1.湿気の多い日本の気候 いつからカビに注意したらいいの?
3.覚えておこう!カビによる犬の病気色々
3-1.白癬症(はくせんしょう)
3-2.マラセチア
3-3.クリプトコッカス症
3-4.皮膚糸状菌症
4.ワンちゃんにも安心♪おすすめの清潔グッズ
4-1.ペットまわりの空間除菌・消臭ゲル
4-2.快適空間除菌水プリジア
4-3.水のいらない泡シャンプー 犬用
4-4.ペットキレイ 除菌できる ふきとりフォーム
【掲載:2017.06.05 更新:2020.04.17】
湿気の多い日本の気候 いつからカビに注意したらいいの?
湿度が高く、冬でもあたたかな室内では、カビは一年中発生します。でも、病気を引き起こす原因となるカビに注意したい時期というものがあります。
病気を引き起こすカビは「トリコスポロン」。日本の住宅には普通にあるカビ菌なのですが、これは夏風邪に似ている症状をもつ「夏型過敏性肺炎」という病気の原因となっています。夏型というだけあって、初夏から夏に向けて発病する人が多い病気となっています。特に注意したいのが6月から9月頃。梅雨時から台風までの雨の多い時期と覚えておくと良いでしょう。
トリコスポロンは、犬だけでなく人も発病します。夏になると、風邪のような症状が出る人は、この夏型過敏性肺炎なのかも知れません。この夏型過敏性肺炎か、ただの夏風邪なのか判断する方法として、生活する場所を変えると症状が無くなるということがあります。
・旅行に行ったら元気になった。
・帰省している間は何も症状が出なかった。
などの体験がある人は、この夏型過敏性肺炎を疑ってみましょう。
・エアコンのフィルターや水回りなどカビの発生しやすい場所を清潔にしておく。
・部屋の換気を良くして、カビの発生を防ぐ
などの方法が効果的です。このカビの防止方法については、このあともっと詳しくご紹介しますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
犬の体に悪影響のあるカビ
人に体に影響のあるトリコスポロンの他、犬にもカビが原因で起こる病気があります。ペットのおもちゃ、家具などにカビ菌がついていて、それを舐めることで起こる病気もあります。また、舐めなくても皮膚にカビが付くことで、発病する皮膚炎もあります。ですから、犬がいるご家庭は特にカビに注意する必要があるのです。
犬に影響があるカビの種類には
・マラセチア
・真菌(犬小胞子菌・石膏状胞子菌(せっこうじょうほうしきん)・白癬菌)
・クリプトコッカス
・皮膚糸状菌
があります。
覚えておこう!カビによる犬の病気色々
◆白癬症(はくせんしょう)
白癬症は真菌というカビの一種によって起こる犬の皮膚病のひとつです。白癬症と聞くと、ピンとくる人もいるでしょうが、人でいう水虫がこの白癬症です。犬が白癬症にかかると、毛が途中で切れてしまい短くなったり、円形脱毛症になったりしますので、気付くことが出来ます。
同時に、円形に毛が抜けた部分には湿疹が出来て痒がります。皮膚がジクジクとただれる犬もいますが、中には円形脱毛症だけで他の症状が出ない場合もあります。これは犬自身の免疫力により、症状が軽いだけなので、寒かったり体力がない状態になるともっと症状が出てきます。
予防法は、シャンプーをまめにしてあげて清潔にしてあげることです。かかってしまった場合は、塗り薬や内服薬で治療することになります。動物病院を受診して、お薬をもらってください。
◆マラセチア
マラセチアはカビの一種ですが、元々犬の皮膚や耳の中にいる菌です。免疫力の低下によって皮膚病として発症する病気です。発病すると、痒がったり耳垢が増えたり皮膚の炎症を起こします。特にたれ耳の犬に起こりやすいカビによる病気と言われています。
予防方法としてはマラセチア専用の薬用シャンプーを使ったり、犬の体力に気をつけてあげると良いでしょう。
◆クリプトコッカス症
クリプトコッカス症は、空気中に浮遊するカビを犬が吸い込むために起こる病気です。クリプトコッカス菌は土の中やハトの糞の中に多く含まれている菌類なので、散歩中に吸い込んで症状が出ることもあります。予防するには空気清浄機を置いたり、犬の免疫力の低下を防ぐなどの工夫が必要です。外に出ると、どこにでも存在していまうカビ菌であるため、完璧な予防方法はありません。
犬がこの病気を発病すると、鼻水やくしゃみをしだします。悪化すると肺炎のような症状になり、呼吸困難を起こす場合もある怖い病気です。
◆皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌はカビの中の真菌の一種です。皮膚に付着することにより皮膚病を発病します。この病気を持っている他のペットなどと触れることで感染していきます。怖いことに人にも感染してしまいます。カビ防止をしただけでは防ぐことが出来ないので、注意が必要です。症状は白癬症と一緒です。同じ病気とされることもあります。周りに撒き散らしたりしないよう、早期発見・治療が大切な病気です。
ワンちゃんにも安心♪おすすめの清潔グッズ
カビは愛犬だけでなく、人にも伝染る病気もあり簡単に簡単に考えていてはいけません。基本的に、どこにでも浮遊しているものなので、散歩の時に体に付着して室内にまで持ち込んでしまう場合もあります。そのような場合には、シャンプーやブラッシングなどで皮膚を清潔に保つこと。犬の健康に気をつけて免疫力をあげること。などが有効です。
◆ペットまわりの空間除菌・消臭ゲル
浮遊ウイルス・菌などを99%除去。さらに悪臭成分もしっかり消臭。
空気中に浮遊する菌が心配という人は、これをお部屋においてみてください。置くだけで菌だけではなくウィルスも消してくれるという画期的な商品となっています。消臭効果もありますので、お部屋の匂い消しにもお使いいただけます。
◆快適空間除菌水プリジア
快適空間除菌水プリジアは、強力な除菌力と消臭力をあわせ持ちながらもペットや人の手肌にも安心な除菌消臭水です。ペットが舐めても、手足にかかっても、また人にかかっても安心です。
人にもペットにも安心な除菌スプレーをお探しならこちらがおすすめです。強力な除菌力だけでなく、消臭力もバッチリなので、部屋のにおいにお悩みの方にもお使いいただきたい商品です。床や壁に付着した成分を、ペットが舐めても安心です。もちろん、人にかかっても心配ありませんので、安心してお使いいただけます。
◆水のいらない泡シャンプー 犬用
食品成分100%で、なめても安心。ヒアルロン酸が皮膚や被毛に潤いを与えます。ノンアルコール、無香料。
犬が外から持ってくるカビ菌には、こんな水のいらない泡シャンプーはいかがでしょうか。水を使わないので、お風呂嫌いなワンちゃんにも使いやすくておすすめです。皮膚のために良いヒアルロン酸も入っているので、皮膚や被毛の状態を良くする効果もあります。ノンアルコール・無香料なので皮膚の弱いペットにも安心してご利用いただけます。
◆ペットキレイ 除菌できる ふきとりフォーム
ペットの体に直接つけられ除菌ができる。汚れもバイ菌もすっきり。ペットがなめても安心植物生まれ成分。ペットの肌に優しい低刺激タイプ。
カビ菌がついたおもちゃを愛犬がなめてしまうのは、クリプトコッカス症が心配です。除菌できて、犬にも安心なふきとりフォームなので、カビの季節だけでなく、1年中使ってあげてください。
犬のためのカビ対策に関するまとめ
湿気が多く、梅雨もある日本の気候には、カビによる犬の病気の心配もあります。カビはあたりまえと思っていると、思わぬ犬の病気を引き起こしてしまいます。愛犬の健康に気をつけたい飼い主さんなら、6月から9月までの雨が多く湿気が気になる季節には、特にカビ対策に注意をしてあげたいですね。
毎日のお掃除、部屋の換気をよくしてカビの発生を防ぐことが大切です。カビ取りグッズの利用など、カビ対策をしっかりして、大切な家族とあなたの愛犬の健康を守ってください。
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