【掲載:2016.05.13 更新:2025.03.04】
黒いゴールデンレトリーバーはいるの?

ゴールデンレトリーバーの毛色は、ゴールドとクリームの2色のみで、ブラックのゴールデンレトリーバーというのはいません。
よく黒いゴールデンレトリーバーと呼ばれている犬がいますが、それはそもそもの犬種が異なっており、「フラット・コーテッド・レトリーバー」という犬種になります。
フラット・コーテッド・レトリーバーについて


フラット・コーテッド・レトリーバーは、ラブラドールレトリバーとニューファンドランドを基礎に、他の犬種の血を加え改良が重ねられた犬種です。
元は水鳥用の猟犬ですが、明るい性格で気品がありとても頭がよく訓練能力に優れているため家庭犬にふさわしい犬種といえるでしょう。
運動が大好きなので、長時間散歩をしてあげたりドッグランに連れていってあげましょう。ゴールデンレトリバー同様とても頭がいい犬ですし、飼い主によくなつくので飼いやすいといわれています。
ゴールデンレトリバーの標準体高はオスが58.4~61cm、メスが54.6~57.2cm、標準体重が体重はオス29.5~34kg、メスが24.9~29.5kgに対し、フラット・コーテッド・レトリーバーは、標準体高がオス58~64.5cm、メスが56~59cm、標準体重はオスが27~36kg、がメス25~32kgとなります。
比べてみると、体格に関してあまり変わらず、黒いゴールデンレトリーバーと呼ばれるのも納得してしまいますね。
飼う際にはどんなことに気を付ければいい?

ではフラット・コーテッド・レトリーバーの飼いかたはどのようなことに注意すればいいのでしょうか?
フラット・コーテッド・レトリーバーはゴールデンレトリバー同様、運動が大好きな犬なので、毎日の散歩は欠かせません。
それも5分くらいの行ったかどうかわからないような散歩ではなくて、30分以上はしっかりと時間をかけて犬が満足できるように散歩させるということが必要です。
散歩によって、犬のストレスが軽減されます。
そして犬の体の筋肉がついてくるので、怪我をしないしなやかな筋肉をつけることができます。
また飼い主がきちんと散歩につれていってくれるということから、信頼関係が生まれ、犬と人間との間の主従関係が生まれることになります。
そのためご主人の指示をよく理解できる賢い犬に育っていくことができます。これはゴールデンレトリバーも同様のしつけになります。
大型犬は特に運動が足りないとストレスがたまり、無駄吠えをしてしまったり家の中のものを壊してしまうということになりがちです。
よくうちの大型犬はまったくしつけを覚えないとか、いたずらばかりしていて困っているという話を聞くと、実は犬とよく遊んであげていないとか明らかに散歩が足りていないということが多いです。
犬は散歩をとても楽しみにしています。それは外で糞尿をするということもありますし、外にでて外気にさらされると気持ちがいいとか、ドッグランでたくさん走ると楽しいということを犬自身も感じることができるからです。
まとめ

黒いゴールデンレトリーバーと呼ばれるフラット・コーテッド・レトリーバーについてご紹介いたしました。
日本で出会うことはあまりありませんが、是非見かけた際は黒いゴールデンレトリーバーではなく、「フラット・コーテッド・レトリーバー」と呼んであげてくださいね。
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