アフガンハウンドの外見的特徴
まずはアフガンハウンドが持つ外見的な特徴から、紹介していきます。
◆思わず釘付けに!アフガンハウンドの毛並が美しすぎる!
アフガンハウンドを見たときに「優雅で美しい長い毛」という外見に惹きつけられる人が多いと思います。
大型犬にしては長い美しい被毛が特徴的です。
個体差はありますが、地面を引きずったりするほど長毛なのが印象的ですね。
風になびくほどサラサラした毛並みで、ついつい触りたくなってしまう人も多いでしょう。
また、セレブな雰囲気ですが、走ることも得意。爽快に走る姿が美しくついつい見惚れてしまいますよ。
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◆スラリとした大型犬
アフガンハウンドは、大型犬で体高はオスだと70㎝前後、メスだと65㎝前後くらいと大きな体です。
体重は、25キロ前後でオスだと30キロ近くになることもあります。
かなり大きな体ではありますが「太っている」という印象は感じないと思います。
どちらかというと筋肉質で、シュッと細め。
スタイル抜群のアフガンハウンドは、立ち姿を見ていると犬界のモデルのような感じさえしますよ。
スラリとした長身で美しいなかにも、どこか堂々とした凛々しさも兼ね備えています。
アフガンハウンドを街で見かける人の多くは、そのセレブ感たっぷりの優雅な雰囲気に思わず魅了されることでしょう。
長く見ていても飽きないような美しい外見がアフガンハウンドの人気の理由のひとつかもしれませんね。
世界最古の犬ってホント?アフガンハウンドの深い歴史
「ノアの方舟」にも乗っていたと言われるほど、アフガンハウンドの歴史はかなり古いと言われています。
古代エジプトの書物などにもアフガンハウンドに似た犬が登場したことから、世界で最も古い犬ではないかと見られています。
アフガンハウンドという名前から連想できるように、山岳地帯のアフガニスタンで狩猟犬として大活躍していました。
「山」という厳しい気候で生き抜くために、現在のような長毛になったのでしょう。
アフガンハウンドはとても機敏に動くことが得意でその狩猟の能力はかなり高いものでした。
現地で暮らす遊牧民たちの生活に欠かせない狩猟犬として、人間のそばで生活していたのです。
その後、アフガンハウンドがイギリスに持ち込まれてからは、その優雅な雰囲気に魅了される人々が増え、ドッグショーなどでも注目の的となっていきます。
アフガンハウンドは、世界最古の歴史を持つ犬種として有名です。旧約聖書のノアの方舟に乗った犬のモデルもこのアフガンハウンドであろうと言われています。ツタンカーメン王などで知られている、古代エジプトの発掘品の中からも、アフガンハウンドによくにた犬の姿をした装飾品が見つかっています。ヨーロッパではその美しく気品のある姿から鑑賞的な価値があるとされていますが、実はしっかりとした猟犬でもあるのです。そんなアフガンハウンドの性格や特徴をご覧いただきたいと思います。
アフガンハウンドはどんな性格なの?
一度見たら忘れられないほどのエレガントな大型犬のアフガンハウンド。
優雅でおとなしそうなイメージもありますが、いったいどんな性格なのでしょう。
◆マイペース
アフガンハウンドはフレンドリーに接してきたかと思うと、独立心を持って過ごしたりとマイペースな一面があります。
そのため、飼い主さんのしつけにも従わないこともあるのだとか…!
アフガンハウンドと暮らすなら、しつけが大変かもしれないと言われることも多いのです。
◆人見知りもする
アフガンハウンドは、初めての人にはナイーブなところがあります。
人見知りをするので、懐くのに時間がかかることも多いでしょう。
◆活発
アフガンハウンドは、「狩猟犬」という歴史を持つことから、かなり運動神経がいい犬です。
走るのも大得意なので、何か興味のあるものを見かけると本能的に走ってしまうこともあります。
アフガンハウンドのしつけは難しいの?
先ほども少し触れましたが、アフガンハウンドは「しつけが難しい」と言われることがあるようです。
◆頭が良くない!?
エレガントな見た目なので、聡明そうな雰囲気があるアフガンハウンド。
さぞかし頭が良いのだろうという印象を持つ人も多いでしょう。
でも、巷ではアフガンハウンドは頭があまり良くないと言われることが多い犬種です。
賢い犬種として名前があがることはなく、ランキングの下位あたりで名前があがることもしばしば…。
実は「頭が良くない」というのは、人間が誤解しているからのようです。
一般的に犬のIQを知るときには、人間が命令したことに従うかどうかで判断される部分が大きいです。
アフガンハウンドは、あまり人間の命令に従わない傾向にあります。
それは、アフガンハウンドが持つ歴史に関係しています。
アフガンハウンドは、狩猟犬の頃には自分の考えで行動する犬でした。
アフガンハウンドの足の速さは人間よりも相当早いものだったので、獲物を見つけた瞬間のスタートダッシュが獲物獲得のコツ。
人間に命令されるよりも早く、自分の判断と持ち前の足で獲物を追いかけていたのです。
そんなかつての名残が今のアフガンハウンドにもあるため、何か興味のあるものには突き進む本能があります。
つまり、飼い主さんの命令よりも「自分の興味」を優先させてしまいがちのため、「言うことを聞かない犬」というレッテルを貼られて「頭がよくない」とまで言われてしまうのです。
それが「しつけがしにくい」と言われる理由です。
アフガンハウンドのしつけのコツは?
人間の命令に従うよりも、自分で考えて行動する本質を持っているアフガンハウンドなので「しつけ」は結構難しいかもしれません。
しかし、しつけが全くできない訳ではありません。
アフガンハウンドのことをしっかり理解して、愛情と責任を持って「子犬」の頃からしっかりしつけを行っていくことが大事です。
しつけが難しいので、犬を飼うことが初心者の人には向かない犬種かもしれませんね。
アフガンハウンドの少しマイペースなところも大らかに受け止め、お世話をできる犬好きの人や犬の飼育に慣れている人に向いている犬と言えるかもしれません。
犬のしつけにも慣れているといいでしょう。
◆しつけは子犬の頃から
しつけが難しいアフガンハウンドですので、子犬の頃からじっくりと向き合っていきましょう。
子犬の頃は、アフガンハウンドも小さな体なのでついつい可愛がり過ぎるかもしれません。
しかし、甘やかしたまま成長すると大きな体で制御が難しくなることも考えられます。
もともと狩猟犬で活発な性質なので、子犬時代から「飼い主さんに対して従うべき」というしつけを行うことが大事です。
しつけをしないまま成長すると、「人間の命令には従わない」という頑固な性格になり、しつけがしにくくなる可能性があります。
性格は個体差があって、飼い主さんのしつけと接し方によるところが大きいので、根気よくお世話をしていってみてくださいね。
◆運動不足に注意しよう
アフガンハウンドは大きな体なので、それだけ体力がある犬です。エネルギーがあり、活発なので運動量に気をつけなければなりません。
そもそも狩猟犬なので、日々動くことが生きがいにもなっています。
1日2回の散歩量はもちろん大事です。
体が大きいので、散歩中には飼い主さんがリーダーシップをとって歩いていきましょう。
1回の散歩時間は、1時間程度がいいでしょう。
また、散歩だけではスタミナが余ってしまうかもしれません。
ドッグランなど、自由に走り回れるところにも連れて行ってあげましょう。
ドッグランでは他の犬もたくさんいるので、飼い主さんの命令を聞くことができるしつけができていることが大事です。
ドッグランに連れて行けるように、迎え入れた子犬の頃から早速しつけを開始していくといいでしょう。
エネルギーを消費できないと、アフガンハウンドはストレスになってしまいます。
ストレスは、アフガンハウンドの大敵。
ストレスから、攻撃的になることもあるかもしれません。
ますます、しつけがしにくい傾向に向かっていきますので、日々の運動は大切にしてあげてくださいね。
アフガンハウンドの子犬の選び方は?
アフガンハウンドを迎えるなら、体の小さい子犬の頃がおすすめです。
◆さまざまな色のアフガンハウンドがいる
アフガンハウンドの大きな魅力でもある長い毛ですが、色が違うと印象もずいぶん違います。
アフガンハウンドの被毛の色はさまざまで、クリーム、ブラック、レッド、ゴールデン、ホワイト、グレーなど…。
「優しい雰囲気」「勇敢でたくましい雰囲気」「凛々しくカッコいい雰囲気」「モデルのような美しい雰囲気」など、色によって受ける印象が違います。
どんな色がいいかは、一緒に暮らす飼い主さんの直感で決めるといいでしょう。
どの色のアフガンハウンドを迎えても、長く美しい被毛をキープするためにマメなお手入れが必要です。
◆入手先から話をじっくり聞いてみる
アフガンハウンドを迎え入れる方法として、ペットショップやブリーダーがあります。
どちらで迎え入れるにしても、アフガンハウンドを実際に見学に行くことが第一前提です。
珍しい犬種でもあるので、一度入手先に連絡してから行くことをおすすめします。
ペットショップの場合、店頭にはいないことが多いでしょう。
多店舗で取り扱いをしていることもあるので、連絡したときに教えてもらえるかもしれません。
日本では飼育数自体が少ないので、事前に情報収集してみる方がいいでしょう。
また、しつけが難しいと耳にすると迎え入れるときに不安点が多いものですよね。
ペットショップのスタッフやブリーダーにその旨話すことで、サポート的なアドバイスがもらえるでしょう。
◆健康状態がいい子犬かどうかを見る
ペットショップやブリーダーを見学することで、子犬の発育状況を見ることができます。
清潔な環境で健やかに育っている子犬を選ぶといいでしょう。
毛のツヤはもちろん大事です。
アフガンハウンドの魅力ポイントなので、汚れた状態で飼育されてないかも要チェックです。
また、目ヤニがついていないか、鼻水が垂れていないかなど、目や鼻の状態が良好かも確認しておいた方がいいですね。
◆人間慣れしそうな子犬かどうかをチェック
これから長く一緒に暮らす犬なので、できるだけしつけのしやすい子犬選びをしたいもの。
傾向的に「しつけが難しい」一面があるアフガンハウンドです。
子犬の頃に、人間に慣れているようなら迎え入れた後にも良好な関係性を築ける可能性が大きいです。
ペットショップやブリーダーに見学に行ったら、実際に触れてみるのがおすすめ。
抱っこをさせてもらうのもいいでしょう。
尻尾を振って喜んだり愛嬌がある性格の子犬を選べば、飼いたい気持ちも一層強まるかもしれませんね。
我が家の愛犬は、大型犬ラブラドールレトリーバーMIXと超大型犬グレートデーンのMIXの2匹います。大型犬=飼育が大変というイメージがあるようですが、大変さの分だけ、魅力もいっぱいあるんですよ。大型犬~超大型犬の犬種やグッズ、飼育の大変さや魅力についてお伝えします。
まとめ
アフガンハウンドは日本では珍しい犬種です。
なかなか見かける機会も少ないですが、その魅力を知ると実際に飼ってみたい気持ちになる愛好家も多いでしょう。
しつけが難しいと言われる性格を持っていますが、子犬の頃からしっかりとしつけをすることで、飼い主さんに愛情を持って接してくれる可愛らしいパートナーになってくれるはずです。
大型犬で美しい被毛が魅力のワンちゃんなので、しつけ以外にも運動や散歩、被毛のお手入れなど注意するポイントがたくさんあります。
毎日のように飼い主さんはアフガンハウンドに時間をかけてお世話をする必要があります。
愛情と時間をかけてもアフガンハウンドと暮らしてみたい…!という意気込みを持って、しつけをしっかりと育てていくことが大事です。
アフガンハウンドは信頼できる飼い主さんのことは、ちゃんと理解を示してくれます。
しつけは難しいですが、子犬の頃から愛情を持って育てていくことで深い絆を築けることでしょう。
アフガンハウンドとの素敵な毎日を過ごしてみてくださいね。
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