【掲載:2017.12.20 更新:2026.05.01】
なぜ犬はトイレシーツで猫は猫砂なの?

犬を飼った際、最初に勧められるのがドッグフードと同じくらい重要な、トイレのしつけに必要なトイレシーツです。
その際に猫砂トイレを勧められる方はいませんよね。
なぜ犬はトイレがトイレシーツで猫砂ではないのでしょうか。
そのトイレの違いには、本能や習性がとても深く関係しています。
◆猫のトイレ=猫砂の理由
ではまず、猫のトイレが猫砂である理由を2つあげてみます。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
・①砂の上でオシッコ・ウンチをする本能が備わっている
猫は遺伝子的に、「砂の上にオシッコ・ウンチをする」という行動様式が組み込まれています。
幼い頃、あまり整備されていない公園に行って砂場で遊んだ際、猫のウンチが砂から出てきたという経験があるのではないでしょうか。
これは、外で暮らしている猫が、本能の元に排泄行動を行っている結果です。
室内飼いの猫でも同じような本能が備わっていて、お部屋の中に猫砂を置いてあげると、勝手に「トイレの場所」だと認識してくれ、猫砂の上に排泄をするようになります。
犬と違い、猫の方がトイレのしつけが楽だといわれているのも、この本能のお陰だと言えますね。
・②排泄物を隠したい
猫がオシッコ・ウンチをした後、砂をかけて隠すようなしぐさをするという行動を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
オシッコ・ウンチには、とても強烈な臭いを放ちます。
その臭いが敵に知られてしまっては、自分が襲われる危険性が高まります。
野生で暮らしている際は、臭いから外敵に自分の居場所が確定される危険性を少しでも下げるため、砂で排泄物を隠す行動を行います。
お家の中で飼育されるようになった飼い猫でも、このオシッコ・ウンチを隠したい本能はまだ残っています。そのためトイレを猫砂にすると、猫の本能のままに行動できるので無駄なストレスに繋がりません。
特にウンチをした後は、飼い主がどこにウンチが隠れているのかわからない程丁寧に砂をかけて隠す猫がほとんどです。
また、性格によっても違いますが、排泄物を隠さない猫も存在します。
オス猫では、「自分はここにいるぞ!」「誰よりも強いぞ!」などと周りの猫たちにアピールする場合、ウンチを隠さない事が多いようです。
犬も猫も両方飼っている場合、どちらか一方のトイレにしてしまえば、スペースも確保できますしコストも低くて済みますよね。
猫と同様に、犬も野生時代からの習性で、外に行くと砂の上でウンチをすることを好むとされています。
◆犬のトイレを猫砂にかえたらどうなる?
では、犬のトイレをペットシーツではなく猫砂にしてみると、どんな事が起こりうるでしょうか。
考えらえる事を2つあげてみます。
この2つの違いを以下に詳しく説明します。
・①犬が砂を食べる
犬は基本的に「なんでも口の中に入れてしまう」生き物です。
人の赤ちゃんと同じですが、目の前にある物が安全なのか、食べられる物なのか、噛み応えはどうなのかなど、口の中に入れる事によって判別します。
犬は食べ物が多少腐っていても平気で、特に猫がウンチをした後の猫砂は、猫が消化しきれなかったたんぱく質のニオイなどに引き寄せられて食べる子がいるようです。
砂そのものも犬が何だろうと不思議に思ってニオイを嗅いだり、犬が猫砂でちょっと遊んでいるうちに口の中に入れてしまったりして、食べるといった事が頻繁に起きます。
また、犬が体内で何かしらの病気になった場合、石や砂に含まれるミネラル分を補給しようと自ら食べる事もあります。
通常のペットフードを食べていてミネラル不足に陥るというのは考えられませんから、犬に隠れた病気がないだろうか、獣医師に相談してくださいね。
また、猫砂は食べるために設計されていません。
もし犬が猫砂を食べる場面を見た場合は、猫砂の袋の成分や猫砂そのものを持参して動物病院へ相談に行きましょう。
大量に食べてしまった場合は、その子の年齢や様子によっても違いますが、外科的手術をしてお腹の中に溜まった猫砂を取り出す事が必要になるかもしれません。
・②犬が砂を散らかす
犬は野生時代に寝る場所を確保するために地面を掘っていました。
砂を見ると自分の寝床にしようと、一生懸命に掘ってしまいます。
砂の上にウンチ・オシッコをしたとしても、犬は砂をかけて隠す動作をしますがとても下手です。
散歩中に犬が排泄をした後、後ろ足を蹴り上げて砂をかけようとする姿勢が見受けられるのですが、砂は高く舞い上がったり排泄物には全く届いていなかったりと、まるで隠す気が無いような行動になってしまっています。
もしもそれがお家の中での猫砂で行われてしまったら…想像するだけで掃除が大変なのが分かりますよね。
本能的な行動ですので、しつけを行うというよりは猫のトイレのある部屋には入れないなどの飼い主さん側の対策が必要です。
このように、犬のトイレを猫砂にしてしまうと、猫砂の誤飲に繋がったり、後片付けが大変になってしまったりします。
犬のトイレは猫の本能との違いによって、ペットシーツが一番であることがお分かりいただけたでしょうか。
犬が猫砂を食べてしまうときの対処法は?

犬と猫を同居させた多頭飼育の場合、思いがけず犬が猫砂を食べてしまったという事が起こりえます。
もし、大量に猫砂を食べた、犬が普段と違ってぐったりしているなどの様子が見受けられたらすぐに動物病院に行って下さいね。
少し食べた程度を見つけたのなら様子見でも大丈夫ですが、犬が猫砂を食べないようにする方法も考えましょう。
ここで、犬が猫砂を食べないようにする方法3つをお教えします。
◆猫トイレの周りを柵で囲う
犬は猫よりもジャンプ力がありません。
猫のジャンプ力で飛び越えられる柵を猫トイレの周りにぐるっと囲う事で、犬が猫砂を食べることを防ぎます
柵は犬が前足でガリガリと引っかいても倒れないような丈夫な物にしてくださいね。
◆猫トイレを高い場所に置く
猫のジャンプ力があるという習性を利用して、猫トイレを高い場所に設置するのも工夫の1つです。
犬はジャンプ力があまりありませんので、高い場所においてある猫砂を食べる事が出来ません。
しかし、この猫トイレを高い場所に置くという方法は飼い主さんがトイレを掃除しづらいという難点があります。
◆猫トイレの形状を変える
猫のトイレの形状は、大きく分けて4つあります。
箱型トイレ、ハーフカバー型トイレ、ドーム型トイレ、上から出入りするトイレです。
このうち、外から猫砂が見えずに、猫がドアやカバーの中に入って初めて猫砂が現れるタイプのトイレがドーム型トイレと上から出入りするトイレです。
反対に、外から猫砂が見えるオープンタイプは箱型トイレ、ハーフカバー型トイレの2種類です。
こちらは飼い主さんがトイレを掃除しやすいですが、犬も猫砂に触りやすい形状になっています。
ドーム型とシステムトイレは犬が直接猫砂に触れる事が出来ないので、猫砂を食べる心配がありません。
犬が猫砂を食べてしまって困るといった場合は、トイレの形状を変更してみてもいいかもしれませんね。
ただしその際は、猫がトイレを気に入るかどうかも大切なポイントになってきますよ。
愛犬に合ったトイレシーツの選び方

ペット用のトイレシーツを買おうとすると、その種類の多さにビックリしてしまう事ありませんか?
各メーカーそれぞれに特徴があり、サイズも色々な違いがあります。
では、どんな点に気を付けて愛犬のペットシーツを選べばよいのでしょうか。
ペットシーツを選ぶ際に気を付けたい点は2つです。
◆トイレの大きさ
大型犬、中型犬、小型犬ではおしっこの量も違います。
大型犬に小さいサイズのペットシーツを使用しては、おしっこが吸収しきれませんよね。
ペットシーツの大きさは、多くく分けて下記の3種類があります。
レギュラーサイズは子犬や小型犬用、ワイドサイズは中型犬用~などと、使い分けをして下さいね。
カラダのサイズに合ったトイレを使用することでトイレの失敗を防ぎ、トイレトレーニングもしやすくなります。
また、多頭飼いをしている場合は大きなスーパーワイドサイズを使用することで、ペットシーツ交換の手間も減り便利ですよ。
犬は、おしっこやウンチをしようと思った際に場所を決めるためにグルグル回ります。
犬の大きさに対してちょっと安いからと小さめのペットシーツを買ってしまうと、いざおしっこやうんちをしようとした際に犬の足はペットシーツに入っているのだけれど、肝心のおしっこやウンチがはみ出してしまっているといった失敗が起こります。
あなたの愛犬にぴったりのサイズのペットシーツを試してみて下さいね。
②飼い主さんの在宅時間の長さ
・在宅時間が長い場合
犬がおしっこをしてすぐに変える事が出来る在宅時間の長い飼い主さんなら、薄くて経済的なペットシーツがおすすめです。
吸収力があまりありませんので1、2回のおしっこで頻繁に変える必要がありますが、安いのが一番のメリットです。
頻繁に交換できるので、臭い対策も気になりませんね。
・ワンちゃんのお留守番が長い場合
反対に長時間仕事などで家を空ける機会が多い飼い主さんなら、厚手で消臭効果があるペットシーツがおすすめです。
何度もおしっこをしても漏れる心配や臭いの心配がありません。
まとめ
犬も猫もお家の中で飼うと、必ず必要になるトイレです。
快適で清潔なお家にするためにも、あなたの愛犬や愛猫に合ったトイレを選んであげて下さいね。
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