赤ちゃんを迎える前に準備!
大変な出産を終え、いざ愛犬の待つ我が家へ。
可愛い赤ちゃんにとって初めての我が家ですが、注意すべきことは沢山あります。不安や心配事はありますが、まずは注意すべきことをしっかり確認し、楽しみながら新しい生活をスタートしましょう。
【1】妊娠中に愛犬のしつけや衛生面を整えましょう!
トイレトレーニングや無駄吠えはもちろん、お風呂や健康管理などの基本的なケアは赤ちゃんが生まれる前にしておいた方が良いでしょう。また、愛犬とあなたの信頼関係を築いておく事が一番重要です。
【2】必ずベビーベッドの用意を!
基本的なところですが、一番重要です。
毛が抜けにくい犬種もいますが、基本的に犬の抜け毛やほこりなどは赤ちゃんにとって害になる場合がありますので注意してください。また、「愛犬と赤ちゃんをゆっくり慣れさせる上での居場所」という意味でもとっても重要です。
【3】赤ちゃんをベットに寝かせたらまずは愛犬とのスキンシップを!
入院中の疲れが残っているし、生まれたばかりの赤ちゃんが気になるのはとっても解ります。ですが、まずは愛犬とのスキンシップを!
愛犬は”赤ちゃん”という存在がどういうものなのか、この時はまだ分かっていません。それはこれからの生活で徐々に理解させていくことになりますが、急に現れた赤ちゃんにヤキモチを焼いてしまうと後々の赤ちゃんとの関係に亀裂が入ってしまう危険があります。
【4】最初の数日はなるべく愛犬を優先させる!
多頭飼いを経験したことのある方なら解ると思いますが、犬は上下関係をとっても気にします。突然現れた赤ちゃんばかり気にしてしまうと当然ヤキモチを焼きますし、面白くありません。時には赤ちゃん返りしてしまうこともあります。犬としては、もちろん自分が赤ちゃんよりも上だと思っていますので“この子は家族の一員で、どちらも大切な存在”と解らせてあげることが重要になってきます。
【5】過度な不安や心配は厳禁!とことん楽しむ気持ちを持って!
赤ちゃんも犬も人の気持ちにとっても敏感です。親が不安に思っていたり、心配しすぎると赤ちゃんも犬も落ち着きません。これからの関係を良いものにするためにも、まずは親であるあなた自身がどっしりと構えて下さい。
赤ちゃんと愛犬を対面させるための準備
赤ちゃんと愛犬を対面させるのに特別必要な準備はありません。
「赤ちゃんも愛犬もどちらも大切だということを、愛犬にしっかりと伝えておくだけ」です。
あとは、愛犬の性格や様子を観察し落ち着いている時を見計らって、少しずつ赤ちゃんの匂いを覚えさせます。
我が家の場合は退院後3日ほどで対面させましたが、急ぐ必要はありませんのでゆっくりと愛犬の様子を見ながら進めて下さい。こればかりは、愛犬の性格にもよるところが大きいので一概に”いつ対面させた方が良い”ということは言えません。
赤ちゃんが家に来たばかりの時には愛犬も警戒したり、興味はあるものの赤ちゃんがどういうものなのか解っていませんので、愛犬が落ち着くように声をかけながら様子を見て下さい。(ちなみに、我が家の愛犬は赤ちゃんが声を出すたびに首をかしげていました。)
対面させるときの手順は?
ではドキドキの初対面!まずは落ち着ける環境を作ってください。家族も愛犬も落ち着いたら準備は完成です。
1、まずは愛犬が絶対に逆らわない(犬の中のリーダー)人が赤ちゃんを抱っこします。
2、次に愛犬の目の高さに合わせて声をかけながらゆっくり対面させます。
3、最初は短時間で少しずつ慣らしていきましょう。
とても簡単ですが、対面はこれの繰り返しです。最初は愛犬も不思議そうにしていますが、徐々に慣れ興味を持ち始めます。
対面の準備の段階で匂いを覚えさせているので、いきなり襲い掛かったりすることもなく愛犬自身もすんなりと赤ちゃんの存在を受け入れてくれるはずです。慣れてきたら、赤ちゃんを少しだけ高さを変えたマットの上に寝かせてみるのも慣れさせるにはとっても有効です。
もちろん愛犬の性格や様子を見てになりますが、恐る恐る近づいていた愛犬が赤ちゃんの隣に寝てくれるようになったら愛犬が赤ちゃんを受け入れてくれたということだと思います。赤ちゃんを守るように寝る愛犬に思わず笑みがこぼれますよ。
赤ちゃんと対面させるときの注意点~愛犬の場合~
まずは犬と赤ちゃんを対面させる時の愛犬に関する注意点をご紹介します。
そんなに多くのことを注意する必要はありませんが、多少の注意は必要です。愛犬と赤ちゃんの信頼関係を作るためにも、初対面を良いものに出来るようにあなた自身もどっしりと構えていてください。
【1】初対面は必ず愛犬が落ち着いている時に!
これは不意な怪我を避けるためにも重要ですので、対面の前には必ず落ち着かせてください。
【2】爪を切り、噛み癖のある場合は治しましょう
せっかく愛犬が赤ちゃんに興味を持っても爪が伸びていたり噛み癖があると心配ですよね?安心して対面させるためにも準備しておくと安心です。
【3】愛犬が赤ちゃんに興味を持って近づいても決して途中で止めないで!
初対面で赤ちゃんと愛犬を会わせるのは心配かもしれません。しかし、心配だからと言って愛犬が近づいたときに止めてはいけません。止めてしまうと、愛犬が“近づいてはいけない”と勘違いしてしまう恐れがあります。
【4】愛犬が赤ちゃんを舐めても大丈夫!
対面時に愛犬が赤ちゃんに興味を持ち近づいたとき、まれに赤ちゃんを舐めようとすることがありますが心配はいりません。
多少舐められたって病気になんてなりませんし、逆に抵抗力が付くかも位に軽く考えて大丈夫です。
愛犬が赤ちゃんを舐めようとするのはそれだけ赤ちゃんが気になっていることだと思います。
愛犬と対面させるときの注意点~赤ちゃんの場合~
生まれたばかりの赤ちゃんは可愛いですが、注意することが沢山です。生まれたばかりの時はなんでも口に入れちゃいますし、首が座って動き出すと目が離せません。対面させる時期にもよりますが、赤ちゃんにも注意が必要です。
【1】愛犬を叩いたり、強く握ったりしないように声をかけながら対面させましょう
対面させる時期にもよりますが、愛犬同様赤ちゃんにも“大切な家族なんだよ”と教えてあげなくてはいけません。急に叩かれれば愛犬も驚いてしまいます。
愛犬の性格も考えて様子を見ながら対面させてください。
【2】なんでも口に入れてしまいますので、犬のおもちゃやトイレには特に注意しましょう
これは対面と言うよりも普段の生活についてですが、赤ちゃんが動けるようになって、気が付くと犬のゲージで遊んでいたり犬のおもちゃを口にくわえていたりしたことがありました。
犬と赤ちゃんは一緒に生活しても衛生面では何の心配もないと獣医さんから聞いたことがありますが、流石に気になると思います。事の善し悪しが解らない赤ちゃんだからこそ親も気を付けてあげましょう。
赤ちゃんと愛犬が仲良くして生活できるようになるためには
赤ちゃんと愛犬が仲良く生活できるようになるのに、特別必要なものはありません。
対面の仕方はきっかけに過ぎませんが、日々の生活の中であなたや家族“愛犬も赤ちゃんもどちらも大切”という思いを素直に伝えてあげればいいのです。犬はあなたや家族が赤ちゃんを大切にしているのを見て“赤ちゃんは大切なもの”だということを理解しますし、赤ちゃんも大きくなるにつれ“愛犬は家族”と理解していきます。
そして最初は心配で仕方ないかもしれませんが、あなたや家族が心配していると愛犬も赤ちゃんも不安になります。
心配なのは解りますが、心配よりも楽しむ気持ちを持ってください。あなたが楽しめば赤ちゃんも愛犬も安心して落ち着いてくるはずです。
うちでは、本当の兄弟のように分け隔てなく育ててきました。そのため、今では本当の兄弟のようにお互いに甘えたり、遊んだり、喧嘩したりしています。妊娠中はもちろん、赤ちゃんと犬を一緒に生活させることに猛反対されたことももちろんありますが、どちらも大切な家族。今では自分の決断は間違っていなかったと思っています。
愛犬と赤ちゃんの対面を楽しむ気持ちで!
人間でもそうですが、初対面はとっても重要です。だからと言って無駄に心配する必要はありません。
あなたと愛犬の信頼関係、家族との意思の疎通、赤ちゃんを大切に思う気持ち、そして少しの注意さえあれば愛犬と赤ちゃんは次第に仲良く、本当の兄弟のように育っていくものだと思います。
心配な気持ちも経験者として痛い程解りますが、あなたが心配ばかりしてしまうと赤ちゃんも愛犬も不安になってしまいます。
まずは自分が楽しむこと、それが一番大切です。もし初対面が失敗してしまっても、一緒に生活していく中であなたや家族の気持ちがあれば絆は必ず出来ます。
これは、私の経験をもとに書かせていただきましたが、私もまだまだ愛犬と息子を育てている未熟者の母です。
日々、失敗しながらも成長していく愛犬と息子をこれからも見守っていくとともに、この記事を読んでくださった皆様が私と同じく、可愛い愛犬と赤ちゃんの成長を見守る者としての楽しみを知っていただければ幸いです。
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