【犬の十戒】犬を飼うなら絶対知っておきたい!犬からの贈り物。

2023.10.12

【犬の十戒】犬を飼うなら絶対知っておきたい!犬からの贈り物。

あなたは、「犬の十戒」を知っていますか? 犬を飼うことは、喜びや愛おしさ、命の尊さなどの沢山の学びを与えてくれる一方、その命を大切にする責任が求められます。 犬の十戒は、世界中で愛犬家なら今や知らない人はいないとまで言われる犬を飼うための心得が書かれた短編詩です。 今回は、その犬の十戒についてご紹介したいと思います。


【掲載:2021.01.30  更新:2023.10.12】

犬の十戒とは

子犬

愛犬から飼い主や未来の飼い主へ贈る、一緒に暮らすための10のお願いごとが書かれた短編詩です。

また「犬の十戒」は、インターネットで作者不明のまま世界中の愛犬家で広まりました。
しかし実際は、ノルウェーのブリーダーが犬を譲る際に渡す「犬からご主人への11のお願い」が原作だといわれています。


なぜ犬の十戒を知ってほしいのか

犬を飼うことは、さまざまなことを得られる一方、その命を大切にする責任が求められます。

例えば、犬は私たちに沢山の喜びや愛おしく思う気持ち、命の尊さまで様々なことを教えてくれます。
しかし、毎日の食事や排泄などの世話から体調が悪くなれば動物病院へ連れていくなど、手間や時間、お金もかかることです。

現在の日本では、「可愛いから」という理由だけで簡単に飼い始め、犬が言うことをきかないから虐待をしたり、世話が思っていたより大変だから捨ててしまうといった飼い主が残念ながらいます。
犬の命は、あなたと同じく大切にしなければならないものです。

犬と関わる全ての人が「犬の十戒」を理解し、守ることができれば、虐待や捨てられて苦しむ犬を減らすことが可能になるかもしれません。
ぜひ、「犬の十戒」を読んでみてください。

そして犬を飼っている人は、犬からのお願いごとである「犬の十戒」は、守れているか。
またこれから犬を飼おうとしている人は、守れるかを検討してみてくださいね。


犬の平均寿命

一般的な犬の平均寿命は14歳前後だといわれます。
しかし、犬の種類や個体差によっても変わります。

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犬の十戒の原文と訳

ラブラドール

◆その1:できるだけ一緒にいてください

My life is likely to last ten to fifteen years.
Any separation from you will be painful for me.
Remember that before you buy me.

私の一生は10年から15年くらいしかありません
それだけに、ほんのひと時でもあなたと離れていることはとても辛いのです
わたしのことを飼う前にどうか このことを忘れないでください

犬の一生は約10年です。
人間で例えると、産まれてから小学校高学年になる頃には、人生の幕を下ろすことになります。
とても、短い命ですよね。
その短い10年という時間をどう過ごすかは、飼い主であるあなたにかかっています。

◆その2;気長に待ってください

Give me time to understand what you want of me.

あなたがわたしに望んでいることを私が理解できるようになるまで、少しだけ時間がほしいのです

犬はあなたの望むことが理解できるようになるには、時間がかかります。
人間の子供でも、親が望むことを理解できるようになるには、時間がかかることと同じです。
根気強く、待ってあげてくださいね。

◆その3:信頼してください

Place your trust in me-it’s crucial to my Well-being.

わたしのことを信頼してください それだけでわたしはとても幸せな気持ちになります

あなたも大切な人に信じて頼ってもらえると、なんだか嬉しいですよね。
犬も同じです。愛犬を信頼してあげてください。

◆その4:怒り過ぎないでください

Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment.
You have your work, your entertainment and your friends.
l have only you.

どうか長い時間叱ったり罰として閉じ込めたりしないでください
あなたにはお仕事や楽しみがあるし、お友達もいます
でも、わたしにはあなたしかいないのです

愛犬が粗相とすると、いつまでも怒っていませんか?
犬の生活は、飼い主頼りです。あなたがずっと怒っていたら、犬は辛い以外のなにものでもありません。
時には、愛情ある叱りは必要だと思います。でも、きちんと反省したら怒った分可愛がってあげてくださいね。

◆その5:話しかけてください

Talk to me sometimes.
Even if I don’t understand your wards, I understand you by your voice speaking to me.

ときどき、わたしに話しかけてください
たとえ、言葉の意味はわからなくてもあなたがわたしに話しかけてくれるその声でちゃんと理解しています

犬はあなたの言葉がわからなくても、表情やしぐさであなたが伝えたいことは理解できます。
そのため、大切な人に話しかけるように愛犬へ話しかけてあげてください。きっと、愛犬は全身を使って応えてくれます。

◆その6:考えてみてください

Be aware how you treat me. I’ll never forget it.

あなたがわたしとどんなふうに接しているのか考えてみてください
わたしはあなたにされたことを決して忘れません

あなたが他人に嫌なことをされたら、根にもちませんか?
犬も同じです。あなたが犬の立場になって、嫌だと感じることはしないであげてください。

◆その7:たたかないでください

Remember before you hit me that I have teeth that could easily crash the bones of your hand,
But that I choose not to bite you.

私を叩く前に思い出してほしいことがあります
わたしにはあなたの手の骨だって簡単に噛み砕けるすごい歯があるけれど
でも、わたしは決してそんなことをしないようにしていることを

愛犬がとても悪いことをして、叱る際に手がでてしまうこともあると思います。
でも、愛犬は人間を簡単にケガさせられるほどの噛む力を持っていても、牙をむきません。
あなたも手が出そうになったら、そのことを思い出してください。

◆その8:気づいてください

Before you scold me for being uncooperative, obstinate or lazy ,ask yourself if something might be bothering me.
Perhaps I’m not getting enough food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

わたしのことを言うことをきかない頑固だ、怠け者だと叱る前にそうなってしまう原因が何なのかなと、考えてほしいのです
もしかしたら、十分なごはんをあげていなかったか?日中、太陽が照りつけているところに長い時間ほったらかしにしていたかも?
年をとるにつれてわたしの心臓が弱ってきてはいないだろうか?などと……

愛犬があなたの言うことをきかない時には、犬にも言い分があります。
犬の立場になって、「ちゃんと、お世話してあげれたかな?」「いつもと何か違うかな?」と考えてみてください。

◆その9:歳をとってもお世話をしてください

Take care of me when I get old ;you ,too ,will grow old.

わたしが年をとってからも、どうか世話をしてくださいね< あなたもいずれ同じように年をとるのですから/span>

◆その10:最期までそばにいてください

Be with me on my last journey.
Never say, I can’t bear to watch it. “Let it happen in my absence.
Everything is easier for me if you are there.
Remember I love you7.

最期の旅立ちの時にはそばにいてわたしを見送ってください
「見ているのが辛いから」とか、「わたしのいないところで逝かせてあげて」なんて決して言わないでほしいのです
あなたがそばにいてくれるだけでわたしはどんなことだって安らかに受け入れられます

この世に生を受けているものすべては、いつか老い、天へ旅立つときがきます。
いつか、あなたが年をとっても「今まで通りに暮らしたい」「最期まで大切な人と一緒に過ごしたい」と思うはずです。
犬も同じです。年をとっても、天へ旅立つときにも、いつもと変わらず近くにいて、お世話をしてあげてください。
それが、沢山の想い出をくれた愛犬への感謝の伝え方だと私は思います。


「犬の十戒」を元に作られた作品

◆犬と私の10の約束(2008年 テレビ東京)

◎あらすじ
主人公「あかり」と足が靴下を履いているかのように白いことから「ソックス」と名付けられた子犬のゴールデンレトリバーが共に成長する10年間を描いた笑いあり、涙ありの作品です。
劇中で主人公あかりが母の教えでソックスと交わす「10の約束」は、犬の十戒を原作としています。

◎犬と私の10の約束

1.私と気長につきあってください
2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3.私にも心があることを忘れないでください
4.言うことをきかないときは理由があります。
5.私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
6.私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないで。
7.私が年を取っても、仲良くしてください。
8.私は十年くらいしか生きれません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
9.あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
10.私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。


まとめ

トイプー

今回は「犬の十戒」の原文から、犬の十戒が原作である「犬と私の10の約束」までご紹介しました。

犬を飼うことは、「可愛いから」と言っていられないほど、お世話の手間や時間、お金がかかります。
しかし、その分、愛犬はあなたに喜びや愛おしく思う気持ち、命の尊さまで、さまざまなことを教えてくれます。

犬は私たちと同じ言葉は話せません。でも、私たちと心を通わせることはできます。
また、犬の命も私たち人間と同じように、大切にしなければならないものです。

近年虐待や捨てられてしまい、苦しんでいる犬は沢山います。
少しでも苦しむ犬を減らすことや出さないようにするためには、犬に関わる全ての人が「犬の十戒」や「犬と私の10の約束」を理解し、守ることが求められると思います。
ぜひ、犬を飼っている人は、愛犬にとって最高の飼い主になれているのか。

また、これから犬を飼おうと考えている人は、最高の飼い主になれそうかを考えてみてください。
世の中に悲しい思いをする犬がいなくなり、いきいきと生きられる幸せな犬が増えることを願っています。


 

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