老犬になったら散歩はどうすればいいの?

2016.12.29

老犬になったら散歩はどうすればいいの?

老犬になると様々な体の変化が生じてきます。特にそれを実感するのがお散歩の時間でしょう。歩きにくそうにしていたり、歩くことを嫌がったりする場合も出てきます。どうしていけばよいのか、散歩の頻度など気を付けるべきことなどについて考えていきましょう。

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足腰に異変が出やすい

シニア犬は足腰に異変がでやすい

高齢になって最初に気が付く老化のサインとして、足腰が弱くなってくるという事が挙げられます。普通に歩いているようでも、シニア犬になると以前よりスピードが落ちていたり、距離が短くなったりするものです。散歩の際には特に気を付けてみておきましょう。こういったところで小さな変化に気が付けるかどうかが、健康を長く保つことにつなげるためのポイントなのです。
変化を感じるようなら、ドッグフードなども気を付けてあげるとよいです。高齢犬用のものには、足腰を健康に保つ栄養素が入っているものも多く、そういったものを日常的に食べていくことでもケアにつながります。サプリメントや薬などを考える前に、まずは食べ物での対策をとっておきましょう。本格的に足腰が弱ってからでは健康維持も難しくなります。老犬と言われる年齢に入る7歳ごろからはこうしたドッグフードにも気を遣って選んであげるようにしましょう。


散歩の時間を調整して

老犬の散歩の時間

歩くことが大好きな犬などは、少々無理をしても歩きたがることがあります。しかし、疲れが見えたり歩き方がおかしかったりという事があれば、飼い主さんの方がストップをしてあげましょう。そのまま歩き続けると足をいためてしまう事にもつながります。老犬になるとどうしても治りが悪くなりますから、無理をさせたことで辛い状態が続いてしまう事にもなりかねません。
犬の思うようにさせてあげるというだけではなく、今どういう状態なのか、犬の状態を良く見て、必要であれば制止してあげるのも飼い主の仕事です。
散歩を短くした分、家でしっかりかまってあげるなどすればストレスも減るでしょう。


老犬も外へ出ることは必要

老犬も外へ出ることは必要

体を考えて、できるだけ歩かせないように、という事も一つの考え方ではあります。しかし、頻度や長さを調整しても、外へ出る機会は設けてあげたいものです。外で得る刺激は様々なものがあり、それが心身へ良い影響を与えることもあります。シニア犬にとって問題となりやすい認知症も、刺激を受けたり自分で考えたりすることで症状の進行を抑えることにもつながっていきます。常に同じコースで歩くというだけではなく、コースを変えてみることもよい刺激となります。
若い時に比べて、日常での動きも少なくなっていることがあります。あえて散歩という形で体を動かす機会を作ってあげるようにすると、体にも心にも良い刺激となるでしょう。
歩くことに問題がないようであれば、こうした刺激となる散歩を続けてあげるようにしましょう。ただし、老犬は疲れを感じにくくなっている場合もあるので、あまりに長く続けるのは避けたほうが良いでしょう。適当な時間で切り上げるように誘導してあげてください。それほど長くないコースをいくつか設定しておくとよいでしょう。


歩けない老犬の散歩

歩けない老犬の散歩

足腰が立たなくなって、なかなか歩くことができなくなっているシニア犬も多いです。それでも、家の中だけで過ごさせていると刺激が無くなってしまいますから、公園など安全な場所に連れ出して外の雰囲気を味わえるようにしてあげましょう。最近は犬を載せるためのカートなども販売されています。安全な場所への移動はカートで、到着したらおろして自分なりに動けるようにしてあげるなどという形にしてもよいでしょう。小さい子なら移動用のケージに入れて運んであげてもよいでしょう。犬の状態に応じて適切な方法を選んで、少しでも散歩を楽しめるようにしてあげましょう。

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