コリーってどういう犬種?
コリーの古い歴史については解明されていない部分が多いようですが、原種となっている犬はローマからイギリスへ渡り、スコットランド地方で牧畜犬として人とともに生活をしてきた賢い犬だといわれています。
そして、多数ある「コリー」という名の由来から、原種の容姿はボーダーコリーに近かったのではないか、とも考えられています。
その後、ヴィクトリア女王がドッグショーに出陳した2匹のコリーによって注目が集まり、品種改良を重ねた結果、シャープな顔立ちと艶やかな毛並の気品ある容姿が特徴的な現在のコリーが誕生しました。
コリーのタイプ別解析
ラフコリー
アニメで一気に注目度があがったのが、このタイプです。
すっと伸びた鼻先と丁寧なブラッシングが必要な長い被毛で最も知られている犬種ですが、この被毛はダブルコートになっていて、首の周りのたてがみのような毛で外敵からの攻撃を防いでいた、ともいわれているのです。
換毛期には全体的に2回りほどボリュームダウンするので、外観のギャップに驚いてしまうかもしれません。
また、ラフコリーの声はよく通り、話すように声のトーンを変えておしゃべりをする愛らしさもあることで有名です。
吠えることで危険を知らせ、同時に外敵を威嚇して追い払う。
大昔にはこうして活躍をしてきたので、どうしても他の犬種より吠えが気になることが多いようです。
無駄吠えは幼少期からのしつけで軽減できることがあるので、吠えなくてもいい環境であることを教えてあげてください。
スムースコリー
被毛の長さ以外、ラフコリーと目立った違いのない犬種ですが、スムースコリーは羊を出荷するときに護衛を担当する犬だったため、ラフコリーに比べ攻撃的な性格をしているようです。
しかし、攻撃的とされる性格は、むしろ何かを守ることに対しての責任感が強いということですから、飼い主にとっては何とも頼もしい存在です。
責任感と優しさを兼ね備え、しかもラフコートとは違った外見のエレガントさを備えたスムースコリーは、鑑賞犬や家庭犬として改良をされてきました。その容姿は、グレーハウンドの血統が入っているともいわれています。
改良により容姿や体型、コートカラーに黒貂色が混ざるなど特徴の変化はありましたが、明るく献身的という基本的な性格は変わることなく継承されたことが、今でも人気がある秘訣なのかもしれません。
近縁種のボーダーコリー
白と黒や薄い茶色と白などのボーダーが特徴的な中型犬で、現在のコリーの原種と考えられています。
牧畜犬として人と生活し、機敏な動きと的確な判断で放牧されている羊を時には外敵から守り、時には誘導する、力強いパートナーとして活躍してきました。
運動能力に恵まれているため、フリスビーなどの体を使ったスポーティな遊びが大好きです。
ボーダーコリーは、動くものに敏感に反応します。捕食性の本能に長けた犬種なので、小さな頃から吠えだけでなく、咬みつきなどのしつけも重要になってきます。
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さいごに
いかがでしたか?
コリーについて、紹介してきました。
生後4ヶ月を迎えるころから警戒心があらわれはじめ、吠えて知らせるという行為をとるようになるそうです。
飼育される環境によって今後の性格が左右されることも少なくありません。家族一丸となってこのころから無駄吠えに対する適切なしつけをするのもいいですし、トレーナーさんに相談しながらトータル的なアドバイスを受けるのもいいでしょう。
穏やかで気品溢れるコリーをあなたのパートナーとして隣に置けば、羨望の眼差しを独り占めすることは間違いありません。
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