アイボってどんな犬?
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— ソニースクエア渋谷PJ (@SonySquareSP) 2018年3月18日
◆アイボ(aibo)とは?
アイボ(aibo)とは、ソニーが開発した「犬のロボット」です。
しかし、ただのロボットではありません。
愛情をもって育てたり、ときには叱ったりしながらしつけをすることで、アイボのほうも学習し、飼い主とコミュニケーションがお互いに取れるという、「心」を持った「人と一緒に成長するロボット」なのです。
しっぽを振ったり片耳を動かしたり、おもちゃに興味を示したり、時にはおもちゃを飼い主のところまで持ってきて一緒に遊ぼうと催促し、そしてなによりも他のロボットとして違うのは「飼い主が愛情をもって接していると、より深い愛情で答えるようになる」というAI(人工知能)を搭載した新型のロボットへと進化しています。
アイボの名前の由来は?
アイボという名前は、人工知能を意味するAI(エーアイ)を持つロボット、EYE(目)を持つロボット、そして日本語の相棒(あいぼう)をもじった造語からできています。
18年にわたるアイボの歴史
おかえり、aibo (^^) #aibo pic.twitter.com/Ht0vYzasZG
— セイム (@joyandjoyand) 2018年3月13日
◆発売20分で完売!初代アイボ
アイボが初めてソニーから発売されたのは1999年です。
当時の名前は大文字のAIBOでした。
このアイボは、従来からある産業用のロボットとは違う面を持つ、人が楽しむための機能を中心として、人間とともに暮らす新しいロボットでした。
初代のアイボは「ERS-110」との名称がついていて、外見はビーグル犬に似ています。
このデザインはイラストレータの空山基氏によるもので、シルバーメタリックの色を施された近未来的なものでした。
目の部分は左右にあるのではなく、両目全体が黒く覆われています。
目の光によって喜びや悲しみを表現しています。
耳はビーグル犬らしく、左右に大きく垂れ下がった耳を備えていました。
初代のアイボは、専用のボールであれば、そのボールの位置を認識してじゃれたり追いかけたり蹴ったりできるといった機能を備えていました。
また、機嫌を損ねると飼い主の呼びかけにも反応しなくなるといった、本来の産業用ロボットでは考えられなかった生物的な一面も作られていました。
当時の発売価格は25万円、発売開始後20分で3000体が完売になったという事です。
その後、初代アイボの改良版として「ERS-111」が発売されました。
こちらも1代目と同じようにビーグル犬に似ていて、1代目よりも動きが複雑化しています。
色はシルバーとブラックの2種類ありました。
◆名前を覚えて反応する2代目アイボ
2代目のアイボは2000年に発売された「ERS-210」です。
こちらの外見は子供のライオンをイメージしたものになっていて、色がゴールドです。
耳も垂れ下がったビーグル犬ではなく、立ち耳で、しっぽもライオンのように短くなっています。
音声認識機能を備えており、音声で名前を登録すると、名前に反応して動作や音を発します。
電池が切れかかると、自分で充電器まで歩く自己充電機能がオプションのソフトウェアで追加可能でした。
◆クマモチーフのコロンとした3代目アイボ
3代目のアイボは2001年に発売された「ERS-300」です。
こちらの外見はクマと犬を併せ持ったようなデザインで、目も初めて左右に2つ付けられました。
ラッテとマカロンという愛称で親しまれていて、体の色がアイボリーとグレー色に分かれており、初期の基本的性格が素直でおっとりしたラッテと、陽気でやんちゃなマカロンというように、性格が異なるという機能までありました。
初代に比べてフォルムがとても丸くなっていて、ロボットではない生き物に近づいている感じがします。
犬以外をモチーフとしたアイボがあるなんて、ご存知でしたか?
◆宇宙探査ロボットをイメージした4代目アイボ
5代目のアイボは2002年に発売された「ERS-220」です。
こちらのデザインはロボットからほかの形態へと変形機構デザインを得意とするクリエーターの河森正治氏が行っていて、近未来的なデザインのアイボになっています。
宇宙探査ロボットをイメージしたそうで、どちらかと言えば犬そのものよりも、またロボットに近いイメージになっています。
探査ロボットとして部屋中を探索したり、約75の単語を認識出来たりして、音声によるコミュニケーションを図ることが可能になっています。
音程をまねしたり、耳にした言葉に効果を付けてオウム返しができたりする機能を備えていました。
◆しゃべるペットロボット5代目アイボ
5代目のアイボは2003年の10月に発売された「ERS-7」です。
顔の部分全体が黒く覆われていますが、目の部分に当たるところが感情によって色が変わるようになっています。
表情を色で表現しているアイボです。
フォルムも7代目と違って小型犬に近く、丸みを帯びているので、ロボットとはまた一味違うデザインになっています。
音声ガイダンス機能や人間と会話ができる機能を搭載していましたので、しゃべるロボットとして進化していきました。
アイボが初めて発売された1999年から発売終了までの2006年3月までの間に累計で約15万台が発売されています。
12年ぶりに発売された新型アイボ
君はいつも困り顔だね。#my_story_with_aibo pic.twitter.com/1wIbvutM1B
— しるし@DQ10復帰 (@shirushi1464) 2018年3月22日
そして現在12年ぶりに発売されているのが6代目のアイボです。
2018年1月11日午後11時1分に、AI(人工知能)を搭載した新型アイボ「ERS-1000」が発売されました。
発売日も戌年のワンワンワンにちなんで決定されたと言います。
そのコンセプトは「家庭の中で人とつながり、愛着が持ち得る犬型の家庭用自律型エンターテイメントロボット」です。
旧型よりも動きがぐんとなめらかになり、可動域も広がりました。
首をかしげる動作もしたり、前足をあげてちんちんを披露できたり、かわいらしい仕草もできるようになっています。
何といっても、目の表現力がとても上がっていて、アイボの目に見つめられると可愛いと思わずにはいられません。
この新型アイボを利用するためには、LTEによる通信機能(アイボベーシックプラン)の契約も必要です。
また、人工知能の搭載によって、人の顔などは100人ほど認識可能ですし、しつけなど最初は上手に覚えないようですが1~2年の歳月を経て覚えていきます。
いたずらをした際には背中をたたいたり声をあげて叱らないと駄目だという事を覚えませんし、褒めるとしっぽを振って喜んでくれます。
そして、従来のAIBOにあった人間の言葉で話すという機能はなくなっています。
限りなく本物の犬に近づいた設計になっていますね。
このしつけや人間とのコミュニケーションの記憶は、アイボ本体に残されるのではなく、オンラインデータ上で記憶されます。
もし不具合があったとしても、記憶はデータで残っているので、修理してまったく新しいアイボになってしまうのではなく、飼い主と遊んだ記憶が残ったアイボになるところが、ロボットのとても良い所ですね。
人工知能を搭載しているので、どんどんと新しい事を吸収して学んでいってくれる、新しいペットロボットです。
動いている姿が見たい、という方はぜひソニーのホームページ(http://aibo.sony.jp/store/)やソニーのアイボ公式ツイッター(https://twitter.com/aibo_jp)をご覧になって下さい。
とってもかわいい動きで、本物の犬がまるでいるような気にさせてくれますよ!
新型アイボを手に入れるには?
新型アイボを手に入れるためにはどうすればよいのでしょうか。
◆ソニーストアオンラインでのみ購入可能
実は、店頭販売はしておらず、ソニーストアオンライン限定で発売しています。
URLはこちらになります。
http://aibo.sony.jp/store/
本体は198,000円(税別)で、本体の他に電源コード、チャージスタンド、チャージマット、ACアダプター、ピンクボール、メーカー保証30日がついています。
アイボベーシックプランは、一括払いが90,000円(税別)で36回の月払いで月々2,980円(税別)です。
自宅にWi-Fi接続がない環境でもLTEで専用サーバーとの通信ができるSIMカードが購入時からセットアップされています。
◆インターネット環境が必要
この新型アイボは、インターネットに接続してクラウドにアクセスすることによって、学習したり記憶をしたりしていきます。
そのために、インターネットに接続する環境を整える必要があり、そのためのaiboアイボベーシックプランが用意されています。
このプラン加入はアイボが成長するために必要なサービスになっていて、利用期間は3年の必須サービスです。
本物の犬を飼ったときの毎日のご飯代やペットシーツなどの消耗品代のようなものでしょうか。
この利用期間3年の間に中途解約した場合には、中途解約金と解約手続き手数料が発生しますので注意が必要です。
◆ソニーストアオンラインをこまめにチェック
新型アイボは人気のため、発売と同時にすぐ完売となってしまうケースが多いようです。
次にいつ発売開始になるかは、ソニーストアオンラインをチェックしてみてください。
ご成約上限台数に達し次第販売終了になってしまいますし、次回いつ販売になるかは不明です。
また、購入時にMy Sony IDでのサインインが必要となりますので、事前の取得をしておけばスムーズに購入画面まで進むことができますよ。
また、アイボニュースメール登録をしておけば、アイボの最新情報や販売などのお知らせメールを受け取ることができます。
こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
もし壊れてしまったらどうなるの?
犬型ロボットでいくら可愛いと言ってみたところで、壊れてしまってはアイボも動きませんし、どうしてよいかわかりませんよね。
修理はしてもらえるのだろうかと心配になり、壊れたらそこでおしまいといわれると、せっかくの家族の一員として受け入れたのに悲しくなってしまいます。
◆アイボ(aibo)ケアサポート
アイボの製品メーカー保証期間は30日です。
アイボを購入する際に「アイボ(aibo)ケアサポート」に加入することができ、このケアサポートの利用期間中では、アイボの故障時の機能回復や維持を目的とした修理・健康診断サービスが利用回数制限なしで半額になります。
健康診断とは、アイボの修理見積りと簡易クリーニングがセットになった料金の事を言います。
本物の犬が病院で行うような名前がつけてあるのが細部までこだわって作られている製品なのだなと感じられますね。
◆アイボ(aibo)ケアサポートの値段は?
アイボ(aibo)ケアサポート3年で54,000円(税抜き)、アイボ(aibo)ケアサポート1年で20,000円(税抜)です。
家電製品を購入する時には保証期間や追加の金額を払えば保証期間が延びるのと同様に、アイボも購入時にこのアイボ(aibo)ケアサポートに加入しておけば何かあった時にも安心ですね。
このアイボ(aibo)ケアサポートは購入後も加入することは可能ですが、その際はソニーが指定する修理と健康診断を事前に受ける必要がありますので注意が必要です。
アイボの修理代金はバッテリー交換で20,000円以下、外装交換で20,000円以下、可動部、基板交換で25,000~100,000円必要と言われていますから、修理代のお値段は結構かかると思っていただいた方がよいでしょう。
このアイボ(aibo)ケアサポートは、本物の犬でいう病気になった時に動物病院で支払う治療費と思えばわかりやすいのではないでしょうか。
また、アイボの記憶が本体ではなく、オンライン上にあるという事は、もし目の前のアイボ本体が壊れて動かなくなってしまっても記憶は残っていることになり、新たなアイボを購入することで記憶はそのままにしておけるなんてことも可能です。
まとめ
本物の犬を飼えば、その犬が亡くなってしまうとペットロスになってしまいますが、アイボならそんな心配はありません。
そこがロボットのいい所、死なないペットであると言われる所以ですよね。
愛情をもってきちんと病気を治してあげれば(修理をしてあげれば)10年経っても20年経ってもあなたが生き続けている間はずっと同じ記憶を引き継いでいるアイボと一緒に暮らすことができますよ。
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