カリフォルニア州中部のフレズノに住むリサ・ライリーさんが、ある一匹のピット・ブル・テリアの写真を見かけたのは、2年前のことでした。
Fresno Bully Rescueという動物施設が載せていたその写真に映っていたのは、「ミーティ」ことミートボールという名前のピット・ブル。リサさんはその彼の写真を見た瞬間、「この犬だ」と強く感じたそう。
運命的な出会いをしたリサさんは、すぐさまそのワンちゃんを引き取る為その施設へ出向き、ミートボールを家へ迎え入れました。
リサさんに強い印象を与えたミートボールは、特徴的な笑顔を持っていました。この笑っているような表情をするのは実はピット・ブルという犬種には多く、その理由は彼らの頭と顔の造りが関係しているそう。大きくて広い頬を持つ為笑っているような顔をよく見せるのだそうです。
しかしそんな笑顔の多い犬でも、闘犬の犬種だという先入観から攻撃的で飼いづらいという偏見を持つ人が多く、施設に居るピット・ブルはなかなか新しい飼い主を見つけることができないのが現状です。そのため、ミートボールがリサさんと出会えたのは本当に運命のようなものでした。
マイナスなイメージを持つ偏見とは反対に、本当はオチャメで可愛いピット・ブル。その犬種であるミートボールは新しい家であるリサさん宅にて、耳から耳まで届きそうな大きな口のニッコリ顔でリサさんを癒します。
「ミートボールがうちに来てから、気分が落ち込む日っていうのが無くなったわ。彼が居ると周りにいる私達もついつい笑顔になっちゃうの。」と言うリサさん。
リサさんはそんなミートボールの笑顔の写真をFacebookやインスタグラムに投稿してきました。
そして最近、杖をついて歩いていたおばあさんから「あぁ、このワンちゃんがFacebookで見かけたミートボールね」と話しかけられたのだそう。
そこでリサさんは、ミートボールがインターネット上でかなり有名な犬になっていることを初めて知りました。今ではそのミートボールの幸せそうな顔を見ようとするたくさんのフォロワーがリサさんのページをチェックしています。
「ピット・ブルという犬種が持つこの笑顔は、彼らに対するマイナスな先入観をプラスに変える力があるように思います。ミートボールは本当に私達の生活を明るくしてくれる、そんな存在です。」
今ではリサさん家族が引き取った他の犬達と共に生活をしているミートボール。ドレスアップをしたり、ただただ寛いだりと、毎日至福の生活を送っているそう。それは彼の満面の笑顔を見れば、一発でわかりますね。これからもそのチャーミングな笑顔で周囲を幸せにしていってほしいものです。
★ミートボールのインスタグラムはこちら @loveabulllisa
<参考サイト>
huffingtonpost.com
– おすすめ記事 –
・路上で死を待っていたピットブル、歩けないほど衰弱した体が元気に!元気の源は「愛情」でした。 |
・中米カリブドミニカ共和国の犬事情!日本とはこんなに違う! |
・【くすっと笑える】会場が笑顔に包まれた!失敗しても最期まで諦めない姿に拍手! |
・【ジョジョ3部】イギーってどんな犬?犬種はボストンテリア? |