柴犬はどんな犬?
日本のみならず、海外でもとても人気の高い柴犬。実はとても長い歴史を持った犬種だといわれています。
◆柴犬の歴史
その起源は原始時代にまで遡るそうで、縄文時代の遺跡からも柴犬の祖先だと考えられる骨が発掘されているといいます。後に日本が島国となったことも助け、日本古来の純血種として、柴犬の血は継承され続けてきました。
柴犬は品種改良を施された犬種ではないので、古来の日本を生きてきた猟犬としての野性的な特色が残っています。独立心が強く働き者である点や、飼い主・家族に対する忠実さ、縄張り意識の強さなどが、そのような背景を感じさせます。
現在では、CMに登場したり、人気犬種ランキングにランクインするほどポピュラーな犬種となりました。
◆柴犬の体型
柴犬の標準的な体高は、オスが38~41cm、メスが35~38cmで、現存する日本犬6犬種の中では唯一小型に分類されています。
筋肉質でしっかりとした体つきをしており、動作はとても俊敏です。耳はやや前に傾斜した三角耳で、尾には差尾と巻尾の種類がいます。
柴犬は元々、本州・四国の山岳地帯を中心として、ウサギや野鳥狩りの為に活躍した猟犬でした。寒さに強く、粗食にも耐えられる特徴を持っていて、これが他の日本犬に比べて体が小さい理由の一つだと考えられています。
ちなみに柴犬という名前の由来は、「柴」という言葉が小さいという意味を持っていたことにあるそうです。
◆柴犬の毛色
柴犬の毛色には赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻のバリエーションが認められています。虎毛・白毛などの柴犬もいますが、他の毛色より珍しい種類といえるでしょう。
黒褐色は、目の上に四つ目という白っぽい斑点があり、胸元・腹・足の裏側・足先・尾の裏側などには、裏白という白毛があるのでとても特徴的です。
胡麻毛というのは、赤毛に黒毛が混ざった毛色で、黒褐色と同じように白毛の部分ももっています。
柴犬の飼い方は?
◆柴犬の食事について
基本的に柴犬は食欲が旺盛です。それが健康の証ともいえますが、肥満となると逆に健康被害を招き、寿命を縮めてしまう可能性があります。
食事量・回数は年齢や与えるフードによって違いますが、成犬であれば一般的に、1日2回(朝・夕)が適切だといわれています。子犬の場合は、消化する力が弱い為、1回の食事量を少なくして回数を増やしましょう。
食事量はフードのメーカーによって異なりますので、適正量を必ず確認してください。
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◆柴犬の抜け毛、ブラッシング方法について
柴犬には換毛期が年2回(春・秋)あり、この時期に抜け毛の量が増えます。しかし、柴犬の被毛はダブルコートと呼ばれる抜け毛の多い構造のため、換毛期以外にも定期的なブラッシングが必要となります。
ブラッシングアイテムの種類は様々で、被毛の種類や犬種によっても使い分ける必要があります。
柴犬の場合は、まずもつれ毛をスリッカーブラシですいた後、獣毛ブラシやラバーブラシで丁寧にブラッシングをしましょう。尻尾等の柔らかい毛の部分には、クシを使用してください。以上がブラッシング方法の一例となりますが、犬によってもアイテムの好みがあります。様々なアイテムを試して、愛犬のお気に入りをみつけてくださいね。
ブラッシングには身だしなみを整えるだけでなく、血行促進や健康状態のチェック、コミュニケーションがとれるというメリットがあるので忘れずに行いましょう。
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柴犬のしつけの方法は?
柴犬が元々もっている性質や性格を理解しておくことが、適切な飼い方、しつけをする上で大切な要素のひとつです。
◆柴犬の性格
前述した通り、柴犬は独立心や縄張り意識が高く、飼い主に対してとても忠実な性格をしています。自信満々で恐れ知らずなことから、頑固で神経質な性格ともいわれており、併せて警戒心が強く、攻撃的な面もあることから、番犬としては最適な犬種だともいえるでしょう。
適切なしつけと飼い方が必要となりますが、元々聡明でしつけやすい性格をしているので、飼い主との主従関係を築くことができていれば、強固な信頼関係が結ばれ、従順で誠実な愛犬となります。
また、柴犬は活発で運動が大好きな犬種ともいわれています。運動不足によってストレスをためやすい傾向にあるので、十分な運動量は必要となるでしょう。
◆吠え癖や噛み癖について
柴犬が吠える原因には、元々の性質も関係していますが、飼い主が原因を作っていることも考えられます。運動不足や、不適切な飼い方など、様々な要因からストレスをためている場合もあるのです。
柴犬に限らず、犬は元々吠える動物です。まずはそこを理解した上で、適切なしつけや飼い方をしなければいけません。
また、柴犬は「噛む」などの攻撃行動を最も起こしやすい犬種だともいわれています。性格の中に攻撃的であるという面があり、実はオオカミに最も近い犬種が柴犬だともいわれているのです。攻撃行動が多い理由には、脳ホルモンの影響も関係しているとの見解もあります。
とはいえ吠え癖や噛み癖を放置すれば、何らかのトラブルが発生することになりますので、しつけはしっかり行いましょう。
吠え癖であれば、吠えた時にオヤツをあげて気を逸らす、体罰を与えるという方法は絶対にとってはいけません。吠えたらオヤツが貰えると学習したり、体罰によって信頼関係が崩れたり、ストレスの原因となり他の問題を招く恐れがあります。
しつけの方法は様々ですが、吠えた瞬間に「フセ」「マテ」などをさせて興奮状態を落ちかせたり、愛犬にとって不快な音を鳴らすなどの方法を繰り返してみましょう。
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フェロモンの香りで瞬間的に興奮を静めて、むだ吠えを抑えるスプレーです。アロマ芳香とフェロモン類の匂いを特殊調整してあります。
柴犬の噛み癖には、子犬の甘噛み、成犬のストレスや警戒心などの原因が考えられます。
甘噛みしてきた場合は、静かにその場を離れましょう。過剰に反応してしまうと、飼い主さんが構ってくれると勘違いしてより噛み癖が増えてしまう可能性があります。
また、代わりとなるおもちゃや甘噛み防止のスプレーを用意するのもいいでしょう。
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飼い主様の手足に塗られた香りは、気分を和らげ、噛むと辛くてまずいので噛まなくなります。保湿剤配合で飼い主様の手や足に優しいです。
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●Petstage オルカ・トリプル・リンクス
オモチャを振り回して遊ぶのが大好きな愛犬にはもってこいの玩具です。飼い主さんとの引っ張りっこ遊びにも最適な形状をしています。噛むことで歯垢を落とす効果もあり、表面のデコボコやロープの噛み心地に夢中になる子も多いでしょう。
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柴犬を飼う時に気をつけたいポイント
◆運動量の多さについて
柴犬は毎日、充分な運動を要する犬種です。散歩の目安は成犬の場合、1日に30分~1時間程度といわれています。もちろん、愛犬の年齢や飼育方法によっても異なりますので、愛犬の様子をみながら適切な時間を探ってください。
長めの散歩を心掛けてあげることが、適切な飼い方へ繋がり、愛犬も落ち着いた生活を送れるようになるでしょう。
◆トイレ、サークルトレーニングについて
一般的に、室内での犬のトイレトレーの設置場所は、サークルやケージ内であることが多いですよね。
しかし、柴犬の場合、サークル・ケージから離れた場所にトイレを設置するのが適切な飼い方といえます。これは、柴犬が「巣」での排泄をほとんどしないことが理由となっています。野生時代の自分を守る習性の一つが、影響しているそうです。また、柴犬は元々綺麗好きな犬種であることも理由の一つだといわれています。
可能であれば、寝床となるサークルとは別に、トイレ用のサークルを用意しましょう。これが難しい場合は、何らかの方法で四方を囲むようにしてトイレスペースを作ってあげてください。スペース内にトイレシーツを敷き詰め、愛犬が動き回れる広さを確保しましょう。四方を囲むことでトイレの場所だと認識でき、失敗が減ります。
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アウトドアに最適な軽量丈夫な折りたたみケージ。高い強度の金属フレームを使用し折りたたんで持ち運びができる。本体は丈夫で、通気性抜群のヘビーデューティメッシュを採用し丸洗いもOK。底面は防水加工でアウトドアにも最適。ドアは前面、側面、上部と3箇所でメンテナンスも簡単。
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シーツのかみちぎりや引っかきなどのいたずらを防ぐトイレトレー。プラスチック製なので、水洗いできてお手入れ簡単です。また、滑り止め付きなので、ズレにくく床をキズつけません。
初めは、トイレに行きたい素振りをした時にトイレへ誘導し、トイレを支持する言葉を掛けましょう。上手にできたらたくさん褒めてあげてください。失敗しても叱ってはいけません。すぐに排泄しない場合も、根気強く待ってあげましょう。これを繰り返せば、トイレスペースでの排泄が「良い行動なんだ」と認識してくれます。
柴犬の介護方法について
柴犬の平均的な寿命は、12~15歳といわれています。もちろん個体差はありますが、愛犬の様子を普段から注意深く観察して、老化に気付いてあげることが大切です。
老化による症状は様々ですが、一般的な老犬介護の方法を何点か紹介します。
◆トイレ
老化により排泄の失敗が増えても、叱らずに優しく対応する。下痢や便秘などの症状は、病院で相談。脚力低下や病気により自力排泄が不可であればオムツの使用を検討する。肛門周りは衛生を保つよう要注意。
◆運動
散歩は体力維持にとって大切な為、時間を短くするなどして対応する。嫌がるようでも、抱っこやカートを利用して日光浴をさせる。ただし、体調に注意し無理せずに行うこと。歩行困難や痛がるようであれば、病院へ。
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ドーム2 コットを安全性の高いハンドブレーキ付フレームに搭載したハイスペックモデル。
スピード調整に適したブレーキは、坂道や悪路で絶大な威力を発揮します。最大幅53.5cmのコンパクト設計で、駅の改札など狭い通路も余裕をもって通れます。
◆寝たきり
寝たきりの場合、関節が固まらないようにマッサージなどを行う。また床ずれにも注意が必要。定期的に態勢を変えたり体圧分散マットなどを使用し、体・皮膚への負担を軽減すること。
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寝たきりや横になっていることが多くなった時の快適な寝床に。
◆認知症
コミュニケーションや異常行動のコントロールが不可となり、徘徊や夜鳴きなど様々な症状がみられる。飼い主の心の負担も大きくなるため、一人で抱え込まずに家族で分担したり、病院や専門機関に相談することも重要。
まとめ
犬の寿命は人間よりとても早く過ぎるものです。家族の一員として迎える時点で、愛犬の寿命を全うさせてあげられるように努めるのが飼い主の責任です。いずれは愛犬の介護が必要となる、ということをきちんと理解しておきましょう。
愛犬の寿命を受け入れ、可能な限り最期まで一緒に過ごせるよう努めていきたいですね。
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