ドッグフードの切り替えとは?
愛犬を子犬から育てた飼い主さんなら経験があると思いますが、ドッグフードは愛犬の成長に合わせた切り替えが必要です。
大まかにいうと、子犬、成犬、老犬の成長過程が切り替えの時期となります。
他にも、愛犬の体型や体質の変化など、生活を続ける中でドッグフードの切り替えを迫られる可能性もありますね。
我が家では現在、年齢に合わせた標準フードの他に、犬種別のフード、ダイエットタイプのフードの3種類を混ぜて与えています。初めは年齢別フードの一種類でしたが、途中から犬種別フードが加わり、その後、愛犬が太りやすくなってきた為ダイエットタイプも混ぜて現在に至ります。
頻繁に実施することではありませんが、ドッグフードの切り替えはお世話の中の必須項目の一つといえますね。
ドッグフードは徐々に切り替える?
ペットショップからワンちゃんを迎えた場合、ほとんどがショップで与えられていたフードを推奨されます。そして別のドッグフードへ変える場合は、徐々に切り替えを行うよう説明を受けると思います。
ドッグフードのパッケージにも、同様の内容で切り替えの際の注意点がほとんどの場合記載されています。
一般的な切り替え方法は、現在のフード8割に対し、新たに与えるフード2割から始め、2~3週間程かけてその割合を反対にしていくという、新しいフードを少しずつ混ぜていく方法です。
ただフードの割合には諸説あり、新しいフード1割から始め、日ごとに1割ずつ増やしていく方法もあります。
お腹の弱い子の場合は、割合をもっと減らし、長い時間をかけて切り替えた方が安心です。
いずれにせよ、様子を見ながら愛犬に合った与え方を模索するのが大切ですね。
徐々に切り替える理由は?
ドッグフードの切り替えを徐々に行う理由には、愛犬の身体への負担を軽減させる目的があります。
アレルギー発症や食物不耐症の万が一の備えとして推奨されている方法なのです。
アレルギーという言葉は聞き馴染みがありますよね。これは、ある特定の食材に含まれる成分に対して、免疫反応が激しく現れることをいいます。本来守るべき生態にまで、害を及ぼしてしまうのです。
食物不耐もアレルギーと同様に、特定の食品に対する拒否反応により身体に異常を生じます。しかし、アレルギーのように免疫系が直接引き起こす反応ではなく、消化器系が引き起こすものです。食物不耐症とは、食材に対する特異体質や、食材組成の代謝経路不全・障害などが原因で体調不良が引き起こされた状態のことなのです。
いずれも症状が似ていて判別が難しく、食物アレルギーと食物不耐症を合わせて「食物有害反応」とも呼ばれます。
実際の主な症状は、下痢や嘔吐です。ただ、アレルギーの場合は皮膚炎を発症する場合もあります。
アレルギー発症の場合は、初めは大丈夫でも二回目にその成分を摂取したことで抗体が反応します。一度食べたフードだから大丈夫!と、安心してはいけません。
一気に切り替えても良い?!
ドッグフードの切り替え方法として、一気に切り替えても問題ないという意見もあるようです。
これは、ドッグフードのパッケージに記載されている注意書きが、メーカー側の万が一に備えての防衛策であったり、自社の商品において問題が発生しにくくする為でしかないという見解からです。
また、フードが愛犬に合っているかどうかは、一気にフードを変更しても下痢や嘔吐の症状からすぐに分かる為、長い時間をかけて無理に体に合っていないものを食べさせる必要はない、という考え方もあるようですね。
勿論、フードの切り替えを一気に行っても、なんの問題もないワンちゃんも沢山います。
しかし我が家の愛犬には、切り替え時の新しいフードの分量が多かった為に、実際に下痢を引き起こした子がいます。
こればかりは愛犬の個体差に左右されるので、どちらの切り替え方法が正しい!とは一概に言えませんね。
愛犬の状態に注意しながら、飼い主さんが適切な判断ができるよう努めるのが一番です。
愛犬の身体に異常が生じたら
症状が出たからといって、食物有害反応であると断定は出来ません。初めて摂り入れた成分に胃腸が驚いて軟便になる場合もあります。ワンちゃんの消化器官は多少身体に合っていないものでも、徐々に摂り入れることで体に慣れ、きちんと消化できるようになっていきます。
切り替えにより下痢や嘔吐などの症状がでた場合は、状態に合わせて胃腸を休ませたり、いったん元のフードに戻して回復を待ちます。そして新しいフードへの再チャレンジは、便の状態が良くなってからにしましょう。その際、切り替える量を初めの時より少なくすると良いですね。
それでも症状が続く場合は、食物有害反応が疑われます。症状がひどい場合は、早めに獣医さんに相談してください。
飼い主さんの考え方にもよりますが、愛犬に合ったドッグフードの与え方切り替え方法を選べるといいですね。
Eye catching byMaja Dumat
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