オバマ大統領は愛犬家？！
アメリカのオバマ大統領が愛犬家だということは知っていましたか？実は、オバマ大統領のFacebookでは、たびたび愛犬と戯れる姿や、家族写真に登場したりと、微笑ましい光景がよく公開されています。なんだか、さずが自由の国アメリカ！と思ってしまいますよね。ただ、オバマ大統領が飼っている犬って、一体どんな犬なのか気になりませんか。実際のところ、Facebook上で見てもよく分からない人も多いのではないでしょうか。ここでは、そんなオバマ大統領が飼っている愛犬たちの犬種や魅力に迫っていきます！
ファーストドッグ？！ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグとは
ファーストレディならぬ「ファーストドッグ」と呼ばれている愛犬たち。一見、スタンダード・プードルに毛の感じが似てるけど、なんだかちょっと違う？気がしますよね。実は、オバマ大統領が飼っている犬は「ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ」という犬種なのです。
ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグの歴史は、５～８世紀までさかのぼります。当時のウォータードッグタイプの犬が、その地域に居る犬等と交配されて生まれた犬種で、海岸地域で飼育されることが多く、ウォーター・ドッグという名の通り泳ぎの名手で、漁師たちのサポートとして活躍していました。また、船から船へ泳いでメッセージを伝える伝達犬・悪天候になれば吠えて船同士の衝突を避ける・魚の群れを知らせ海へ潜り漁の手伝いをする等、海や漁に関わる仕事を数多くこなしていました。ちなみに、原産国はポルトガルで、足の指には水掻き状の膜が発達しているのも特徴です。
ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグは、従順で忍耐強く、体力もある中型犬です。体高は、オスで50～57cm・メスで43～52cm程。体重はオスで19～25kg・メスで16～22kg程です。従順のためしつけはしやすい傾向にありますが、甘えん坊な上に警戒心が強い犬種なので、しつけをしっかり行わないとムダ吠えが増える危険性もあるので注意が必要です。
愛犬「ボー」「サニー」が来た経緯とは
オバマ大統領は、「ボー」「サニー」という名の２匹のポーチュギーズ・ウォータードッグを飼っています。ポーがホワイトハウスへやってきたのが、2009年、その後2013年にサニーがやってきました。
当初、オバマ大統領はシェルタードッグ（日本で言う保護犬）を飼いたいと望んでいたようです。しかし、愛娘であるマリアさんが犬のアレルギーを持っているため、低アレルギーの犬種であるポーチュギーズ・ウォーター・ドッグが選ばれたそうです。ちなみに、当初はシェルターにてポーチュギーズ・ウォーター・ドッグを始め、ラブラドゥードルも候補に入れ探すつもりだったそうですが、ケネディ上院議員から贈り物として送られたのが、まだ生後6ヶ月のボーだったそうです。その後、サニーが仲間入りし（元気で人懐こい性格からこの名前が付けられたそう）、現在では２匹の愛犬と共に生活をしています。
アレルギーを起こしにくい犬種の存在
出典：https://houseandhome.com/decorating-design/celebrity-pet-style-the-obamas-%E2%80%A8/
実は、最近になってアレルギーを起こしにくいとされるラブラドゥードルやポーチュギーズ・ウォーター・ドッグの人気が上昇し始めています。アレルギーを起こしにくいとされているため、犬を飼いたいけれどアレルギーがある人や、介助犬としても活躍をしているためメディアでも紹介されることが増えてきました。もちろん、必ずしもアレルギーを起こさないというわけはないので、飼う前に本当に大丈夫かどうかを確認する必要もありますが、とくにアレルギーがありながら介助が必要な人にとっては非常に良いことではないでしょうか。
残念ながら、日本での購入はまだ難しく、そのほとんどが輸入という形になりますが、ペット先進国であるアメリカやイギリスの影響で、日本も先進国の仲間入りが出来れば、犬と人間の共存がもっと楽しく豊かなものになるかもしれませんね。
eye catching by houseandhome.com
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