犬のウンチは人間のものとは違う!?
愛犬はどこでウンチをしていますか。おしっこも含めて「排泄は散歩の時だけ、家の外だけで」という方もいるかもしれませんが、自宅あるいは散歩でという犬が多いのではないでしょうか。
室内犬の場合、トイレシーツの上でウンチをするものです。この時には、ウンチに異物が混ざっていることがありません。
一方、問題なのは散歩に行った時のウンチの処理です。
散歩中にウンチをした場合には、持参した袋にウンチを入れて自宅に持ち帰るのがマナーということは、良識のある飼い主さんならご存知ですよね。この「散歩でのウンチ」は自宅内で排泄したものと違う点があります。それが、「異物がついている」ということです。
アスファルトの上でウンチをすれば小さな石、原っぱのような場所でウンチをすれば草が付着します。
砂の上だと、小さな砂や小石が付いてしまうのは避けられませんよね。実は、このような小さな異物であっても、トイレ内の排水管を傷めてしまうリスクがあるのです。
さらに、気づかないまま「大きな石」がついたウンチを流してしまったら、トイレはすぐに詰まってしまいます。
処理方法は住んでいる地域の自治体に従うべき
実は各自治体によって犬のウンチの処理方法についての違いがあります。
– トイレに流す –
「ゴミとして収集はできないので流して欲しい」という取り決めがあれば、それに従うべきです。
ただし、前項でも述べましたがトイレに座って排便する人間のものと違って、散歩中にしたウンチには異物が付いている可能性が大きいです。
これが詰まりの原因となることは、多々あること。「トイレに流してもOK」という自治体であっても、排水管やトイレへの影響を考えれば、異物を取り除いてからというマナーが大事です。
もし散歩中の排便で異物がつくのが心配という場合には、ワンちゃんがウンチをしそうになった時に、お尻の下部分にトイレットペーパーや新聞などを広げてあげる方法もあります。これならば、異物が付着するリスクも減りますよね。
また、多頭飼いしているワンちゃん達の散歩後のウンチを一度に流すなど、トイレの詰まりを引き起こしてしまいそうな点については注意が必要です。
– 燃えるゴミに出す –
通常の家庭ゴミと同様、燃えるゴミとして処理して欲しいという自治体もあります。
しかし、ただ捨てればいいというものではありませんよね。ゴミに出す場合は最低限のマナーを守る必要はあります。
まずは「ニオイ」への配慮。犬は人間と食べるものが違うので、ニオイがきついことが多いです。
また、人間と一緒で腸の中の環境が悪いと悪臭を放ってしまうこともあります。ゴミに出す際には、ニオイへの配慮も考えて「袋を重ねる」「防臭性の高い袋を利用する」など、対策をすることが望ましいです。
次に外出先のゴミ箱に捨てないということです。公園のゴミ箱はもちろんですが、立ち寄ったコンビニのゴミ箱に捨てるなどを避ける配慮は飼い主として大事なマナーです。
周囲への配慮とマナーを守って処理を
このように各自治体で取り決めがあるので、HPを確認するようにしたいものです。もし、自治体のホームページに明確な記載がない場合、担当部署に確認して処理方法について住んでいる地域の取り決めを把握することが大事です。
また、「トイレに流す」「ゴミに出す」以外に、自宅で処理して欲しいという自治体もあります。土に埋める、燃やすなどの方法が考えられるかもしれませんが、自宅でゴミを処理するために「燃やす」という行為自体が禁止されているケースもあります。
「土中に埋める」「燃やす」ということも、確認しながら周囲への迷惑も配慮しつつ考えなければならないかもしれませんね。
また、散歩から持ち帰る際の袋については、買い物に使用するレジ袋を使う方が多いかもしれませんが、「袋ごと流す」ための袋も市販されています。ただし、異物がついた状態の便を入れたものを流すと詰まりの原因となります。
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