【掲載:2016.09.01 更新:2025.01.22】
ペキニーズはよく吠える?

ペキニーズの原産国は中国で、名前の由来も中国の「北京」からきています。
中国王朝の愛玩犬で、皇帝や皇族以外での飼育は禁止されていました。
その歴史からか、ペキニーズは小型犬でありながら、どこか威厳があり、媚びることのないマイペースな性格をしています。
独立心が強く、一人遊びが好き、温厚であまり吠えないなど、飼いやすい面もありますが、プライドが高く、警戒心が強く、気分屋な面もあります。
このような性格から、猫のような犬としばしば言われることがあります。
そんなペキニーズは比較的吠えることが少ない犬種です。
しかし、育て方や環境によっては吠え癖がついてしまうこともあります。
また、猫のようにマイペースで自由気ままなペキニーズはしつけに時間がかかると言われていますので、ペキニーズのしつけのポイントをご紹介していきましょう。
ペキニーズのしつけはいつから始める?

ワンちゃんのしつけは、その子が大人になってからでもできるとされていますが、ペキニーズは大人になるにつれ、プライドが高くなったり、頑固になったりするなど、我が強くなっていき、しつけがしづらくなる傾向にあります。
吸収が早く、物覚えが良い子犬のうちからしつけをすることをお勧めします。
マイペースでしつけをすることに時間がかかると言われているペキニーズですが、根気よく子犬のときに信頼関係を築くことで、成犬になってからの生活が良きものになるかどうかは大いに変わってくるのです。
◆ペキニーズの吠え癖について
ペキニーズは吠えることが少ないと言われていますが、ペキニーズもワンちゃんですので、「吠え癖」がついてしまう子もいます。
まず、なぜ吠えるのか考えてみましょう。
ワンちゃんは不安や「散歩に行きたい」「ご飯が食べたい」といった不満から吠えることがあります。
まずは、ワンちゃんが暮らしやすい環境を整えて、不安や不満を取り除いてあげましょう。
ペキニーズは心を開くことに時間がかかるので、多くの人に触れて慣れさせてあげることで、不安が取り除かれることがあります。
静かにしてほしい時の特定の合図を決めてあげることも有効です。その合図で吠えないようにしつけさせます。
「しー」でも「ストップ」でも何でも構いませんが、ワンちゃんの混乱を避けるため、普段使わない言葉を選ぶことをお勧めします。
静かにできたら褒めてあげましょう。
吠えるたびに、ごはんやおやつを与えることは吠えたら、要求を受け入れてもらえると考えてしまいます。
また、「うるさい!」と怒鳴りつけてしまうと、ワンちゃんは一緒に吠えていると勘違いしたり、逆効果になりますので要注意です。
◆健康管理のためにもなる「噛み癖」のしつけ
子犬の頃は歯が生え変わり、かゆくて噛んでしまうことがありますが、それをほっておくとそのまま「噛み癖」となってしまいます。
「ソファーやスリッパ、家の中が噛まれたものでいっぱい」「飼い主さんが触ろうとすると噛みつく」「散歩中に他のワンちゃんに噛みついてしまった」など、そんなことになってしまったら大変ですよね。
ペキニーズは自分から他の犬に向かっていくことはあまりありませんが、他のワンちゃんから向かってこられたときは、自分より大きな相手でも立ち向かってしまう勇敢なところがあります。
さらに飼い主さんがしっかりとワンちゃんと向きあわないと、ちょっとした体の変化に気づくことが出来ず、病気を見逃してしまうことがありますので、健康管理のためにも「噛み癖」をなおすことは大切です。
まずは、歯がむずむずとしてしまう時期の子犬には、子犬用のガムやおもちゃなど噛んでも良いものを与えてみましょう。
まとめ
ワンちゃんのしつけは褒めることがポイントになります。
ペキニーズも例外ではありません。
しかし、ペキニーズは褒められすぎると自分の方が上なのだと思い、いう事を聞かなくなってしまうことがあります。
良いことをしたら、褒めてあげることは大切ですが、しっかりとメリハリをつけないと、いつの間にか「我が家の王様、王女様になっていた」なんてことになりかねません。
飼い主さんはしっかりと子犬のうちに主人として認められることが重要です。
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