厚めにできているものや、米ぬかやフルーツ、ラベンダーや石鹸などの香りが付いた商品などもあります。

◆トイレに流せるものもある

うんち袋は、トイレにそのまま袋ごと流せるタイプのものとそうでないものがあります。

流せるタイプでビニールのような素材を使用しているうんち袋の場合、常温で水に溶ける素材を使用しているものが多くあります。

水溶性のうんち袋の場合、雨などの水分に触れると解けやすい袋もあるので、外出用の場合は素材も購入前に確認すると良いでしょう。

お住いの自治体によっては、流せるタイプのうんち袋であっても流さないよう呼び掛けている地域もあるので、うんち袋を購入する前に自治体のホームページなどで確認すると良いでしょう。


犬のうんち袋おすすめ2選

◆臭いや雑菌に強いうんち袋「ハンディうんち処理バッグ」

5層構造の特殊なフィルムで作られており、臭いや雑菌を強力にブロックしてくれるうんち袋です。散歩や外出の際に持ち歩いてもニオイが漏れにくいので安心して持ち運べます。

ハンディうんち処理バッグ
購入
メーカー名 ペッツバリュー
材質・素材・成分など 本体:PP、袋:PP、PE、EVOH
製造国 中国

◆コンパクトで外出時に便利「ペット用 エチケットパック マナーくん」

コンパクトでかさばりにくく、裏返すだけで処理も簡単なうんち袋で、袋を逆さにしても紙パックが落ちないようになっています。トイレにも流せて処理が簡単です。

ペット用 エチケットパック マナーくん
購入
メーカー名 コジマ
材質・素材・成分など ポリエチレン、紙(水溶紙)
製造国 日本

◆BOS うんちが臭わない袋

散歩時のうんちの処理やペットシートの臭いにお困りの方におすすめなのがBOSうんちが臭わない袋です。
袋に入れて結ぶだけでうんちの臭いをシャットアウト!
車内に置いていても臭わないからおでかけにもおすすめです。

BOS うんちが臭わない袋 箱型
購入
メーカー名 クリロン化成
サイズ SS、S、M、L

◆ニオレスト うんちの防臭袋

7層構造の特殊フィルムで臭いを閉じ込める。
中身が見えにくく結びやすいソフトな袋!

BOS うんちが臭わない袋 箱型
購入

犬のうんちの捨て方も確認しておこう

◆トイレに流す

トイレに流せる犬用うんち袋であっても、大量に流すとトイレの詰まりの原因になります。

その他、自治体によって禁止、または流さないよう呼びかけをしている地域もあるので、事前にお住まいの自治体の規定を確認しておきましょう。

排水管が細めな地域の場合、うんち袋が詰まってしまう危険性があることはもちろん、便内の異物によって排水管が傷つきやすいことから、禁止を呼び掛けていることがあります。

◆自治体の指定した曜日にゴミに出す

犬の使用済うんち袋は、自治体によって出して良い日が異なります。

燃えるゴミで出すことができる場合であっても、飛散防止をするなどの決まりが別途設けられていたり、自宅で処理、処理業者に依頼するよう規定があったりと地域によって異なるので、自治体のホームページで事前に確認しましょう。

ちなみに、最近のうんち袋は環境保護のために燃やしても有毒ガスが発生しないものなどもあります。

◆自宅の庭に埋める

自治体で、自宅で処理するよう促している場合は、土に埋めるのも良いでしょう。

ただし、森や林を含め他人の土地や国や市の土地、公共の場などに埋めるのは絶対にやめましょう。

寄生虫や菌の発生に関しても被害の可能性がある旨を考慮しなければいけませんので、自治体の規定で捨てられない場合は、有料ですがまとめて処理業者に頼むのも解決策です。

自宅の庭に埋める場合は、臭いをはじめとし近所に迷惑がかからないよう穴を深めに掘ってから埋めましょう。

◆生ゴミ処理機を利用する

ペットの糞処理が可能な、「ペットのフン・生ゴミ処理機ニューサム」と呼ばれる生ゴミ処理機があります。

便を分解する力が何と99.8%といわれており、専用のバイオ剤と一緒に機械に入れて便が分解されると有機肥料に使えるそうです。

その他にも、「ペットのフン処理ロボット」なども販売されていますが、電気代が継続的にかかることと機械自体の価格が全体的に高額になりがちなのがデメリットです。

◆捨てるまでは犬のうんち専用のゴミ箱で保管がおすすめ

・臭いや雑菌を漏らさない。犬用のトイレバケツ「パッドロッカー」
ゴミ箱に犬のうんちの入った袋を捨てると、ゴミ箱を開けるたびに臭うこともあります。

そんなときにおすすめなのが、犬用のトイレバケツ「パッドロッカー」です。普通のゴミ箱同様に蓋を開けて捨てるだけですが、手を汚さずすぐに「臭い」や「雑菌」を強力にシャットアウトしてくれる商品です。

ポリエチレン、紙(水溶紙)
購入
メーカー名 ペッツバリュー
サイズ W22×D25×H43cm
製造国 カナダ


室内でうんちをする犬におすすめ!消臭剤4選

◆ペットに安心して使える「バクテリン」の置き型固形消臭剤

便をするとすぐに処理しても部屋に臭いが漂いがちです。こちらの商品は、100%天然成分で作られているので、万が一犬が舐めてしまっても安心です。

バクテリン 固形消臭剤 置き型 160g
購入
メーカー名 サンメイト
材質・素材・成分など 液体:弱アルカリ性・EM菌・ミント油
サイズ 160g

◆置くだけ固形タイプの消臭剤「ペットまわりの空間除菌・消臭ゲル」

ペット周りの臭いだけでなく、ウイルスや雑菌除去にも役立つ優れものです。ウイルスや雑菌の種類によっては除去できないものもあります。

ペットまわりの空間除菌・消臭ゲル 100g
購入
メーカー名 アース・ペット
材質・素材・成分など 二酸化塩素および亜塩素酸ナトリウム液、高吸水性樹脂等
製造国 日本

◆犬のうんちに効果抜群!「シュシュット!オシッコ・ウンチ専用 消臭&除菌 犬用」

うんち臭だけでなくオシッコ臭も99.9%強力消臭してくれる、スプレータイプの消臭剤です。100%植物性なので、犬が舐めても安心です。

 シュシュット!オシッコ・ウンチ専用 消臭&除菌 犬用
購入
メーカー名 ライオン商事
材質・素材・成分など 水、エタノール、pH調整剤、浸透促進剤、さとうきび抽出エキス、グレープフルーツ種子抽出エキス、香料
製造国 日本

◆安心の日本製消臭剤「プラチナクリア NEXT 250ml」

プラチナや銀の力で臭いを分解して除菌消臭してくれるスプレーです。スプレータイプは部分的に使用できるので、固形タイプの消臭剤と使い分けると良いでしょう。

プラチナクリア NEXT 250ml
購入
メーカー名 コジマ
材質・素材・成分など 水、銀、プラチナ、ミョウバン
製造国 日本


犬のうんち袋に関するまとめ

犬のうんち袋について、選ぶときのポイントやうんち処理後の捨て方などご紹介いたしました。

うんち袋を含め犬のうんちを捨てる際には、自治体や他人の迷惑にならないよう気を付けなければいけません。

飼い主さんにとっては可愛い愛犬の便でも、他人や犬が嫌いな人にとっては、多少の臭いでも気になるものですので、他人がいる場所では臭いの漏れにくさや便が透けない素材を選ぶなど配慮しましょう。



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smochijp

smochijp

動物看護士(日本能力開発推進協会/日本キャリア教育技能検定協会)、老犬介護士(日本キャリア教育技能検定協会)、犬の管理栄養士(全日本動物専門教育協会)、ドッグトレーニングアドバイザー(日本ペット技能検定協会)等、動物関連資格を多数保有。大型犬2頭、中型犬1頭、小型犬(保護犬)1頭、猫3頭と暮らしながら、役立つペット関連情報を提供しております。


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