【掲載:2023.04.25 更新:2026.02.20】
柴犬の「キツネ顔」「タヌキ顔」の特徴

こちらの写真の柴犬をみて、なんとなく2匹の系統が違うのが伝わりますでしょうか?
柴犬の顔のタイプは大きく分けて2タイプあり、それがクールな印象の「キツネ顔」、キュートな印象の「タヌキ顔」とされています。
タヌキ顔の柴犬はまん丸癒し系!

こちらは信州柴犬や美濃柴犬に多く見られる顔立ちです。
近年人気の豆柴もタヌキ顔の子が多いですね。
タヌキと聞くとほわほわとした毛に丸顔で愛嬌のある顔のイメージを思い浮かべますが、タヌキ顔の柴犬もまさにそうです。
顔の輪郭や目、鼻先が丸く、マズルが短いです。
正面から見ると、まん丸な顔の中心に目などのパーツが集まっていて、愛嬌がある顔立ちに見えます。
体も全体的に丸っこいスタイルで、骨格が太くしっかりとしています。首や胴体、足も、筋肉質でガッシリとした体型です。
タヌキ顔の柴犬は、平均的にオスが10kg前後、メスが8kg前後まで成長するといわれています。
キツネ顔の柴犬はイケメンで凛々しい!

キツネ顔の柴犬は、縄文柴や山陰柴に見られる顔立ちです。タヌキ顔と比べると、ワイルドで野性味のあるクールな印象を受けます。
キツネ顔の柴犬の特徴は、顔が面長で額が浅く、マズルがスッと長い形をしているところです。
目は少しツリ目のようになっていることから、キリっとした顔立ちに見えます。タヌキ顔の柴犬と比べると、歯が大きいのも1つのポイントです。
体については、スマートで足も長くスタイルがよいのが特徴的です。
スタイリッシュな見た目をしていますが、オスが10~13kg程度、メスが9~11kg程度とタヌキ顔よりも少し大きく育つ傾向があるようです。
このように柴犬にはタヌキ顔とキツネ顔でそれぞれ特徴が異なりますが、性格に関して基本的なところは変わりません。
個体によって、元々フレンドリーな子、より神経質な子など様々だと思いますが、基本的には「柴犬らしい」と言われるような狩猟犬としての気高い一面があります。
この顔のタイプが分かれているのには、柴犬の歴史が大きく関わっています。
◆柴犬の歴史
柴犬は「日本犬」と呼ばれる犬種で、日本の縄文時代から日本人の近くで暮らしてきた犬種ということが判明しています。
そんな柴犬は、昔は狩猟犬や番犬として人間のサポートをしてきた動物です。
狩猟では人間の後をついて行くのではなく、先頭に立って危険や敵を瞬時に判断し、吠えて主に知らせることもできる頭の良い犬種です。
全国各地で現在の「柴犬」である犬と暮らしている人ましたが、当時は『柴犬』という名前で統一されておらず、地域によって呼び名が異なっていました。
生まれた地域によって異なる名前が付けられた「地柴」たちは、それぞれの見た目の特徴も違っています。
地柴の中でも大きく3系統に分けられますので、簡単に紹介します。
このように各地で呼び名が異なるだけでなく、少しずつ見た目の違いもありました。
このように日本犬の中でも種として統一されていない中で、明治維新をきっかけに洋犬が日本に入りはじめます。
そうした背景から日本犬の飼育数の減少や交配管理の悪化があり、純潔の日本犬が著しく減るという事態がありました。
そのような事態に危機感を持った斎藤弘吉という人物が、日本犬を保存するために「日本犬保存会」を1928年設立します。
そこから血統の管理や血統書の発行等の対応を進めながら、1936年には『柴犬』が国の天然記念物に指定されることとなります。
つまり、現在の柴犬として定着したのは、長い歴史で見れば比較的最近のこととなります。
それでは柴犬の歴史が分かったところで、現在の柴犬に見られる「キツネ顔」と「タヌキ顔」について詳しくご紹介します。
タヌキ顔とキツネ顔は子犬の時にわかる?

子犬の時はどの個体もマズルが短く、体や顔が丸いことから、大きくなってから「キツネ顔」になるのか「タヌキ顔」になるのかを判断することはなかなか難しいです。
成犬になるにつれて顔つきや体形も変化していきます。
最初は、まん丸とした顔立ちだとしても、「キツネ顔」に成長していく柴犬は、成長と共にマズルが伸び、体の成長と共に顔の印象も少しずつ変わるのです。
子犬の頃でも、それぞれどちらの要素を持っているかわかることもありますが、一番は親犬がどのような顔立ちなのかを確認するとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?柴犬とひとくちに言っても種類がいくつかあり、そのルーツも違いました。また、顔つきに違いがあって「たぬき顔」と「キツネ顔」に分けられているのも興味深いところですよね。愛犬や、街で柴犬を見かけた時には、「たぬき顔?それともキツネ顔?」と顔立ちをチェックしてみましょう。
タヌキ顔もキツネ顔もそれぞれの体格や表情の違いがあるので、どちらがいいとは言えないものですよね。「柴犬」としてはどちらも魅力があります。
柴犬の良さを研究しながら守っている団体がありますが、どちらの柴犬を推奨しているかが対照的なようです。
日本犬保存会では現代っぽい「たぬき顔」の柴犬を推奨していますし、一方、柴犬保存会では昔ながらの凛々しさがある「キツネ顔」の柴犬を推奨しているとのことです。
顔立ちも勿論大切な要素ですが、それ以上にその子の性格や柴犬らしい小難しい点が飼育していく上では重要です。
お迎えを検討する際には、見た目以外の点にもしっかりと注目して考えてみてくださいね。
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