犬アレルギーを起こしにくい犬種はいる?対策法はある?

2022.04.15

犬アレルギーを起こしにくい犬種はいる?対策法はある?

犬を飼っている愛犬家さんの中にも、発症している方が意外と多い犬アレルギー。犬アレルギーに限らず、アレルギー症状は辛いものですよね。ではそんな飼い主さん達はどのように愛犬と過ごしているのでしょうか?今回は犬アレルギーについて解説し、アレルギーを起こしにくい犬種や、対策法について紹介していきます。犬アレルギーでお困りの方は、是非参考にしてみてください。

犬アレルギーを起こしにくい犬はいる?

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猫アレルギーや犬アレルギーなどと呼ばれる、アレルギー症状を起こす人がいます。現代では決して珍しい症状ではないので、実際に犬を飼っている飼い主さんの中にもこれを発症している方も少なくありません。
症状の程度によっては、犬が大好きなのにアレルギーが問題で飼育を断念しているという家庭もあるでしょう。
それではこの犬アレルギー、アレルギー症状が出にくい犬種というのはいるのでしょうか。結果からいうと、全くそのリスクがない種類の犬はいないとしか言いようがありません。
ただし、愛犬の身体を清潔にしておくこと、飼育環境を清潔に保つことなど、対策をとることで一緒に生活するためのサポートができる場合もあるのです。
また、犬種の被毛タイプによっては、抜け毛が少なかったり、シャンプーや掃除がしやすいというメリットを得られるケースもあるでしょう。
いずれにせよ犬種での判断はせずに、飼い主さん自身が事前にアレルギーの有無を確認しておくことが一番に推奨されます。
それではまず、犬アレルギーとはどのようなものかを紹介していきましょう。気になる症状や犬アレルギーの疑いが自分にないか、併せてチェックしてみてください。


犬アレルギーとは?

一言でいうとアレルギーとは、体を守る免疫反応のエラーで起こるものです。
体にウイルス・細菌などの異物が入ってきた時、体内に抗体が作られ、この外敵をやっつけようとする免疫という仕組みが私たちの体には備わっています。この免疫の仕組みが、身体に害を与えない物質に対して過剰に反応することで、マイナス症状を引き起こしてしまいます。これがアレルギー反応の原因です。
犬アレルギーとは、犬のフケ・唾液・抜け毛などをアレルゲンとしたアレルギー症状のことをいいます。
犬との接触や、同じ室内で犬と遊ぶ、一緒に過ごすといった行動によって症状が現れることが多く、突然発症したり、人によって症状の度合いには大きく差があります。
まずは、犬アレルギーによってどのような症状がみられるのかを確認していきましょう。

◆犬アレルギーの症状

軽度の場合、咳・鼻水・くしゃみなどの、風邪や花粉症に似た症状を発症することが多いです。症状が進行することで、皮膚湿疹・蕁麻疹などを発症し、目の痒みや腫れ、充血などがみられる場合もあります。
重篤となると、下痢・呼吸困難・めまい・嘔吐などを発症し、日常生活に困難が生じるケースもあるのです。
自身に気になる状態や心配な症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診することがすすめられます。

◆原因

犬アレルギー発症のアレルゲンは、犬の皮脂・唾液・フケ(皮屑)などに多く含まれています。主にリポカリンとアルブミンという物質があり、リポカリンは犬アレルギーの主な原因となるたんぱく質です。犬の皮脂に限らず被毛・唾液などにも存在し、埃などに付着して空気中を漂います。
アルブミンも同様にたんぱく質の一つであり、犬だけでなく人間をも含めた他の動物の体内に存在しています。ちなみにこの物質は、猫や他の動物でもアレルギーを発症する可能性があるのです。
これらのアレルゲンを吸い込んだり、触れたりすることで、アレルギー症状を発症するというわけですね。


抜け毛が少ない犬種が良い

前述したように、アレルギーが起きない犬種はゼロだとはいえません。しかし、アレルギーの原因となるアレルゲンの主なものが犬の被毛・フケ・唾液であることから、抜け毛の少ない犬種の方が、アレルギーが起こるリスクを軽減できる可能性があるのです。
アレルギー体質であったり心配だという方は、抜け毛の少ない犬種の方が比較的飼いやすいといわれています。
犬の被毛には、皮膚を守る役目を持つオーバーコート(上毛)と、温度調節の役割を持つアンダーコート(下毛)の2種類があります。
そして犬種には、この両方を併せ持つダブルコートと、アンダーコートの無いシングルコートの種類がおり、一般的に、アンダーコートよりもシングルコートの犬種の方が抜け毛が少ないとされているのです。
犬アレルギーの原因に犬の抜け毛が挙げられることから、抜け毛が少ない方が飼いやすく、アレルギー体質の方にも人気があります。

◆シングルコート・ダブルコートの犬種

シングルコートの代表的な犬種には、トイプードル・マルチーズ・シーズー・ヨークシャーテリアなどがいます。そしてアンダーコートとしては、ゴールデンレトリバー・ポメラニアン・ミニチュアダックスフンド・柴犬などが挙げられますね。
ちなみにチワワも人気の高い小型犬の一種ですが、シングルコートとダブルコートが混在しており、さらに短毛のスムースコートと長毛のロングコートのタイプがいることから、被毛の種類だけで4種類が存在します。
犬を迎え入れる際に被毛の種類が分からない場合は、事前にネット記事などで犬種の情報を集めたり、ブリーダーやペットショップの担当者などに実際に聞いてみると良いでしょう。


抜け毛が少なくアレルギーを起こしにくい犬種

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犬アレルギーを起こしにくいといわれる、シングルコートの代表的な犬種を少し紹介していきましょう。
ただし、注意点として必ず捉えておいて欲しいのは、紹介してきたようにアレルギーが起こらない犬種はいないということです。抜け毛が少ない犬種とはいっても、症状を引き起こす要因が比較的少ない、というレベルを指していることを忘れないでくださいね。

◆トイプードル

犬アレルギーでも飼いやすい犬種としては、最も有力なのがトイプードルだといわれています。非常に抜け毛の少ない犬種のため、アレルギー症状が出にくいと考えられているのです。プードルはトリミングが必要な犬種でもあるため、定期的にシャンプー・カットがなされることが多いです。したがって、清潔も保たれやすいといえるでしょう。

◆シーズー

こちらも抜け毛が少なくて飼いやすい犬種です。愛らしい顔つきと、小型犬で穏やかな性格をしていることからも、長年ペットとして人気の高い犬種の一つですね。

◆マルチーズ

プードルやシーズー同様、毛が抜けにくいマルチーズ。こちらも定期的にトリミングが必要な犬種となります。小型犬であることから中型・大型犬と比べて、元々の被毛の量も少ないですよね。トリミング費用としてのお金はかかりますが、抜け毛の掃除などはとても楽でしょう。

◆ヨークシャーテリア

小型犬の中でも2番目に小さいといわれ、ヨーキーとも呼ばれる犬種です。艶のあるキレイな被毛をもち、抜けも少ないので、アレルギー体質の方でも飼いやすいといわれています。真っ直ぐな毛質をしていますので、自宅でのシャンプーもしやすいでしょう。

◆ミニチュアシュナウザー

シュナウザーは毛の抜けにくさに加えて、皮脂の分泌も少ない犬だといわれています。アレルゲンが少ない犬種の代表格だといえるでしょう。ちなみにスタンダードとミニチュアのいずれも抜け毛は少ないです。基本的には月1度のトリミングが推奨されますので、定期的に通って清潔を保ちましょう。


もし犬アレルギーを発症した時の対策や注意点

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犬アレルギーが疑われる症状を発症した際や、気になることがある場合は、できるだけ早く医療機関でアレルギー検査や治療方法を相談することをおすすめします。血液検査に限らず、様々なアレルギー検査が医療機関で用意されているのです。
もしも犬アレルギーだと診断された場合は、症状に合わせた治療を継続することが大切です。アレルギー症状の完治は難しいため、一般的には症状緩和のための対症療法が中心となるでしょう。

◆自宅で工夫しよう!犬アレルギー対処法

犬を迎え入れた後でアレルギーが発症してしまった場合、前述したように人間の医療機関での治療が必要となります。この治療と並行して、家庭内でもアレルギー症状を少しでも軽くするために、生活環境に工夫を凝らすことができるのです。その方法を紹介していきますので、是非、参考にしてみてください。

①愛犬の体を清潔に保とう
アレルギー反応の原因となるアレルゲン物質を減らすため、定期的なシャンプーを行いましょう。愛犬の体・被毛を清潔に保つのです。ただし、過度なシャンプーは愛犬の皮膚・被毛に悪影響を与えてしまいます。犬種やライフスタイルにもよりますが、月1回程度が大体の目安となるでしょう。散歩やお出掛けから戻った際には、体・足裏などを拭いて毎回キレイにすることも忘れないでくださいね。

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②こまめにブラッシングしよう
できれば毎日ブラッシングをして、抜け毛やムダ毛を除去しましょう。犬種や被毛のタイプによって、適切なブラシ・コームなどのお手入れアイテムが変わってきます。愛犬の被毛にあったアイテムを、必ず利用してください。ブラッシングをする場所を特定しておくことで、他の部屋への飛散などを防ぐこともできますよ。

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③室内の掃除と換気をしよう
空気中に飛散した被毛についたフケ・ほこりなどのアレルゲンを吸い込まないように、換気と掃除を徹底することも重要です。アレルゲンが室内に留まらないように、こまめに掃除するのがポイントだといえるでしょう。ワンちゃん用ベッド・敷物などのペットアイテムも、こまめに掃除機をかけたり洗濯をすることで清潔を保ちましょう。これらのアイテムを早めに新品に取り換えるのも良い方法です。また、空気清浄機などの家電製品も積極的に利用してくださいね。

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④うがいと手洗いは基本!
空気中のアレルゲンを少しでも体内に入れないために、うがいをこまめに行いましょう。また、愛犬を触ったあとに、自分の目・顔などをその手で触ることで、痒みなどが発生する可能性もあります。これを予防するためにも、愛犬とのスキンシップの後に必ず手を洗う習慣をつけておくと良いでしょう。

⑤愛犬が入れる部屋を決めておく
犬と接触する時間が多ければ多い程、その分アレルギー症状が発生する確率は高まります。愛犬が入れる部屋と入れない部屋を決めておき、愛犬の移動範囲を制限することも対策法の一つとなるでしょう。お世話をしながら一緒に暮らす上で接触時間を制限することは難しいですが、例えば寝室には入れないと決めておくことで、アレルギー症状による睡眠時間の妨げを軽減できるかもしれません。


まとめ

犬アレルギーに対する特効薬は、残念ながらありません。そのため、アレルゲンとなる物質を遠ざける方法で対策をとる必要があるのです。
重度のアレルギー症状が出る場合は、愛犬との楽しい生活を継続することが困難な状況に陥る可能性もあります。そのような悲しい事態を生み出さないためにも、犬を飼う前にアレルギー検査を受けておくと安心です。
家族の中に犬アレルギーをもつ方がいることが犬を飼う前に判明した場合は、犬を迎える予定であっても一旦見送る検討も必要かもしれません。
すでに愛犬と暮らしていてアレルギー症状に悩んでいる方は、今回紹介した対策法を是非試してみてください。心身ともに健康に、幸せな愛犬との時間を過ごす為に、出来る限りの努力をしていきましょう。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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