油断大敵!?秋の花粉症にご注意を!症状を知って、早めに対策をしよう!!

2016.10.26

油断大敵!?秋の花粉症にご注意を!症状を知って、早めに対策をしよう!!

日本人の約25%が発症しているという花粉症。年々その数を増しているといわれています。 そんな現代病の一つともいえる花粉症ですが、なんと犬も発症してしまうのです。 花粉症の季節といえば春が連想されますが、春から秋にかけても花粉は飛散し、その症状も発症します。 夏の疲れがどっと出る秋は注意が必要なのです。 それでは、犬の花粉症とはどんなものなのでしょう?原因や症状・対策を紹介していきます。

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犬の花粉症ってどんな症状?

犬 花粉 対策

花粉症からイメージされる症状といえば、目のかゆみやくしゃみ・鼻水などが一般的ですね。
しかし、犬の場合は皮膚に症状が現れることがほとんどなのです。
犬の皮膚は、人間よりも薄くデリケートに出来ています。人間が花粉症で目のかゆみを訴えるのは、目の周りの皮膚がデリケートだからなのです。
犬にとってはそんなデリケートな部分が全身なのですから、花粉によって体中が痒くなるのも納得がいきますね。
また、犬の嗅覚は人間の100万倍以上といわれています。
僅かな匂いに反応して嗅覚をフル活動させるため、口や鼻から入ってくる物に対する免疫が人間よりも少ないのです。
犬の方がなんだか花粉症には苦労しそうですね。
それでは実際に確認されている花粉症の症状とはどんなものでしょうか。

・体に赤い発疹と痒み
・患部の掻き過ぎによる、膿みや炎症、脱毛
・目の周りが赤くなり、腫れる
・しゃみを連発し、鼻水がでる

以上のような症状が、季節によって発生する場合は花粉症の可能性があります。
心当たりのある飼い主さんは、愛犬の様子を注意深く気にしてあげてくださいね。


犬にとっての花粉症は秋!

花粉

人間の花粉症で広く知られている原因といえば、スギやヒノキ花粉ですね。
しかし、犬の花粉症の原因は、ブタクサやヨモギというキク科の花粉によるものが多いのです。
いずれも背の低い草花で、公園や川原などいたる所に生息しています。お散歩コースで見掛ける方もいるかもしれませんね。
ブタクサやヨモギは、地方によって多少のズレはありますが大体8月から10月に開花します。
秋は夏の疲れによる免疫力低下が懸念される季節で、これは犬にとっても同じことです。
まさに秋は、犬の花粉症の要注意期間といえます。
くしゃみや鼻水が出て体がだるくなると、風邪かな?と思ってしまいがちです。しかしそれが花粉症だった場合、風邪薬では治りません。一番確実なのは、病院でアレルギー検査をしてもらうことです。
今まで症状の現れたことのないワンちゃんでも、免疫力が低下していれば、花粉症を発症する可能性があるので注意が必要です。
それでは愛犬が花粉症を発症してしまった場合、どうしたらよいのでしょうか?
人間のように、マスクをするわけにはいきません。犬の花粉症対策について、効果的な方法を紹介していきます。


花粉症から体を守る!

犬+秋+花粉+対策

花粉症対策として最も有効なのは、なんといっても愛犬を花粉から遠ざけることです。
といっても、花粉は外に行けば当たり前のように飛散しています。外出禁止とするわけにもいきませんね。
簡単に出来る対策として、以下の方法があります。

・散歩の時間を工夫する

早朝は花粉が舞いやすい時間帯です。太陽が昇ってから1時間程経過してから散歩に出ましょう。

・愛犬に服を着せて外に出る

花粉の付きにくいツルツルした素材の服だとより効果的です。帰宅時は玄関に入る前に服を脱がせましょう。

・帰宅後、被毛をタオルなどで拭き、花粉を払う。

飼い主さん自身も、頭髪や衣類から花粉を拭き取りましょう。

・室内の環境改善を図る

空気清浄機を設置しましょう。帰宅後は床を濡れた雑巾で拭くのが効果的です。

現在は犬用の花粉防止スプレーも販売されています。花粉対策グッズを揃えておくと心強いですね。
病院でも、薬の投与の他に、減感作療法という治療を行っています。
これは、徐々にアレルゲンに慣れさせ、アレルギーが起こりにくい体質に変えていく方法です。花粉症の原因となる抗原を、時間をかけて微量ずつ与えるもので、人間の花粉症治療と同じ治療法ですね。


花粉症になりやすい犬種がいる!

実は、花粉によるアレルギー症状を起こしやすい犬種が報告されているのです。

・マルチーズ 
・シーズー 
・プードル
・フレンチブルドック 
・柴犬
・キャバリア
・ビーグル 
・ゴールデンレトリーバー 
・ラブラドールレトリーバー 

これは、もともと皮膚病にかかりやすい犬種だったり、素因となる遺伝子を保有しているという点から、花粉症にかかりやすい体質として考えられた結果です。
犬の花粉症は、1995年にアメリカで初めて発覚しているので、これからの研究で更なる原因が発見されるかもしれません。


まとめ

花粉症を発症し、体の痒みが続けば、愛犬の精神状態も悪くなります。きちんと睡眠がとれず、ストレスが溜ると、イライラして飼い主さんの言う事を聞かなくなるかもしれません。
可哀想な思いをさせる前に、愛犬の症状に気付いてあげられると良いですね。
特に秋の季節は、初めて発症する子が多いかもしれません。日頃から皮膚が弱いな…と感じる子には、より注意して様子を見てあげてください。


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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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