柴犬にとっての「散歩」の重要性
柴犬は日本犬の中でも小型で飼いやすいと多くのご家庭で飼われている人気犬種です。凛々しい立ち姿の中にもキュートな表情が時折見えるのが魅力です。
また、近年では海外人気も上昇中。「日本の柴犬を飼いたい」と多くの外国人に注目されている犬種です。
そんな人気の柴犬ですが、そもそも猟犬として人間と一緒に暮らしてきた歴史があります。
そのため、運動能力が高く、がっしりした体つき。その体格を維持し健康でいるためには、運動のために日々の散歩をすることはとても大事なことなのです。
柴犬と散歩の適切な距離や時間ってあるの?
柴犬の健康維持のために理想的な散歩について、飼い主として知っておきたいところですよね。
●柴犬との散歩、どのくらいの距離が理想的?
ひとくくりに「散歩」と言いますが一般的には飼い主とのコミュニケーションの時間とも言われています。
ただ、柴犬は体格維持のために「運動量」も意識しなければなりません。そのため、
「ちょっと家の近所を歩く」という近距離は適切な距離と言えません。一般的には、
その柴犬の体重と同じくらいの距離と言われています。例えば、体重7キロのワンちゃんなら7kmの距離、
体重10キロのワンちゃんなら10kmの距離を歩くということです。
ただ、必ずしもこの距離を歩かなければならないわけではなく、あくまでも目安と考えましょう。
●柴犬との散歩、どのくらいの時間で散歩する?
長い距離を一気に散歩をすると柴犬ではなく飼い主さんも疲れてしまいます。毎日のことなので、苦にならないような散歩時間にしましょう。
柴犬の理想的な散歩時間の目安は、1日30分程度を朝と晩2回に分けることです。
ただ、飼い主さんのライフスタイルの都合もあるでしょうし、「朝と晩の2回」と決めてしまって単調化するよりも、
その日によって「朝と昼」「昼と晩」というように時間を決めないで散歩に行くのもいいかもしれません。
また、散歩に行けない日がたまにあっても問題ありません。その分、他の日に散歩量を増やしたり、家でたくさん運動させてあげてもいいですね。
また、散歩の時間帯はあまり決めない方がオススメです。実は、同じ時間に散歩をする癖をつけてしまうと、
愛犬達がリズムを掴んでしまいます。すると、飼い主さんの都合でその時間にいけない時に、散歩を要求してしまうようになるのです。
毎日の散歩時間をランダムにすることは、それを防ぐとともに柴犬の脳の活性化にも繋がります。
柴犬との散歩、注意することとは
先ほど、愛犬の体重と同じくらいの距離の散歩が理想とお話しました。
しかし、実は「運動量」を意識して欲しいので、立ち止まりながらのゆっくりした散歩ではあまり意味をなさないこともあります。
少し歩いて近所のお友達犬に挨拶し、また少し歩いて飼い主さんのお友達と挨拶・・・、という感じで「歩いては立ち止まる」という
繰り返しの散歩は、あまり運動にならないのです。
柴犬との散歩は、「時間より質」を重視してあげましょう。飼い主さんの健康維持もかねて、
一緒に走りながらリズミカルな散歩をすると愛犬の運動量もアップします。
また、理想の距離や時間は目安です。シニア犬や持病を持っている柴犬の場合、散歩時間を短くして運動量を減らす必要があることもあります。
さらに、暑い夏の時期の散歩は熱中症に要注意です。アスファルトに近い犬の暑さは相当なものです。健康維持のために散歩に行ったのに、
逆に体調を崩してしまっては大変です。
毎日の散歩は、ワンパターンになりがちです。時間帯や散歩コースを変えてみるなど、
飼い主さんのちょっとした工夫で愛する柴犬との散歩を楽しいものにしていきましょう。
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