犬の反省ポーズ、もしかするとヘッドプレッシングの疑いあり!?

2017.01.29

犬の反省ポーズ、もしかするとヘッドプレッシングの疑いあり!?

あまり馴染みのない「ヘッドプレッシング」。病名を知らなくても、反省ポーズをしている犬の写真なら記憶に残っているのではないでしょうか?ここでは、犬のヘッドプレッシングの危険性について紹介していきますのでお付き合いください。

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ヘッドプレッシングってなに?

ヘッドプレッシングってなに?
Dog Heirs

すべての行動に対して一概にはいえませんが、SNSなどで見かける写真の中に、壁や壁のようにかたい物に頭を押し付けて、まるで反省ポーズをしているような犬は映っていませんでしたか?

その姿は少しユニークで、かわいいとさえ思ってしまいます。しかしもしかすると、犬たちのそんな写真の中には反省ポーズが重大な病気のサインとなっていることもあるものもあるのです。

反省ポーズを余儀なくされるこの病気は「ヘッドプレッシング」とよばれます。主に犬や猫に多い病気で、いくつかある愛犬の注意しなければいけない行動のなかのひとつとして呼びかけられています。 


ヘッドプレッシングの原因


ヘッドプレッシングの原因は、ウイルスの感染や脳の中枢神経の損傷、視床の影響がでる前脳の疾患、脳卒中や代謝性疾患など、何らかの異常を起こしている場合のサインである可能性があります。

また、先天的な要因のほかに、けがなどで犬の前脳が損傷した場合に発症するケースが多くあります。

愛犬が壁に頭を押し付けていた場合は、反省ポーズの愛らしさや撮影をするよりも早く、信頼できる獣医師の診察を受けましょう。


他にもこんな行動をする場合も!

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ヘッドプレッシングだけでなく、愛犬が同じ場所を行ったりきたりする、円を描くように歩く、部屋の隅にいることが多かったり、壁を見つめていたりする、こんな行動が見られる場合は、念のために愛犬のかかりつけの獣医師の診察を受けることをおすすめします。

こういった愛犬の行動は何気ないものですが、ヘッドプレッシングのように脳に何らかの異常をきたしている場合や、けがの後遺症、中毒や感染症なども考えられ、命の危険を伴うこともあるので注意が必要となります。

では、日常の中でどうすればヘッドプレッシングの早期発見に繋がるのでしょうか?

愛犬がくるくると回る、部屋の隅にいる、この行為を見つけられるタイミングばかりとは限りません。
そこで、いつもきちんとできているおすわりやお手ができなかったり、視力が低下したように感じられる行動があったり、愛犬の行動パターンがいつもと違うと感じられたら、それは愛犬からのヘルプサインだと認識し、適切な処置をするようにしましょう。


さいごに

いかがでしたか?

今回ご紹介したヘッドプレッシングは、オランダの動物愛護団体がSNSで訴えたことがきっかけで拡散されました。注意喚起を促すための呼びかけでしたが、なんとヘッドプレッシングが原因で起きる犬の行動は飼い主にとっては愛犬が懐いてくれているように錯覚してしまうポーズであることが多く、実際にはまだヘッドプレッシングに対する警戒が浅いのが現実です。

しかし、こうして犬の病気について理解して、冷静に投稿された写真を見ていくと、この子は健康なのかしら? 本当に反省しているだけなのかしら? ヘッドプレッシング? もしかしたら違う病気? そんなふうに様々な角度で考えていくようになります。

もちろん、私も改めてこうして情報を集めると、愛犬との日常をただ楽しいと過ごすのではなく、ささやかな変化にも気づけるようアンテナを張り巡らせることも大切なのだと実感しました。

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はな

はな

犬のいない生活がほとんどないほどの犬好きです。現在は保護犬の里親になり楽しく暮らしています☆


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