ストレスサイン
あきらかに異常な行動であればサインだと気づきますが、そうでないことも多いストレスサイン。もしかすると考えすぎだったということもありますが、知っておいて損はありません。
ここでは、日常的に起こり得る可能性のあるサインを紹介していきますので、お役立てください。また、ご紹介していない行動で心配なものがあったら、自己判断はせず、かかりつけの獣医に早めにご相談することをお勧めします。
この行為を見かけると、ご機嫌なのね、そう思われがちですが、実はそうとも限らないようです。もちろん、本当にご機嫌で自分のしっぽにじゃれていることもありますが、それは子犬の頃の話。成犬の場合はストレスのサインかもしれないので注意が必要です。
たとえば前足の一部を毎回舐める行為。これもストレスサインです。
わが家の姉妹犬の妹犬は姉犬に遠慮している部分があり、本当は撫でてもらいたいのに遠くに行ってしまうことが多くありました。いつも前足の同じ部分を舐めはじめ、きれい好きなのかと思っていたものの次第に毛が薄くなり、地肌が見えてしまったのです。ストレスが原因だと思っていなかった私は、サインを見落としてしまったのです。
たとえば、病院の診察前、手のひらに汗をかくことはありませんか?
これは何らかの恐怖や緊張からくるストレスで起こるもので、犬にも同じようなことが起こるのです。
しつけをしなければストレスはない?
しつけをするからお互いにストレスになる?
いえいえ、そうではありません。
確かに、犬は、新しいことを覚えるときにはストレスを感じることでしょう。しかしそれは長く続くものではありません。
なぜなら、犬は、教えたことが上手にできれば褒められる、褒められると同時に達成感に満たされる。そして自分を褒める飼い主の嬉しそうな表情を見るとさらに満足度が上がっていき、結果的に自分の中でしつけに対するストレスを軽減してしまいます。
ですから、しつけをされないということは、本来群れをつくり主従関係を明確にしてルールのある社会で生活をしてきた犬にとってストレスの原因もわからなくなってしまうため、悪循環の無限ループになってしまうというわけです。
愛犬と一緒にストレス発散!
しつけは大切ですが、愛犬の健康状態も大切です。
ときには一緒に家の中でゴロゴロと遊んだり、ドッグランや公園で走り回って汗を流したりすることもストレスを消化するにはよい方法と言えます。
体調と同じで要求も日々変化するものです。日ごろから愛犬がどんなことをしてほしいと思っているのか観察をしながら、お互いにストレスの低減を図るといいのかもしれません。
さいごに
いかがでしたか?
わが家の姉妹犬のストレスは、しつけの際の私の弱々しい態度や、体重管理のためにフードを減らしていたことが原因だと考えています。楽しみのひとつである食事量を減らすことはストレスに繋がります。
リーダーとして伝えるべきことを伝え、理解できるまで教えるということの重要さが、姉妹犬の変化でよくわかり、お互いに健康で長く寄り添うためにも、正しいしつけ方とストレス発散の方法を身につけていくことも私たち飼い主の務めなのだと改めて勉強になりました。
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