犬のしつけに酢を使っていいの?注意点と有効な活用法!

2021.01.25

犬のしつけに酢を使っていいの?注意点と有効な活用法!

 家にお客様が来たときやチャイムが鳴った時に起こりがちな「犬の無駄吠え」 そんな無駄吠えをやめさせる効果があると考えられているものの1つが「酢」なのですが、犬の健康やしつけにとって実際どんな影響があるのでしょうか?   結論から言うと、上手く活用さえすれば健康を害することなく酢をしつけに使用することができます! この記事では、どうすれば酢を犬のしつけに有効活用できるかを説明していきます。 最後まで読んで、ワンランク上の飼い主になりましょう!

犬に酢を与えてはいけないのか

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結論から言うと、>酢をしつけのために犬に与えることには何の問題もありません。

酢は人の健康食品にも使われていますよね。それだけで害を及ぼすということはありません。
しかしながら、犬の健康にいいというわけでもありませんので、飲ませたりする必要はないです。

犬と人の体のつくりは大きく違うものだということを頭に入れておきましょう。


与えてもいい酢の種類

世の中には色んな種類のお酢がありますよね。
米酢、黒酢、リンゴ酢…すこし思いつくだけでもこれだけの種類があります。

この中に、特別犬に与えてはいけないものはありません。
しつけに使う際にはどんな種類のものを使っても基本的に大丈夫です。


酢に含まれる成分

お酢に含まれる成分は大きく2つに分けられます。
それぞれが犬の健康にとって安全なものか見てみましょう。

◆アミノ酸

お酢の成分のうちひとつは「アミノ酸」です。
アミノ酸はタンパク質を作る材料で、生物に不可欠なものです。

お酢を飲むことで、アミノ酸を体内に取り込むことができます。
必須アミノ酸を体内で合成することが出来ない人間にとって、とても心強いものです。
しかし、犬は必須アミノ酸を体内で合成することが出来ます。
また、タンパク質等の補充もドックフードで間に合います。
そういった点で、しつけ以外で犬にお酢を与える必要はないと言えます。
 

◆クエン酸

クエン酸もまた、お酢に含まれる成分のひとつです。
様々な食品に添加され、酸味をつける働きをしています。ドックフードにも含まれています。

このことは国際的にも問題ないとされており、基本的に動物用飼料1kgあたり30gまでは犬の健康に害を及ぼすことはないとされています。


酢アレルギーに注意

酢のような食物をしつけのため使用する際に、やはり心配なのがアレルギーです。
では実際にお酢でアレルギーは起こるのでしょうか?

結論から言うと、確率は低いですが起こる可能性はあります。

米や小麦などを原料とする穀物酢はそれらにアレルギーを持つ犬にとってリスクがあります。
また、果物を原料とする果実酢も、アレルギー反応を起こす可能性があります。

酢を使ってしつけを行う前に、ワンちゃんがどんなものにアレルギーを持っているか調べておくのが吉です!

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酢を使ってしつけをする

では、ここから実際にお酢を使って犬のしつけを行う際のポイントを説明していきます!
 
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◆犬は酢の匂いが苦手

第一に、犬は酢のにおいが苦手です。厳密にいうと、酢の刺激が苦手です。

もしそばに酢があれば、においを嗅いでみてください。刺激臭を感じると思います。

ではこれが犬の場合だったらどうなるのでしょうか?
犬の嗅覚は人間のおよそ1億倍とされています。
つまり単純に考えると、犬が酢を嗅いだ時の刺激は人間の1億倍にもなるということです。

◆水で薄めてスプレーにする

上述のように、酢は犬にとんでもない刺激を与えます。
なので、しつけに使う際は水で薄めスプレーにして使うようにしましょう。

薄めて使うことで、適切な刺激を犬に与えることが出来ます。

ではここから、お酢をつかうことで防げる犬の問題行動について説明していきます。

◆無駄吠え

一つ目は「無駄吠え」です。
来客やチャイムが鳴った時の無駄吠えは多くの飼い主さんにとって悩みの種ですよね…

無駄吠えに対してお酢を使うタイミングにはポイントがあります。
それは 
・吠えてすぐに吹きかける
・大きな声で叱らない
この2点です。

犬は人間ほど脳みそが大きくないので、物事を関連付けるのが得意ではありません。
そのため、無駄吠えした瞬間に酢をふきかけるくらいしないと「吠えたから嫌なことをされた」と認識することができません。
犬が吠えてすぐに酢を吹きかけるようにしましょう。

また、大きな声で叱らないようにしましょう。
犬が褒められていると勘違いしてしまう可能性があります。

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◆噛み癖

また、犬の噛み癖にもお酢で対処することが出来ます。
この時にポイントなのが、噛んだ時に吹きかけるという形にしないことです。

噛みついてくるとき、犬は非常に興奮した状態です。この時に刺激物を吹きかけると、かえって犬が逆上してしまい信頼関係が損なわれる可能性があります。

ベターなのは、よく噛む部位に酢をあらかじめ塗っておき噛みつくと嫌な味がするようにしておくことです。
こうすることで犬を興奮させることなくしつけを行うことが出来ます。

同じことが苦みの強いスプレーでもできるので、そちらも試してみてください。

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酢を使ったしつけがうまくいかないこともある

ここまで酢を使った犬のしつけの方法について述べてきましたが、条件によっては上手くいかないこともあります。その例をここから紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
 

◆犬にバレてしまう

先ほども述べたように、お酢は犬にとって非常に強いにおいを放っています。
そのため、使う前にお酢の存在が犬にばれ、犬が物陰に隠れてしまうなどのことが起こりえます。
こうなってしまうと、しつけどころではありませんね(笑)

◆犬が匂いに慣れてしまう

このとても強いお酢の臭いですが、犬がこの臭いに慣れてしまうことがあります。
人でもそうなのですが、どんなに臭い場所にいても鼻が慣れてしまいます。

これを防ぐためには、むやみやたらとお酢を吹きかけるのではなく適切なタイミングでのみ振りかけるようにする必要があります。
慣れという現象は神経によって起こるため、ワンちゃんの性格などはあまり関係ありません。

お酢を使うのは1日に数回に留めるのがいいでしょう。

◆酢がないところでは効果がない

お酢を使ったしつけで最も対処が難しいのが、お酢の有無で犬の態度が変わってしまうようになってしまうことです。

お酢によるしつけを続けていると、お酢そのものを犬が怖がってしまいお酢があるところでのみ無駄吠えや噛みつきをしなくなるということが起こりえます。

こういったトラブルを避けるために大切なのが、日ごろのしつけ方をお酢に頼りきりにはしないことです。
しつけにおいて最も大切なことは飼い主さんとワンちゃんとの信頼関係です。

犬との間に信頼関係が築けていれば、お酢を酷使しなくとも十分にしつけを行うことは可能です。
アクセルとブレーキを上手く踏み分けながらしつけを行っていきましょう。


その他に犬への酢の使い道はあるのか

ここまでしつけにおけるお酢の使い方を紹介してきましたが、しつけ以外に何かお酢の使い道はないのでしょうか? 実はある使い道が存在します。

◆皮膚のケア

実はお酢は、犬の皮膚や被毛にとって良い効果を示します。
効果があるものとして主に挙げられているのは竹酢・木酢・リンゴ酢です。

これらの酢を使用することで、犬の被毛につやを出すことが出来ます。
これは、普段アルカリ性に傾いている犬の肌に酸性のお酢をかけることで皮膚の状態が中性に近づくためです。このことを利用したリンス等も販売されています。

また、犬に悪い影響を与えるノミやダニの対策としても酢を使用することが出来ます。
当然ですが、酢にノミやダニを殺す力はありません。

しかし先ほども述べたように、酢を与えることで犬の皮膚環境を中性に近づけることが出来ます。
これによりノミやダニにとって犬の皮膚環境が住みにくいものとなり、被害を減らすことが出来ます。

またこれらの場合の酢の与え方ですが、水と1:1くらいの割合で薄めたものをスプレーボトル等に入れてスプレーするとよいでしょう。
皮膚に傷口などがある場合は、炎症を起こしてしまうため使用を避けてください。


まとめ

いかがでしたか?
犬にしつけとしてお酢を与える際の注意点が伝わっていたら嬉しいです。

最後にポイントを簡潔にまとめると
・お酢は犬のしつけに効果はあるが、使い方が重要である。
・無駄吠えには酢を吹きかけて、噛みつきには噛まれるところに酢を塗って対処する。
・上手くお酢を活用するためには、犬と飼い主さんの信頼関係が重要。
・うすめてボトルスプレーにすることで皮膚のケアにも使用可能

となります。皆さんも上記のことをしっかり理解して、犬のしつけマスターになりましょう!



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PetSmilenews編集部

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