【掲載:201.12.03 更新:2025.01.17】
多頭飼いに向いているのはどういう犬種か
まずは犬種によって持ち合わせている性格や性質が違うので、多頭飼いに向いてる犬と向いていない犬がいるということは、まずは理解しておく必要があるでしょう。
多頭飼いに向いているのは、社交的な性格の犬です。
確かに犬は群れで生きる性質があるので、共同生活には問題はないですが、犬の性格によっては向かない犬もいます。
トイプードルやミニチュアダックスフンド、ビションフリーゼなどは人にもよく懐く明るい性格なので、他の犬とも共同生活しやすいでしょう。
一方で、多頭飼いの共同性格に向かないのは、独占欲の強い犬です。飼い主の愛情を独占しようとして、トラブルになりやすかったりするので、性格を見極めて飼ってあげなくてはいけません。
柴犬や紀州犬などの和犬は、飼い主に忠実な分、排他的な面があるので向かない可能性があります。
他にも、ボストンテリアやミニチュアシュナウザーも飼い主に忠実で飼いやすいですが、ミニチュアシュナウザーは警戒心も強いので、ボストンテリアのような社交的な犬とは真逆で、同じようにはうまくいかない可能性があります。
多頭飼いをする場合に先に飼うべき犬種とは
多頭飼いをすることの最大のメリットは、飼い主が不在の間も、他に犬がいることで犬が寂しくないということですが、他にもあります。
それは、先に飼っている犬がいると、後から飼った犬の躾がしやすいということです。
犬同士で、先に飼っている犬が後から来た犬を躾てくれたり、ルールなどを教えてくれるからです。
ですから、先に飼っている犬種は、賢くて優しい性格の犬がいいと言えます。
例えば、賢くて躾が入りやすい犬は、大型犬ならゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバー、シェパードなどです。
中型犬なら、ボーダーコリーやシェットランド・シープドッグ。小型犬ならトイプードルなどが賢いです。
一緒に住むことになった犬に対しても、警戒心が強い犬より、社交的な犬の方が馴染みやすいので、コミュニケーションが得意なビションフリーゼなどの犬もいいと言えます。
ただし、シェパードやドーベルマンは賢い一方で、犬の飼育経験があまりない飼い主には躾が難しいとも言えるので、あまりおすすめはできません。
きっちりと躾ができる自信がないと、大型犬の場合は難しいです。
多頭飼いをする時に注意すべき点とは
おおらかな性格で穏やかな犬なら、どんな犬ともうまく生活できるので、特に注意すべきことはないでしょう。
しかし、一頭で飼っている間は、飼い主に忠実な飼いやすい犬も、他に犬が来た途端、トラブルになる可能性があることを忘れてはいけません。
甘えん坊の犬や、飼い主に忠実な犬は、他の犬がいることがストレスになってしまうからです。
小型犬は警戒心が強い分、家族に対しても執着心が強くて排他的にはなるのですが、逆に家族の一員であれば、他の犬がいることで安心感が高まることも事実です。
チワワは警戒心が強い分、多頭飼いで仲間がたくさんいると安心します。
また、おおらかな性格の大型犬と、警戒心の強い中小の犬を一緒に飼うことで、犬同士の安心感が生まれるので、体格差はあまり関係なく多頭飼いすることも可能です。
多頭飼いする場合は、リーダーとなるような犬の躾がうまくできてないと、他の犬にも良い影響を与えないので、小型犬同士なら簡単だと考えて、安易に多頭飼いしない方がいいでしょう。
どんな犬も一緒に飼うと多少のストレスは出てくるので、犬の性格を見極めて飼うことをお勧めします。
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