おとなしい犬を飼いたい!おすすめ犬種をサイズごとにご紹介!

2022.08.15

おとなしい犬を飼いたい!おすすめ犬種をサイズごとにご紹介!

犬は吠える動物です。自分の感情を伝えるために「ワンワン」と大きな声で吠えてしまうもの。 まったく吠えないという犬はいないでしょう。ただ、住宅密集地やマンションなどで飼う場合には「吠える」ことで周囲への 迷惑となってしまうのでは…と気になってしまいますよね。 できるだけ吠えない、おとなしい犬種を飼ってみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。 100%吠えないという犬はいないですが、一般的に「あまり吠えない」という性質を持つおとなしい犬についてまとめてみました。

【掲載:2017.03.21 更新:2022.08.15】

小型犬でおとなしい犬

シーズー
体が小さい犬にとってまわりの動物はすべて自分よりも大きい生き物。生きていくためには、
吠えることで相手を威嚇して自分の身を守ろうという本能が備わっています。そういった野生の名残から小さい犬は吠えやすいと耳にすることが多いかもしれません。

そんな小型犬の中でも一般的にあまり吠えないおとなしい犬はどんな犬種なのでしょうか。

◆【小型犬でおとなしい犬】シーズー

シーズーというとなんと言ってもぺちゃ鼻が特徴的。そして丸い瞳が可愛らしく、
顔を見ているだけで癒される魅力的があり人気です。

・運動不足には気をつけて

体重は4~7キロ程度と小さく、室内犬としてもぴったりですよね。小さな体でフサフサな毛並が特徴的です。実は、
かつて中国王室で貴族が家庭犬として飼っていたという歴史を持ちます。当時は守り神として重宝されていたワンちゃんだったと言います。

室内犬としても人気ですが、運動量があまり多くない犬種なので、散歩や室内での運動などに配慮してあげるようにしましょう。

・おとなしい穏やかな性格のワンちゃん

とても穏やかで人懐こいという性格。そして、甘え上手で愛嬌がたっぷりでおとなしいので人気です。ただ、プライドが高く頑固な一面も持っているとか…。

しかし、基本的にあまり吠えなく、おおらかなので、年配の方や子供がいる家庭でも飼いやすいかもしれませんね。
あまり吠えないおとなしい面があるので家の中でも穏やかな暮らしができることでしょう。

◆【小型犬でおとなしい犬】トイプードル

トイプードル

プードルの中でも小さいサイズで人気なのトイプードル。その可愛らしい外見で、多くの愛犬家の心を魅了しています。

・もこもこ毛並が可愛らしい
トリミングで可愛らしい外見にできるのが魅力のトイプードル。飼い主さんが考えるような可愛らしい、不思議な形に毛をトリミングすることもできます。
トリミングで個性を出すこともできるのが魅力のひとつかもしれませんね。

・穏やかでおとなしい

トイプードルは、おとなしい性格でもありますが、社交性があって人間にもとても懐きます。また、頭がとても良い犬です。
そのため、初めて犬を飼う人でもしつけがしやすくお利口に育てることもできます。しつけ次第では、吠えないおとなしい犬にすることもできる犬種です。

たくさんの毛色を持つ犬種ですが、毛の色によって性格が異なる傾向にあります。人気色であるレッド系のトイプードルは、
おとなしいという面よりも活発で神経質なところが目立ち、他の毛色のトイプードルと比較するとしつけがしにくいと言われることもあるようです。

でも、基本的には穏やかな性格なのでしつけによってはおとなしいワンちゃんとなるでしょう。
フワフワとした外見でおとなしいとまるでぬいぐるみのように可愛くて癒されそうです。

◆【小型犬でおとなしい犬】パグ

パグ
つぶれた鼻にしわしわの顔立ちが特徴的なパグ。でも、それが「愛嬌があってとても可愛らしい!」と人気です。
いわゆる「ぶさカワ」なワンちゃんとしても知られています。

・愛嬌たっぷりな表情と体つきが魅力

中国が原産の短毛種のパグ。大きな頭と筋肉質な丸い体、顔や体のたくさんのしわしわ、くるんと丸まった尻尾、
そして丸い目がとてもユニークです。そんな独特で印象的な風貌が不思議ととても惹きつけられます。

また、表情がとても豊かです。顔を見ていると、何かが伝わってきそうなほどの感じもあります。

・吠えないおとなしい犬

実は、つぶれた鼻が理由であまり吠えないのでおとなしいです。室内で人間と一緒に暮らすのも好きで、
家族とも穏やかな生活ができます。

6.3~8.1キロ前後が理想体重と言われています。小型犬ではありますが、運動はしっかりとさせましょう。
運動不足で体重が増えてしまうと、病気のリスクにも繋がります。

基本的にはおとなしい犬です。ただ、子犬のときにはやんちゃっぷりを見せることも多いです。
しつけは小さなうちが肝心なので、飼い主との主従関係をはっきりさせましょう。

特に吠える原因がなければ比較的おとなしい犬ではありますが、お腹がすいていたり、
知らない人がきたり、ストレスがたまったりすると吠えることも…。しつけによって吠えなくすることもできるので、
原因を見極めながらコミュニケーションをとっていきましょう。


中型犬でおとなしい犬

小型犬よりも少し大きく、そして大型犬よりもコンパクトな体型の中型犬は、家庭でも飼いやすいため人気があります。

◆【中型犬でおとなしい犬】バセンジー

吠えない犬として知られているのがバセンジーです。狩猟犬であった過去を持ち身体能力が高い犬種ではありますが、
めったに吠えることのないおとなしいワンちゃんです。

・しっかりした体格の中型犬

実は紀元前から存在していたのでは…?という説もあるほどの古い犬種と言われています。体重は10キロ前後と中型犬の部類です。

運動好きな犬なので、毎日の散歩が欠かせません。

また、暖かいアフリカ生まれの犬のため、基本的には室内で飼ってあげるのが理想です。日本の寒さはとても苦手です。

・家族に愛情を注いでくれるおとなしい犬

野生時代の名残からか、知らない人間や他の動物には少し警戒心を持つところがあります。バセンジーの大きな特徴は
「吠えない」というところ。ほとんど吠えないおとなしい犬として有名です。

しかし、犬ですからときには吠えることもあります。ただ、その吠えたときの声は「吠える」というよりも高い声で
歌っているかのような音色。ふだんはとてもおとなしい犬です。

◆【中型犬でおとなしい犬】ウィペット

スラリとした細身の体が特徴的なウィペット。体重13キロほどの中型犬で、長い足や小さな体、スタイル抜群の容姿に魅力を感じます。

・無駄吠えが少ないおとなしい犬種

ウィペットはおとなしい犬が欲しいという人にはおすすめ。普段から物静かで吠えることが少ない犬と言われています。
周囲の人に攻撃をしたりすることもありません。家族となった飼い主さんへの愛情がとても深く、しつけもしっかりと覚えてくれるおとなしいワンちゃんです。

・たっぷりと運動量を確保してあげたい

ウィペットは寒いのがとても苦手なので、室内で暮らすことが理想的です。また、おとなしい性格ではありながらも、
運動が大好きでよく動きたがる一面も持っています。家の中でばかり過ごしては運動不足になってしまいます。

ドッグレースに出たりするほどの俊敏さがあり運動能力が高い犬です。ときにはドッグランなどでたっぷり遊ばせてあげましょう。
おとなしい性格ですが、外に遊びに出ると大好きな運動ができるので、とてもイキイキとした表情を見ることができます。


大型犬でおとなしい犬

大型犬には小型犬にはない魅力があります。それは、大きな体。飼い主さんとあまり変わらないくらいの大きな体で、
抱きついたときには「温かさ」が体全体に伝わってきます。

◆【大型犬でおとなしい犬】ゴールデン・レトリーバー

ゴールデンレトリバー

大きな体と優しい表情が人気のゴールデン・レトリーバー。盲導犬としても大活躍しており、人間の身近で生活して愛されているワンちゃんです。

・人間にも友好的なワンちゃん

ゴールデン・レトリーバーは、名前からも分かるようにゴールドの毛並が特徴。ふさふさな長い被毛は触り心地も良く、
まるで大きなぬいぐるみのよう。抱きついたときには幸せを感じそうです。

人間と仲良くなることが得意で明るい性格です。人懐こくフレンドリーな犬で、噛みついたりすることもなくおとなしいです。
攻撃的な面がほとんどなく吠えることが少ない犬です。

そのため、人間の小さな子供とも仲良くでき子供がいる家庭でも飼いやすい犬です。そんなおとなしい性格に育つ傾向にあるので、
ペットとしても大人気のワンちゃんなのです。

・ゴールデン・レトリーバーの飼い方

大型犬の代表とも言えるゴールデン・レトリーバーですが、30キロ前後の体重が平均的。体高は60㎝前後とかなり大きく育ちます。
特にオスの方が体重も重くなりやすく、35キロ前後にまで成長することもあります。食欲があるので理想的な体重をキープするように
食事管理は飼い主さんが気をつけるようにしたいものです。

また、ひとりぼっちが苦手な性格なので、室内で飼うことが理想的です。家族のそばで明るく過ごすことが大好きなので、
留守番もあまり頻繁にさせることは適していません。

大型犬なので、運動不足からくる体重増加には気をつけましょう。お散歩は欠かせません。1日2回お散歩に行くようにするのが健康の秘訣です。
たまにはドッグランなどの広場に連れていってあげると、開放感のある場所に大喜びです。狭い空間で運動不足にならないように、室内飼いの際には気をつけたいものです。

◆【大型犬でおとなしい犬】ラブラドール・レトリバー

ラブラドールレトリバー

ゴールデン・レトリーバーと同じように盲導犬としても活躍しているラブラドール・レトリバー。大型犬の中でも人気が高い犬です。

・短毛種のラブラドール・レトリバー

ゴールデン・レトリーバーと外見がとてもよく似ていますが、ゴールデン・レトリーバーが長毛種なのに対して、
ラブラドール・レトリバーは短毛種です。

・ラブラドール・レトリバーの体重は

30キロ前後にまで成長する犬です。体の高さはオスが55~57㎝、メスが54~56㎝ほどです。
日本ではこの大きさでは大型犬とされていますが、海外では中型犬の部類にも入ることがあります。

・穏やかでおとなしい落ち着いた性格

ラブラドール・レトリバーは盲導犬のほか、警察犬、セラピー犬としても活躍するほど、頭の良いおとなしい犬です。

ただ、幼少時には少し活発で元気。室内で飼っていると、留守番中にいろいろといたずらをされてしまう…という
問題行動が出ることもあります。そんなやんちゃも、しっかりしつけると成長するにしたがって、とてもおとなしい犬になります。
正しいしつけをすることで、人間の良きパートナーになってくれる愛すべきワンちゃんです。

ほとんど吠えることがないおとなしい犬ですが、運動不足が原因で吠えることもあるので、
一緒に暮らすときには散歩をしっかり習慣づけましょう。


吠えないおとなしい犬とは・・・飼育環境による

吠えないおとなしい犬…すべては飼育環境による

上記にあげた犬たちは一般的におとなしい犬と言われている犬たちです。ただ、実際に「吠えない」「噛まない」というのは、
個体差があります。飼い主さんのしつけの仕方、暮らしていく環境、生活習慣などによって、そのワンちゃんがどんな性格になるかは変わっていくもの。

「吠えにくい」なんて言われていた犬が実際はよく吠える犬になったり、「吠えがち」と言われている犬がとても
おとなしい飼いやすい犬になることも多々あります。

そのため、「おとなしい性格」として暮らしたとしても、飼い主さんがお世話をあまりしなかったり、
コミュニケーションやしつけを怠けているなどすると、ストレスや寂しさから吠えてばかりのワンちゃんになることもあるでしょう。

それに、「噛む」という行動についても、その犬が持つ個性、そして生活習慣やしつけによって異なってきます。
小型犬は警戒心が強くなりがちなので、自分を守るために「噛む」という行動をとることも…。
しかし、それも幼少時に「噛んではいけない」としっかりとしつければ噛み癖もなくなるものです。

しつけやコミュニケーションで愛犬との良好な関係を築いていく中、噛み癖や吠え癖も落ち着くことが多いです。

一般的におとなしい、吠えないと言われている犬種を紹介してきました。

できれば、おとなしい犬と一緒に暮らしたいと考える方は多いでしょう。ただ、犬は吠える生き物です。
ワンちゃんでも一緒に暮らすと決めた以上、小さいうちに吠え癖や噛み癖についてもしっかりとしたしつけをしていくことが大事です。
一緒に長く暮らことができるように、たくさんの愛情を注いであげましょうね。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!

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