ウェイト!グッド!犬のしつけは本当に英語がいいの!?

2016.09.23

ウェイト!グッド!犬のしつけは本当に英語がいいの!?

私が最初に犬を飼ったとき、本を読んだりすでに犬を飼っている人に教えてもらったりしながら自分なりにしつけを頑張っていました。 我が家では、一番最初に犬に教えたのが「ハウス」という言葉です。 「犬のしつけをするときには英語の方が良い」という話を聞くことがあります。なぜ英語の方が良いのでしょうか? それにはちゃんとした理由がありました。どんな理由があるのか見ていきましょう!

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犬のしつけに英語?

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私がしつけに英語を取り入れるようになったのは、今から10年以上前に私が勤めていた犬舎で犬へのしつけに英語を使っていたからなのです。
最初は驚きました。なんだかカッコイイし、新鮮で私も真似したい!と単純に思いました。
そして「なぜ英語をつかっているのか?」と質問しました。
海外から輸入した犬が多かったのも理由の一つだと思いますが、英語の方が命令が犬に伝わりやすいのだそうです。
それを聞いてから私も家でのしつけに英語を用いるようにしました。真似をしたのです。
英語と言ってもとても簡単な「単語」を使うだけなのです。日本語と英語どんな事が違うのでしょう?


日本語と英語の違いは?

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一番の違いは「音の高さ・低さ」です。
よく海外のドラマなどを見ていて「おおげさ」と感じる事はありませんか?表現がハッキリしていますよね?
英語は短い単語でも表現が豊かです。それは良い表現の時は音を高く、悪い時には音を低く表現することが多いからです。
日本語ってどちらかというと淡々としていて抑揚は控えめで微妙な表現の仕方をすることが多いですよね。
英語は言葉で説明すると同時にジェスチャーや表現を使って相手に言葉を伝える文化ですが、日本語は繊細な表情や言葉を選ぶことで相手に気持ちを伝える文化です。
実はこの日本語は普通に使っていると犬には伝わりにくい事が多いのです。比較的単調な表現になってしまうからです。
犬にとっては高い声で喜んだり低い声で怒ったり感情をおおげさに伝える表現の方がわかりやすいのです。
一番わかりやすい単語は「NO」や「GOOD」などです。
「NO」はハッキリと低い音で「ノーゥ」という感じで表現します。
その反対に「GOOD」は高い音で「グ~ッ!」という感じで表現します。
良い子ね!と褒めるときは高い音で男の子なら「グッボ~イ!」女の子なら「グッガール!」です。
この音の高低差がとても犬には伝わりやすいのです。


犬の言葉

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犬は人間と違って明確な言葉はありません。
自分の気持ちを相手に伝える方法はしっぽを振ったり牙を見せたりというボディランゲージや相手の声の音の高さ、低さです。
例えば犬同士でケンカをしようとしているとき身体を低くして「グルルルルル」「ガゥ!」などと低い声で唸り合います。
逆に子犬はしっぽをフリフリしながら高い声で「キャンキャン」「キューンキューン」と鳴くことで母犬の気を引いてかまってもらおうとします。
音が低ければそれは犬にとって「怒り」の表現であり、音が高ければ「甘え」「愛情」の表現なのです。
この犬の特徴をしつけに利用することを考えると、日本語のようにあまり抑揚のない言葉を使うよりも、英語のように抑揚のある言葉を使った方がしつけがしやすいことがわかります。


しつけに英語を使ってみよう!

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英語は単純な表現で明確に意思を伝える事が出来ます。
普段使い慣れている日本語だと命令の単語というより文章になってしまう人が多いのではないかなと思います。
「あ!なにやってるの?ダメじゃない~もう!」
この場合「あ!なにやってるの!ダメじゃない~」はつい高い声になっていまいます。そして「もう!」で低い声。
音が混雑してしまうと犬は褒められているのか怒られているのかわからず、ただかまってくれた!と喜んでしまうことになります。
「ダメ!おしっこはここにしちゃだめ!」こんな風に言ってしまう事が多くはないですか?
それをすべて命令の短い単語にしていまうのです。低い声で「NO!」これだけです。
短い単語であれば犬はすぐに理解します。そして大切なのはいつも同じ単語を使う事です。 

実は私は英語が苦手でしたし、少し恥ずかしいという気持ちもあったのですが、ちょうど仕事をしていた犬舎が英語を使っていたこともありすぐに慣れてしまって家でも自然と使うようになってしまいました。
今では散歩に行くときも英語を使います。英語だと意識もしていないです。しつけの時の命令の単語として自然に使っています。
簡単な単語で良いのです「ノー!」「グッド!」「カム!(おいで)」「ウェイト!(待て)」「シット!(お座り)」など。
犬たちはとても良く言葉を理解してくれています。
短くハッキリと、そして褒めるときは高い音で、怒るときは低い音で。これが犬に一番伝わりやすい言葉です。
ぜひ、しつけに英語をぜひ取り入れてみてください。スムーズなコミュニケーションはとても気持ちが良いですよ!


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Tomimaru

Tomimaru

2002年に最初にパピヨンを飼ってからパピヨンの虜になりました。 現在はブリーダーとしてドッグショーに参加しながら9匹のパピヨン たちとにぎやかに過ごしています。 もっと犬の事を知りたいと、犬学や行動学を中心に色々な本を読んで います。愛玩動物飼養管理士1級を取得し、現在はペット栄養管理士 の資格取得のため勉強中です。


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