自閉症を持つ人達は毎日の生活の中で様々な困難を経験することがあります。そんな娘のサポートになればと、ケイデンさんの両親は4年間もの間サービスドッグを探し求めていました。
ティーンエージャーであるケイデンさんは自閉症であり、感情のコントロールから感情の移行、そして感覚の処置をするという事にとても難しさを感じながら毎日を過ごしていました。私達が普段何気にやっている事や当たり前だと思っている事が、ケイデンさんにとってはとても大変で辛かったりするのです。
ケイデンさんの両親はアメリカ、そしてカナダ中の施設に連絡を取り、自閉症の娘の為のサービスドッグを探してきました。
しかし、返事はいつも「NO」。医者からもサービスドッグを持つことを勧められていたのですが、なかなかその一匹に出会う事ができませんでした。
ところがある日、彼女達のもとに嬉しいニュースが…
なんと、待ち望んでいたサービスドッグが見つかったのです!
カナダにある「テムズセンター・サービスドック」というサービスドッグを訓練している施設から、1年以内にケイデンさんのもとにサービスドッグが送られてくることになったのでした。
ケイデンさんはその話を聞かされた時、信じる事ができずに居ました。それも当然。4年もの長い間夢見た瞬間がやってきたのですから、なかなか素直にそれを受け止める事ができなかったようです。
そこで両親は直接ケイデンさんにそのワンちゃんを見せてあげようと、カナダのテムズセンター・サービスドックまで皆で出向く事にしたのです。
ケイデンさんはセンターにて生後11週間の子犬ルナに会い、本当に自分がサービス犬を持つことができるんだという事実に気づいて泣き崩れてしまいました。
ビデオの中では大粒の涙を流しながらもルナを抱きしめる彼女の姿が映し出されています。
生後11週間といっても、サービス犬の訓練をしっかり受けているルナ。早速将来のオーナーであるケイデンさんをなだめようと優しくキス。まるで、「大丈夫だよ」と言ってくれているかのように見せますね。
ルナがケイデンさんのもとへやってくるのはまだ1年先のことですが、待ち望んだサービスドッグが見つかったというだけで充分。ケイデンさんはその事実だけでとても嬉しく感情的になっていました。
やっとのことでサービス犬を持つことができたケイデンさん、これからはルナと一緒に日々の困難を乗り越えていくことでしょう。そして、このルナとの最初の出会いを記録したビデオは、家族の中で大切に残されていくことだと思います。
ペットをお迎えされた事のある方はケイデンさんが感情的になる気持ち、とてもわかるのではないでしょうか?
ケイデンさんの喜びの様子はこちらの動画から
<参考サイト>
littlethings
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