まったりよりも活動が好き
猫派の人と比べて犬派はアウトドアを好み、その場を仕切ってくれるような元気なタイプが多いです。もともと犬は人間と主従関係であることに安心感を抱くものです。犬派の人はおおかた信頼されるようなリーダーシップを取ることができる傾向にあり、その雰囲気を醸し出しています。
また、犬と遊ぶのは相当な体力がいります。まずは外に連れ出し、一緒に走り回り、ものを投げてあげたり一緒に転げ回ったりできる人なので、犬が好きだと言い切れる人は基本的に生命力とパワーの持ち主でしょう。そこまでしなくても毎日散歩に連れて行ってあげなければなりません。
ちなみに猫派は家の中でまったり過ごすのが好きです。散歩も連れて行ってあげる必要はありません。勝手に遊んでくれるので、あまりかまってあげる体力がなくても大丈夫です。しかし犬は違います。主人に甘える時には全力で飛び込んでくるので、それを受け入れるための力が必要なのです。それでも犬が好きな人は、パワフルな愛情表現を嬉しく思う、積極的で明るいところが特徴的です。
大型犬であればあるほど力が要りますが、小型犬であればそこまで散歩や遊びに体力を使うことはないでしょう。とはいえ、やはり散歩は毎日のことです。出歩くことが億劫な人はどちらかというと猫を好む傾向にあるでしょう。
事情があって実際には犬が飼えない犬派の人も多いでしょうが、犬が好きだと言う人は大抵散歩や活動的なことが好きですし、考え方も外向的で明るく元気な人が多いのです。家の中にじっとしてぼーっとしているのが苦手なため、雨が降っても家の中で何かと忙しく仕事をして動き回ることが多いです。また物事に対して積極的な見方をし、ストレスを溜めて「癒されたい」と思うより「今日もよく頑張った。疲れたから寝よう」といったさっぱりした人が多いでしょう。
最近では人間関係や経済的なストレスを感じることが多いため、癒しを求めている人が多くいます。猫の素っ気なくてもそっと気遣ってくれる、といった安らぎを求める人が多いため、猫カフェも流行っています。ペットに猫を買う人も、去年の統計で初めて犬を買う人の人数を抜いたと言われています。ストレス社会を反映した結果かもしれませんが、そんな時代にこそ元気でアクティブ、積極的な犬派の存在が貴重であると言えるかもしれません。
時間や規律をきちんと守る
猫とは違い、しつけができる、言うことを聞くのが犬の特徴です。猫が苦手の人は、猫が食卓に登ってきたり部屋の壁などを引っ掻いたりと自由気ままに振る舞うのを見てイライラします。主人をなめていたり、主人が不在の時にここぞとばかりにやりたい放題する犬も中にはいますが、基本的に犬は命令を守らなければならないということを分かっています。
犬派の人はそのような規律を守る態度や、時間を厳守すること、真面目であることを重んじているのが特徴です。決められたことを守らない人を見ると腹を立てますし、自由奔放な態度も嫌います。そういう意味では生粋の日本人気質であるとも言うことができるでしょう。地下鉄のダイヤなど分単位できっちり守っている国は世界にそう多くはありません。
また、言われたことを守る方が、自由に発想することよりも得意かもしれません。型にはまることに安心感を覚えてしまうため、独創力を働かせるのが苦手です。言われたことは責任感を持って必ず守りますが、自由に決めていいと言われると逆に不安を感じてしまいます。
そのように犬派は真面目でまっすぐですので、信頼できる人であることが少なくありません。そして信頼されて仕事を任されることを心地よく思い、誇りに感じます。それでこのタイプであればリーダーであることもでき、良い部下であることもできる、仕事が大好きな人が多いでしょう。
しかし真面目すぎて手を抜けないという欠点も持っています。自分でバランスをとることが苦手で、休むことにも罪悪感を抱いてしまうので、犬派のタイプの部下がいるなら「休みなさい」「帰りなさい」と言ってあげてほしいですし、上司であれば労ってあげてほしいものです。具体的に指示をもらえるならホッと安心して休むことができます。このように大まかな全体像よりも具体的にものを見る傾向もあります。言葉を変えれば几帳面であると言えるでしょう。
このタイプの弱点は猫派と違って雰囲気を読むことが苦手なところにあります。猫派の人は疲れている人を見てそっと差し入れをしたり、さり気ない気遣いをしてきますが、犬的な人は正面しか見ないので周囲の気持ちや空気に気づきにくいところがあります。それも経験を積んでいくと変わりますが、基本的には前だけ向いて突っ走る人が多いのです。
コミュニティを大切にする
犬は集団の中で上下関係を大切にし、リーダーに従います。北の大地では犬ぞりレースなども開催されますが、これが例えば猫であれば絶対にソリを前に進めることができないでしょう。犬派の人は犬のこの性格を反映しています。コミュニティの輪の中でどのような役割を果たすか認識し、責任感をもって自分の仕事に当たることが多いのです。
猫派の人が独特の雰囲気をもって自分のペースで仕事を行ったり、無理せず自然に振る舞ったりするところを横目に見て、犬派はちょっと羨ましく思いながら栄養ドリンクを飲み、しゃにむに働くということもよくあることかもしれません。少し無理をしても輪を乱さないようにするので、ストレスを感じながらも一生懸命に仕事する姿は健気です。
また、人との交流の輪も広いでしょう。その中でも心の友がいて、一生続くような友情を持っている場合も少なくありません。信頼しあう関係を好むので人を信じやすいところもあります。そのような人間関係が崩されるととてもがっかりし、悲しみます。人を信じることが難しくなってしまうかもしれませんが、基本的には人が好きなので人間関係を再構築するために積極的な見方ができるでしょう。
このように犬派の人は犬と似たような特質を表すことが多く、積極的、活動的、人との繋がりを大切にし、強い心を持っていることが少なくありません。明るくて元気なので人には好かれやすいのですが、そうではない人にとって反感を持たれやすいこともあるでしょう。インドアが好きな人と交友を深めたい時は、外に出るにしても水族館や映画館など、屋根の下で楽しめるところを選ぶなど工夫すると、違うタイプの人とも楽しく過ごすことができるかもしれません。
犬派の人は社会の中でも率先する傾向にあるので重宝されることが多いですが、無理をし過ぎず、責任を分担することによって自分のストレスを減らすこともできます。人懐っこい性格も前向きなところも周りから好感を持たれやすく、コミュニティの中心にいることが多いでしょう。その中でも気配りを忘れず、弱い立場の人を思いやる気持ちを育む犬派はいっそう愛される存在となっています。その力強さを頼りにしている人も多いのですが、責任感のあまり無理をして倒れてしまうことがないよう、猫派の人の長所を見習っていくのも良いかもしれません。
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