オスは9~11キロ、メスは7~9キロが平均的な体型で、日本で暮らしている日本犬の中では飼育されている数は最も多く、日本を代表する犬と言えば「柴犬」を思い浮かべる人が多いほど、私たちの暮らしには溶け込んでいるワンちゃんなのです。
柴犬はどうして「柴犬」という名前になった?
私たちの生活に深く関わりを持って生活してきた柴犬ですが、どうして「柴犬」という名前になったのでしょうか。
どうして柴犬と呼ばれるようになったかは、いくつかの説があります。
まず、一つ目の説は、見た目に関係することですが「被毛の色が柴のような赤い色」だからと言われています。確かに、柴木の木の色のような色味の被毛ですよね。日本で暮らす柴犬の多くは、赤みがかったような茶色の被毛をしています。
そして、二つ目の説ですが体の小ささが関係しています。日本の古い時代に使われていた古語に「シバ」という言葉があったのですが、これには「小さいもの」という意味がありました。体の小さな犬なので「柴犬」と名付けられたとも言われています。
最後に、三つ目の説。もともと狩猟犬であった柴犬が獲物を追いかける際に、背丈の低い雑木である「柴」の間を走り抜けて獲物を追いかけていた様子から名づけられた説があります。
上記の3つが柴犬の名前の由来の有力的な候補です。ただ、どれが本当の由来かは不明です。ただ、いずれにせよ「体の小さい」ことや「背の低い雑木である柴」が関係しているのは、現在の見た目からも納得できる名前の由来かもしれませんね。
–豆柴とは違う・・・?–
近頃大人気の「豆柴」。ぬいぐるみやグッズもたくさん見かけますし、キュートで可愛らしいですよね。
しかし、実は日本犬保存会では「豆柴」という犬種が認定されておらず、あくまでも豆柴は「体の小さい柴犬」のことです。柴犬の可愛らしさがさらに倍増している感じもしますが、小さい体のため病気がちだとも言われています。
柴犬は飼い主に従順な性格
柴犬は、小さな耳がピンと前に向いているのが特徴。また、小さい体ながらにも筋肉質で、立ち姿は勇敢でたくましい雰囲気を醸し出しています。しかし、後から見ると丸まった尻尾がなんとも可愛らしい雰囲気。
そんな柴犬は、古くから番犬としての任務をこなしていたことから、警戒心が強く勇敢と言われています。「縄張り意識」は相当高く、見知らぬ人に簡単にはなつきません。また、番犬としての役割もきちんとこなし、小さい体ながらにも飼い主の安全を守ってくれます。
しかし、そんな勇敢な姿とは裏腹に、実は飼い主だけが分かるギャップも持ち合わせています。
可愛らしい表情ですりすりと近寄ってきたり、飼い主さんが帰宅すると大喜びで尻尾をぶんぶん。他人には心を開かない柴犬ですが、飼い主だけに見せる甘えん坊アピールがたまりません。犬好きとしては、とても魅力的な一面ですよね。
ただし、甘えさせ過ぎは要注意です。小さな子犬のうちから、社会性を身につけるような生活が理想です。愛玩犬としての飼育ではなく、飼い主をリーダーとして認識できるようなしつけをしっかりとしていきましょう。
また、柴犬は飼い主にとても従順な日本犬ですから、適度な距離を取りながら、愛情たっぷりに接して幸せに暮らしたいものですね。
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