愛犬にとってドッグフードはおいしい?その基準や選び方は?

2020.12.01

愛犬にとってドッグフードはおいしい?その基準や選び方は?

愛犬に毎日与えるドッグフード。家庭によって、愛犬のドッグフードに対する反応は違うでしょう。そもそも、犬にとってドッグフードとは美味しい食べ物なのでしょうか?今回は、犬にとっておいしいドッグフードとは何か?という点に着目してみましょう。ドッグフードの選び方、食べない場合の理由や対処法についても触れていきます。愛犬が感じる「おいしい」を知れば、毎日おいしいドッグフードを与えられますよ!

犬にとってドッグフードはおいしいのか

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ドッグフードとは、基本的に犬にとっての総合栄養食となります。
現代ではその種類も多種多様で、選ぶのも一苦労ですよね。栄養バランスや、安全・健康に配慮されたもの、ビーフ・チキン・サーモンなど素材や味に違いのあるものなど、様々な種類のドライフードやウェットフードなどが販売されています。
愛犬が毎日ドッグフードを美味しそうに食べている、食い付きが悪くて困っている、など、家庭によって食事時の様子には違いがあるでしょう。
もちろん個体によっても好みに違いはあるのですが、基本的に犬にとっての「おいしい」とはどういうことなのでしょうか?
愛犬にとってのおいしいドッグフードを選ぶためにも、犬の味覚について知っておく必要があります、


犬がおいしいと感じる基準とは

犬が「おいしいドッグフードだ!」と感じる基準として、一般的に以下のようなポイントが挙げられます。

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新鮮である

犬は味覚の鋭い動物でもあります。人間以上に、鮮度を察知するといわれているのです。

香りが良い

犬の嗅覚の強さは周知の事実ですね。肉汁や鰹節、チーズなどの匂いは、犬にとっても大好物な香りとなります。

食感が滑らかである

犬は滑らかな食感を好むといわれています。ドッグフードであれば良質な脂質が適度に配合されたもの、手作り食であればスープ状のものが喜ばれるでしょう。

主原料が動物性タンパク質

現代では雑食として分類されている犬ですが、元々は肉食動物です。品質の良い動物性タンパク質が主成分のものを好む傾向にあるでしょう。純粋な肉が使用されたフードは、特に大好物となります。

◆嗅覚、食感、味覚の順でおいしさを判断する

人間の場合、食べ物を食べて最初においしいと感じる感覚は「味覚」です。
この味覚には4つの基本要素である甘味・酸味・苦味・塩味に加え、旨味というものがあるのですが、これらの味覚を感じ分けることで、人間は「おいしい」「まずい」といったように味を判別しています。
犬にも人間同様「味覚」はあります。しかし、おいしいと感じる感覚の順番には違いがあるのです。
なんと犬の場合は、嗅覚→食感→味覚の順で、おいしさを感じているといわれています。
犬にとっては味覚よりもまず先に嗅覚、つまり匂いがおいしさを判断するためのポイントとなる、というわけですね。

◆動物性タンパク質や脂質

犬はアミノ酸に含まれ甘味を、より強く感じることのできる動物です。アミノ酸が多く含まれる動物性タンパク質(肉や魚など)は、犬にとって嗜好性が高いものとなります。
前述したように、犬は雑食性ではあるものの元は肉食動物です。植物性原料(穀物・野菜など)も食べられますが、やはり肉や魚といった動物性原料に対する食いつきの方が強い個体がほとんどでしょう。
また、食べ物に含まれる脂肪のタイプや量も、犬にとっての嗜好性に影響を与えます。
脂肪は食物に滑らかな食感と芳香を与える成分です。味よりも、嗅覚や食感を優先しておいしさを判断する犬にとっては、この脂肪分は食べ物をおいしいと感じるために大きなチェックポイントとなるでしょう。
ただし、脂肪のタイプには注意が必要です。
動物性油脂・家禽脂肪・獣脂など、素材が曖昧な油脂が使われているものは可能な限り避けてください。これらは廃肉処理(レンダリング)の過程で抽出され可能性が極めて高い油脂に当たります。酸化しやすいことから、強力な酸化防止剤が使われている傾向にあるのです。品質上、好ましくない素材だといえるでしょう。
確かに嗜好性は高いですが、油脂名が明確(サーモンオイル・鶏脂など)なドッグフードを選ぶことがおすすめです。

◆おいしい、まずいと感じた時の行動

飼い主さんが愛犬にとっての「おいしいドッグフード」を与えられているかどうかは、愛犬の様子や行動などの反応から判断することができます。

愛犬が「おいしい」と感じている場合

✔ドッグフードに対してすぐに飛びつく
食事の準備をしている時から、そわそわし始めたり、飛びついてくるような行動を見せる場合は、おいしいドッグフードがもらえる!と愛犬が感じているといえるでしょう。犬にとって最初に働く嗅覚が、働いている証拠です。

✔空になった餌皿を舐めている
ドッグフードを食べ終えても尚、空のお皿を舐めているのも、美味しいドッグフードだと感じている証拠です。もっと食べたい、おいしかった!という、愛犬の気持ちの現れの一つです。

愛犬が「まずい」と感じている場合

✔匂いを嗅いだ結果、食べない
前述した通り、犬ははじめに嗅覚でおいしさを判断します。ドッグフードの匂いを嗅いだのに食べない場合は、ニオイで「まずい」と判断した可能性があります。

✔少量しか食べない
匂いを嗅いで少し食べたのに、すぐに食べるのを止めてしまった場合は、食感が愛犬の好みでなかった可能性があります。嗅覚の次に優先されるのは食感です。食べてみて、食感がNGだと感じてしまったのかもしれません。

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人間の味覚と犬の味覚の違い

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人間が味覚でおいしさを判断するのとは違い、犬は味覚よりも嗅覚や食感が優先されます。
しかし犬にも味覚はあり、人間同様に味覚の基本要素や旨味を感じることはできるのです。ただし、人間ほどそれらは重要視されません。その理由の一つとして、人間と犬との味覚の違いが挙げられます。
舌には「味蕾細胞」という味覚を感じ取る細胞があります。人間も犬も、この細胞によって味を判別するのですが、人間の味蕾細胞が1万個近くあるのに対し、犬の味蕾細胞は2千個程度だといわれています。
人間の約5分の1程度しか、味蕾細胞がないということですね。このことから、人間と犬とでは味の感じ方、感じる味の種類に違いが出てくるのです。

◆犬が感じる味は4種類?!

犬が感じることのできる味は、味覚の基本要素である、甘味・酸味・苦味・塩味の4つだといわれています。
人間はこれに加えて旨味を感じるとされているので、やはり犬と人間とでのおいしさの感じ方には違いが出てきます。
しかし、塩味に旨味を加えることで、塩味の感度が高くなるそうです。塩分量を増やさずに旨味をプラスする、といった工夫を凝らしたレシピでも愛犬が喜んでくれるかもしれませんね。手作り食への趣向性もレベルアップするでしょう。
ちなみに犬が感じやすい味は「甘味」、感じにくい味は「苦味」だといわれています。
犬にとって嗜好性の高い食材(肉や魚)にはアミノ酸が含まれると前述しましたが、このアミノ酸には甘味が強いものが多いのです。
苦みに関しては、甘味と比べて感じにくいといわれており、多少の苦さであれば問題なく食べることができます。しかし、好んで食べるケースは少数派だといえるでしょう。
犬が野生で暮らしていた時代では、苦い食べ物が身体に有害である場合が多く、積極的に避ける習性があったともいわれています。本能によって、苦い食べ物を吐き出す個体もいるかもしれませんね。


おいしくて安全なドッグフードの選び方

飼い犬は基本的に、飼い主さんが与える食事で生きていきますよね。そのため愛犬の健康を維持する、支えるためには、飼い主さんが適切なドッグフードを選ぶ必要があるのです。
一般的に市販されているドッグフードは、総合栄養食として販売されているものが多いですが、中には間食・療法食・その他の目的食、といった目的別に作られている種類のものもあります。
獣医師からの特別な指示がない限りは、ドッグフードとして総合栄養食のものを与えることがすすめられるでしょう。
ちなみに総合栄養食とは、当該ドッグフードと水さえ与えていれば必要な栄養素が摂取できるフードを指します。療法食は病気を患っている個体のために栄養調整されたものなので、健康な子に与えると栄養に偏りが出る可能性があるので注意してください。
総合栄養食であるドッグフードを与えていれば基本的に問題はありませんが、販売されているドッグフードは多種多様です。愛犬にとっておいしいドッグフード、安全なドッグフードを選ぶためにも以下の点をポイントとして押さえておきましょう。

◆原材料

現在流通しているドッグフードは、ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)によって、全ての原材料を表示することが義務付けられています。
原材料はドッグフードを選ぶ上での、重要な情報の一つとなります。購入する際には、原材料の表記を是非チェックしてみてください。愛犬がアレルギー体質の場合には、特に十分に確認する必要があるでしょう。
ちなみにドッグフードの原材料として、以下のように様々な食材が使用されています。

動物性食品

肉類・魚介類・乳卵類がこれにあたり、タンパク質源として使用されることが最も多い食材です。必須アミノ酸・脂肪酸・ビタミン・ミネラルの供給源となります。嗜好性の高さも、動物性食品(動物性タンパク)の多さに影響されます。

植物性食品

穀物(小麦・大麦・ライ麦など)、豆類、芋類、種実類のことで、炭水化物源やタンパク質源の一部として使用されることが多いです。

油脂

エネルギーの供給源となり、必須脂肪酸を豊富に含んでいます。使われている油脂の種類は様々で、例えば魚油・オリーブオイル・亜麻仁油・ひまわり油・動物性脂肪・植物性脂肪などがあります。

食物繊維

繊維質を摂取できる原材料で、腸内の調子を整える働きがあります。消化に問題を抱える子は、注目したい原材料の一つとなりますね。ビートパルプが代表的ですが、様々な栄養素をもつチコリ根の使用も増えてきています。

添加物

主に、健康維持に必要な栄養素の調整・保管をするための栄養添加物、長期間保存するための保存料・酸化防止剤、色を付けるための着色料などがあります。天然由来のものと合成のものがあり、多くの場合、安心して与えられるドッグフードとしては無添加のものがすすめられています。

◆価格

ドッグフードの品質は、価格と比例する傾向にあります。
原材料・製造方法・研究開発のコストなどを抑えて製造されたものは価格が低く、メーカーがより高い基準を設定して研究開発を行ったり、原材料にこだわって品質を優先させたものはやはり高価な価格設定となっているのです。
愛犬に継続して与えるためには、やはり価格も無視できないのが事実です。愛犬にとって適切な栄養素が含まれているものを探しつつ、経済面をも考えて家庭に合った商品を選ぶことも大切だといえるでしょう。

◆食いつき

ドッグフードへの食いつきは、個体によって全く違うでしょう。
選択したドッグフードへの食いつきがよくない場合は、トッピングを行うなどして愛犬にとっておいしいドッグフードとなるよう工夫が必要かもしれません。また、ドッグフード自体を変更するという手もあります。
香料・酸味料・調味料・甘味料など、嗜好性を増進させるための添加物が配合されているフードもたくさんありますが、本来の素材がもつ良質な脂肪・風味が生かされているフードの方が、やはり安心して与えられるタイプであることは確かかもしれませんね。
愛犬の反応をみつつ、原材料などにも気を配りながら、おいしいドッグフード探しをしてください。
トッピングとして使用できる犬用おやつなども、多種多様に販売されています。もちろん、無添加タイプも多数ありますので、愛犬にぴったりのものを探してみましょう。

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ドライフードとウェットフードの違い

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ドッグフードには、乾燥していて食感がカリカリとしたドライタイプのものと、缶詰やパウチに入っている食感が滑らかな特徴をもつウェットタイプがあります。
いずれのタイプであっても、総合栄養食であれば毎食与えることは可能です。しかし、この二つのタイプには決定的な違いがあるのです。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

◆ドライフード

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固形の粒状になっており、一粒一粒がカリカリとした食感となっているタイプのドッグフードです。様々な原料を混ぜ込み、乾燥して水分を飛ばすことで、粒に栄養が凝縮されています。このため、少量で必要な栄養が摂れるというメリットを持っています。ウェットフードと比べて価格も低いことがほとんどで、日常的に与えるフードとして適しています。

◆ウェットフード

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ドライフードとは反対に滑かな食感のドッグフードです。缶詰やパウチでの使い切りタイプが多く、保存のしやすさではドライフードに劣ります。しかしその柔らかさから、噛む力が弱くなった老犬などが食べやすく、嗜好性の高さと食感から、ドライフードへの食いつきの悪い子には向いているでしょう。

◆犬が好きなのはどっちなのか

ドライフードとウェットフードのいずれにもメリットとデメリットはありますが、犬にとっておいしいドッグフードとなるのは、ウェットフードである場合が多いでしょう。
滑かな食感や新鮮さからも、犬はウェットタイプのフードを好むと考えられます。ドライフードへの反応は悪いのにウェットフードだと喜んで食べる、というわんちゃんは実際に多いです。
しかし、歯の健康維持や保存のしやすさ、コストなどを考えると、特別な事情がない限りはドライフードを与えることがすすめられます。
ドライフードだと食いつきが悪くて困る、といったケースであれば、普段与えているドライフードに少量のウェットフードをトッピングするだけでも反応が段違いに変わる場合もあります。
日常的にウェットフードを利用するよりはコストも抑えられるので、場合によって使い分ける、併せて使う、といった方法を試してみてください。

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愛犬がドッグフードを食べない理由と対処法

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ドッグフードへの食いつきの悪さに、悩んでいる飼い主さんは少なくありません。
愛犬がドッグフードを食べない場合、そこにはどんな理由があるのでしょうか。また、どう対処すればよいのでしょうか。

◆理由

犬がドッグフードを食べない理由として、主に以下の原因が考えられます。

ドッグフードに飽きてしまった

愛犬がおいしいドッグフードだと感じていなければ、それを毎日食べ続けることで飽きてしまった可能性があります。

体調不良

体調不良が原因で食欲が落ちる場合があります。何らかの異常が身体に起きている可能性があるので、気になる症状が見られる場合は獣医師に相談しましょう。

老化による食欲低下

人間同様、犬も高齢となると食欲・噛む力・飲み込む力・消化する力、など様々な身体機能の衰えが目立ってきます。シニア期に入ったことで、食いつきが悪くなってしまったのかもしれません。

ご飯を食べることを恐れている

食事中に怖い経験をしたことで、ドッグフードを食べなくなるケースもあります。食べている最中に口内に怪我をした、飼い主さんに怒られたなど、マイナスイメージがついたことで食事自体を怖がるようになってしまったのかもしれません。

好き嫌い

普段からおやつを与えすぎていたり、人間が食べるものを頻繁にあげることで、好き嫌いが強くなっているのかもしれません。特に子犬の頃の経験は大きく影響します。ドッグフードに比べて、おやつは嗜好性が高いものが多いので、ご褒美として与える場合にもその量や頻度には注意が必要です。

◆対処法

愛犬がドッグフードを食べない場合、以下の対処法を試してみましょう。

ドッグフードを温めて食べさせてみる

一番簡単な方法がこの対処法です。犬にとって食べやすいのは人肌程度の温度だといわれています。温めると香りもたつので、食欲増進の手助けとなるでしょう。

お湯でふやかす

人肌程度に温める効果に加え、食べにくい、飲み込みにくいというドライフードのデメリットを改善できます。

トッピングをする

前述したようにウェットフードを混ぜたり、トッピングとして使える犬用おやつを利用してみましょう。ふりかけタイプのものや、サプリ効果のある商品も多数ありますので、愛犬にぴったりのものを探してみてください。

飼い主さんの手で直接与える

愛犬がドッグフードやご飯を食べること自体に警戒している場合は、安心できる存在である飼い主さんの手からフードを与えてみましょう。まずは一つまみ程度を手で与えてみて、食べることができたら沢山褒めましょう。

ドッグフードを変える

いずれの方法を試してもフードへの食いつきが改善されない場合は、ドッグフードの変更を視野にいれましょう。普段の食事がドライフードの場合は、ウェットフードや手作り食などに切り替えることで反応がよくなります。市販のドッグフードには半生タイプの商品もあり、ウェットタイプよりはコストを抑えられるでしょう。

ドッグフードを食べない原因によって、対処法は変わってきます。
体調不良であれば、病気が治ることで食欲が自然に戻ることもあります。老化が原因であれば、ドッグフードをシニア用に変える、ウェットタイプを利用してみるなどして、ライフステージに合った食事内容に変えてみましょう。

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まとめ

犬が感じる「おいしさ」の基準が理解できれば、愛犬にとってのおいしいドッグフード選びができるようになるでしょう。
ただし、嗜好性だけに頼るのではなく、健康面や安全面に配慮した食事内容を心掛けることが大切です。
多種多様に市販されているドッグフードの中から厳選するのは大変ですが、実際に少量を購入して試してみたり、口コミを参考にするなどして、まずは一歩を踏み出してみましょう。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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