臭くない犬の特徴とは?具体的な犬種と臭いの原因や対処法まとめ

2020.11.24

臭くない犬の特徴とは?具体的な犬種と臭いの原因や対処法まとめ

犬は猫より臭いが気になると言われています。犬を飼いたいけれど臭いが気になっているという人も、少なくありません。また、愛犬家が気にならない臭いも、飼っていない人にとっては非常に気になる臭いのようです。では、臭くない犬はいるのでしょうか?また、どんな犬なら臭くないのでしょうか?ここでは、臭くない犬の特徴と具体的な犬種をご紹介します。臭いが気になるけれど犬を飼いたい方は、参考にしてみてください。

【目次】
1.犬の臭いが発生する原因
 1-1.体臭
 1-2.排泄物
 1-3.口臭
 1-4.汚れ
 1-5.肛門腺
 1-6.耳の臭い

2.比較的臭いの少ない犬種の特徴
 2-1.中頭種・長頭種
 2-2.立ち耳
 2-3.短毛
 2-4.シングルコート
 2-5.毛の色が薄い

3.具体的な犬種
 3-1.チワワ
 3-2.プードル
 3-3.ミニチュアピンシャー
 3-4.イタリアン・グレイハウンド
 3-5.パピヨン
 3-6.マルチーズ
 3-7.シュナウザー
 3-8.ボーダーコリー
 3-9.ダルメシアン
 3-10.シベリアンハスキー
 3-11.バセンジー

4.なぜ犬種によって臭いの差があるのか

5.臭いが気になるときの対処法
 5-1.ブラッシング
 5-2.シャンプー
 5-3.口のケア
 5-4.肛門腺絞り
 5-5.耳のケア
 5-6.排せつ物の対策

6.まとめ

犬の臭いが発生する原因

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犬に限らず、動物は多かれ少なかれ臭いがするものですが、なぜ犬の臭いを気にする人が多いのでしょうか?
始めに、犬の臭いの原因をご紹介します。

◆体臭

犬に特有の臭いである体臭の原因は、汗です。
犬は汗をかかないために暑さに弱いと言われますが、全く汗をかかないわけではないのです。
犬には人間と同じように、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類の汗腺があります。
エクリン腺は、肉球にあり、体温を下げるためのサラッとした汗を出します。
アポクリン腺から出る汗は、脂肪酸やタンパク質を多く含み、酸化したり細菌によって分解されたりすることで悪臭を発します。
人間のワキガの原因でもあるアポクリン腺は、犬の場合、体全体にあるため、犬は体臭が強くなるのです。
体臭は、犬同士のコミュニケーションに必要であり、縄張りを主張するためのマーキングにも使われます。

◆排泄物

排せつ物が臭いのは、人間も犬も同じです。
腸内環境によって臭いが強くなるのも、人間と同様です。
肉食寄りの雑食性である犬は、穀類を消化することが苦手なため、穀類を多く含むドッグフードを食べていると腸内環境が悪くなることがあります。
また、被毛などに排せつ物が付着することによって、臭いの原因となっていることもあります。

◆口臭

口臭は主に、食べカスが細菌によって分解されることで生じます。
また、食べカスが歯垢となり、歯垢が歯石になって口内環境が悪化している場合も、口臭がきつくなります。
犬の場合、わずか2~3日で歯垢が歯石になります。
歯石になると、さらに歯垢がつきやすくなり、ますます歯石がついていきます。

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◆汚れ

顔や体にシワやたるみのある犬種は、シワなどに皮脂汚れや食べカスが溜まり、臭いの元となることがあります。
この臭いは、人によっては納豆の臭いのように感じるようです。
また、口の周りについた食べカスで雑菌が繁殖して、臭いが生じることもあります。
唾液自体が臭うこともありますし、よだれの多い犬種は口周りから胸にかけて汚れやすく雑菌が繁殖して臭くなりがちです。
涙やけ(流涙症)の子では、涙ではなく、涙やけの部分で雑菌が繁殖して臭いの元になることがあります。

◆肛門腺

犬の肛門の周辺内部には「肛門腺」という分泌物を出す腺があり、この分泌物が溜まる袋が「肛門嚢」(こうもんのう)です。
分泌物は、本来、うんちをする時に同時に排出されますが、小型犬、運動不足や腹圧が弱い子、去勢済みのオスなどは、自力で排出できないことがあります。
排出できなかった分泌物は肛門嚢に溜まり、臭いの原因となります。
分泌物の臭いは強く、魚介類の腐ったような臭いです。

◆耳の臭い

外耳炎などの病気やケガが膿んでいる場合、耳から臭いがするようになります。
特に垂れ耳の犬は、耳の通気性がよくないため、蒸れて雑菌が繁殖しやすいです。


比較的臭いの少ない犬種の特徴

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◆中頭種・長頭種

顔にシワがないため、汚れが溜まりにくく、シワの多い短頭種に比べて臭くないです。

◆立ち耳

耳が立っていると通気性がよいので、蒸れにくく、外耳炎などの病気になりにくいため、比較的臭くないです。

◆短毛

長毛の犬は蒸れやすく、また汚れや分泌物が付着しやすいです。
さらに、抜け毛が絡まって残っていると、臭いの元になります。
短毛の犬は、抜け毛が落ちやすく蒸れることも少ないので、比較的臭くないです。
逆に、超短毛の場合、皮膚に直接汚れが付くため、ケアを怠ると臭くなりがちです。

◆シングルコート

ダブルコートの犬は、被毛が厚く、蒸れたり汚れが付いたりしやすいです。
抜け毛の少ないシングルコートの犬は、通気性もよく、比較的臭いが少なくなります。

◆毛の色が薄い

理由は明らかになっていませんが、毛の色が濃い犬より薄い犬の方が比較的臭くないと言われています。
同じ犬種でも、黒や濃い茶色の子より、薄い茶色など毛色の薄い子の方が臭くないようです。
一説には、毛色が濃い方が老廃物を分泌しやすいからだと言われています。


具体的な犬種

◆チワワ

小型犬であるチワワは、サイズの大きな犬種に比べて、体が小さい分アポクリン腺も少なく、あまり臭くない犬種です。
ただし、ロングコートの場合、被毛に臭いがこもりがちになるので、こまめにブラッシングをしてあげましょう。
また、涙やけになりやすいので、ケアを怠ると臭いの元になります。

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◆プードル

巻き毛が特徴的でかわいいプードルは、シングルコートで抜け毛が少ないため、比較的臭くない犬種です。
被毛に絡まった汚れや抜け毛をケアしないと臭いの元になるので、ブラッシングは欠かせません。

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◆ミニチュアピンシャー

シングルコートの短毛種なので、あまり臭くない犬種です。
日本では断耳が行われるため立ち耳状態になるので、耳の臭いも出にくいです。

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◆イタリアン・グレイハウンド

短毛で抜け毛が少なく、耳も垂れていないため、比較的臭くない犬種です。

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◆パピヨン

小型でシングルコートなので、比較的臭くない犬種です。
ただし、耳の飾毛など毛が長い部分も多いので、こまめなブラッシングをしてあげましょう。
また、涙やけをしやすい犬種ですが、目の周囲の被毛の色に隠れて気づきにくいので、気をつけてあげてください。

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◆マルチーズ

抜け毛が少ないため、比較的臭くない犬種です。
ただし、垂れ耳なので、こまめな耳のチェックとケアが必要です。
顔の毛が伸びやすく、涙やけもしやすいので、顔周りのお手入れをしてあげて臭いを防ぎましょう。

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◆シュナウザー

ダブルコートですが、アンダーコートが抜けにくく、全体の抜け毛が少ないため、比較的臭くない犬種です。
毛質が剛毛なので、ブラッシングは必須です。

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◆ボーダーコリー

ダブルコートですが、体臭が少なく、比較的臭くない犬種です。
汚れや抜け毛を取り除くために、散歩の後にブラッシングをしてあげると、さらに臭いを防ぐことができます。

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◆ダルメシアン

短毛のため、比較的臭くない犬種ですが、抜け毛は多いので掃除やケアが必要です。
また、垂れ耳のため、耳のケアを怠ると臭いの元になります。

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◆シベリアンハスキー

比較的体臭の少ない犬種ですが、ダブルコートで剛毛なので、臭い防止のためにこまめなブラッシングが必要です。
また、大型犬のためよだれで顔が臭くなりがちです。
顔周りのお手入れも行いましょう。

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◆バセンジー

紀元前から存在していると言われる、コンゴ共和国原産の犬種です。
立ち耳でなめらかな短毛のうえ、猫のように自分で毛づくろいをして体をきれいにするので、あまり臭くない犬種です。
また、ほとんど吠えない犬種なので、その点でも飼いやすいと言えるでしょう。

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なぜ犬種によって臭いの差があるのか

犬は、臭いでいろいろな情報を得ています。
犬同士の情報交換や個体の識別も、臭いで行っています。
このため、犬種や個体によって臭いが異なります。
また、ここまで述べてきたように、犬の臭いの元は、主に、溜まった皮脂や汚れで繁殖した雑菌の出す臭いです。
犬種によって、長毛か短毛か、シングルコートかダブルコートか、よだれが多いか少ないかなど、臭いに関わる特徴が異なります。
そのため、犬種によって臭いの質や強さが異なるのです。


臭いが気になるときの対処法

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臭いの原因や臭くない犬の特徴を踏まえて、対処法を見ていきましょう。

◆ブラッシング

毎日のブラッシングで、臭いの原因となっているムダ毛やホコリ、汚れを取り除きます。
お散歩の後の習慣にすることをおすすめします。

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◆シャンプー

定期的にシャンプーをして、被毛や皮膚に溜まった皮脂汚れを洗い落としましょう。
ただし、頻繁なシャンプーは、必要な皮脂まで取り除いて皮膚のバリア機能を低下させ、皮膚炎などを引き起こすことがあります。
逆に臭いが強くなることもあるので、3週間から1ヶ月に1度程度を目安とします。
また、刺激の強いシャンプーも皮膚のバリア機能を低下させるので、低刺激のものを使いましょう。
生乾きになると雑菌が繁殖して臭いの原因となるので、シャンプー後はしっかりと乾かします。

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◆口のケア

歯石は家庭では除去できないので、歯垢の段階で取り除けるように、毎日のお口のケアを習慣にしましょう。
歯周ポケットもきれいにするためには、歯ブラシでの歯磨きがベストです。
難しい場合には、歯磨きシートやデンタルガム、歯磨きおもちゃなどを活用するとよいでしょう。
歯磨き粉を使用する場合は、必ず犬用のものを使ってください。

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◆肛門腺絞り

肛門嚢に分泌物(肛門嚢液)が溜まると、臭いの原因となるだけではなく、炎症を起こして肛門嚢が破裂してしまうこともあります。
肛門嚢液を自力で排出できない愛犬の場合、1ヶ月に1度は「肛門腺絞り」をしてあげましょう。
被毛などについた肛門嚢液をそのまま洗い流せるので、シャンプー時に行うのがおすすめです。
頻繁にお尻を舐めたり、お尻を床にこすりつけたりする場合は、肛門嚢液が溜まっているサインです。
肛門腺絞りには少しコツがいるので、トリミングサロンや動物病院にお願いしてもよいでしょう。

◆耳のケア

耳の毛が多く蒸れていたり、耳垢が多かったりすると臭いの元になるので、こまめにチェックしましょう。
耳の毛をカットしたり、耳掃除をしたりすることで臭いを防ぐことができます。
耳の中は非常にデリケートなので、綿棒は使わず、イヤークリーナー液を使ってコットンなどで優しく拭き取ります。
初めての時や耳垢が溜まっている時には、トリマーさんや獣医師さんにケアしてもらいましょう。

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◆排せつ物の対策

排せつ物をすぐに片づけるだけでなく、トイレの後にお尻周りを拭いてあげたり、肛門の周りに長い毛があればカットしておいたりすることで、臭いを防ぐことができます。
特に、長毛の子は排せつ物が被毛に付着することがあるので、気をつけてあげましょう。
また、食生活を変えることで腸内環境を改善すると、排せつ物の臭いを軽減できる場合もあります。


まとめ

犬に限らず、動物には臭いがつきものです。
一方で、適切なお手入れを行なえば、臭いの元の多くは取り除くことができます。
比較的臭くない犬種もありますが、個体差もあるので、愛犬にあった適切なケアをしてあげましょう。
臭くない犬になるかどうかは、基本的に飼い主さんのケア次第です。
ブラッシングなどのケアは、愛犬とのコミュニケーションにもなりますので、ぜひ習慣にしましょう。
また、臭いによっては、病気やケガが原因のこともあります。
気になることがあれば、獣医師さんに診てもらいましょう。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。

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