1.愛犬がトイレシーツで排泄できるメリットは?
1-1.愛犬の健康管理に役立つ
1-2.病気の拡散防止
1-3.環境保全に役立つ
1-4.天気や愛犬の体調が悪い時に外に出なくて済む
2.トイレシーツに排泄できるようにしつけよう
2-1.トイレトレーニングは迎え入れたその日から!
2-2.ケージ内に事前にシーツを準備しましょう
3.外出先でも安心。号令で排泄させるトレーニングの必要性
3-1.病院へ行くとき
3-2.ドッグカフェや犬用施設などへの入店前
3-3.高速道路の利用などで長時間トイレができない時
3-4.他の家へ訪問するとき
3-5.シャンプーの前に
4.号令で排泄させるしつけの教え方!
4-1.号令と排泄を結びつける
4-2.ケージを利用する方法も◎
5.トイレのしつけに便利なグッズ
5-1.トイレのしつけスプレー
5-2.トイレのしつけが出来るドッグルームサークル
5-3.笑顔逸品 吸収力に特化した国産圧型ペットシート
【掲載:2018.03.30 更新:2020.07.07】
愛犬がトイレシーツで排泄できるメリットは?
愛犬を迎えたら、すぐに始めるべきトレーニングが「トイレシーツでの排泄・排便」です。
飼い主さんの中には、「排泄は外でするから、室内でできなくても大丈夫」という考えの方もいるでしょう。
しかし、外でするにしても、トイレシーツで排泄できるようにしつけておくことは必要です。
これには、以下のようなメリットがあるのです。
◆愛犬の健康管理に役立つ
犬の健康状態に異変が起きた時、排泄物から異変に気付くことができる場合があります。
例えば血尿であったり、便の状態を把握できるなど、シーツに排泄できることで、その変化に気付きやすくなります。日々の健康チェックとしても、通常愛犬の便がどういう状態なのかを分かっておくことができます。
また、病院に行く場合も、トイレシーツは役に立ちます。排泄物の状態は、獣医さんが診断に必要とする重要な情報です。排泄した状態のシーツを病院へ持ち込むと、獣医さんもすぐに確認ができるので愛犬の状態を判断しやすくなりますよ。
◆病気の拡散防止
犬の糞尿から、拡散される病気があります。
例えば、レプトスピラ症という肝障害・急性腎不全などを引き起こす病気です。
感染後に特に症状が現れないことが多く気付きにくいのですが、重篤となると命の危険があります。また、人獣共通感染症でもあり、これに感染した犬が至る所で排泄をしてしまうと、病気を拡散することとなります。
多頭飼いの家庭であれば、室内での排泄には十分注意が必要です。トイレシーツに排泄することができれば、この細菌拡散を防止することができるのです。
◆環境保全に役立つ
道路や道端での愛犬の排泄が、問題視されている状態にあります。
散歩中に、「ペットにオシッコさせないでください」という内容の看板や張り紙を見たことのある方は沢山いるでしょう。動物が嫌いな人もいれば、自分の家の前に排泄されることが不快で仕方ないという方は多いです。
また、電柱や木、柵などにマーキングすることで、電柱の腐食や植物が傷んだりと、不衛生な環境を作り出してしまうのは事実です。
マーキングは犬の本能なので、それを止めるのは個体によっては難しいかもしれません。
しかし、完全に止めさせることができなくとも、室内で排泄を済ませておけば、外で排泄する頻度を下げることはできます。
◆天気や愛犬の体調が悪い時に外に出なくて済む
大雨や暴風雨などの状態で、外に出るのが難しい日もありますよね。外でなければ排泄できないとなると、愛犬自身も飼い主さんもトイレの度に大変な思いをします。
排泄の頻度は個体によって多少の差はありますが、子犬であれば頻度は高いですし、飼い主さんが外へ連れて行けない時間が続けば、その間愛犬は排泄を我慢しなくてはならない状況ともなります。
また、愛犬の体の調子が悪かったり怪我をして動けない時や、老犬となって散歩に行くのが辛くなってきた場合にも、トイレシーツに排泄することができれば、無理をして外に連れ出すこともありません。
これらのように、トイレシーツに排泄できることには、大きなメリットがあります。
トイレシーツに排泄できるようにしつけよう
今は問題なく外での排泄に対応できていても、それが難しくなる場合も、愛犬との長い人生の中では訪れる可能性があります。
現在外でしか排泄させてないという家庭も、これからトイレを教えるという飼い主さんも、是非、トイレシーツで排泄できるようにしつけをしてあげてくださいね。
◆トイレトレーニングは迎え入れたその日から!
トイレシーツでの排泄・排便のしつけは、自宅に到着した当日から始めることが重要です。
初めての場所に来て落ち着かないだろう、もう少し慣れてから始めよう、と考える方も多いと思いますが、それではしつけがしにくくなってしまいます。
例えば、それまでどこで排泄しても叱られなかったのに、しつけを始めた日から突然叱られると愛犬は戸惑ってしまいますよね。
また、失敗を繰り返すことで、トイレの場所を勘違いして覚えたり、それが習慣化することもあります。
初めからしっかりと、トイレの場所を教えることが大切なのです。
◆ケージ内に事前にシーツを準備しましょう
飼った時の犬の月齢は家庭によって様々ですが、ほとんどの場合、2~3ヵ月以上の子犬の時期であることが多いでしょう。
子犬は自宅に到着して放すと、大体の場合すぐに排泄します。
愛犬を迎え入れる際には、事前にケージの中にトイレを設置した状態で準備を済ませておき、愛犬が到着したらまずはそのケージの中に放しましょう。シーツの中で排泄できたら、沢山褒めてあげてくださいね。
このように、トイレトレーニングは到着して間もなく始めることが、後のしつけをスムーズに進める為には重要な第一歩となるのです。
外出先でも安心。号令で排泄させるトレーニングの必要性
トイレシーツでの排泄ができればメリットがあると紹介しましたが、排泄を号令でできるとなると更に大きなメリットがあります。
例えば、以下のような外出時などのシーンで役に立つのです。
◆病院へ行くとき
待合室での待機時間が長い場合があります。慣れない環境で不安になったり緊張した為に、粗相をしてしまう可能性もあるでしょう。病院へ行く前に、排泄を済ませておきたいですよね。
◆ドッグカフェや犬用施設などへの入店前
店内ではゆっくり楽しみたいですし、店内での排泄は避けなくてはいけません。入店前に排泄を済ませると安心です。
そしてカフェに限らず、犬が利用できる施設でも同様のことがいえますね。例えば犬用プールなど。プール内で粗相をしてしまうと、他の利用者に大迷惑をかけてしまいます。
◆高速道路の利用などで長時間トイレができない時
遠方へのお出掛けや、高速道路を利用する場合などで、常に排泄できる状態ではいられない時。できる時に号令で排泄ができると愛犬に尿意を我慢させずに済みます。
サービスエリアなどで排泄できるチャンスがあれば、それを活かしたいですよね。
◆他の家へ訪問するとき
友人宅など、訪問先へ訪れる前にも排泄は済ませておきたいものです。訪問先での粗相を防止する為にも、事前に排泄できていれば不安も軽減できます。
◆シャンプーの前に
自宅でシャンプーをする際に、シャンプー中にオシッコを我慢してしまう子も中にはいます。
我が家の愛犬にもそのタイプの子がいるのですが、シャンプーをして乾かすまでには結構時間がかかりますよね。事前に排泄を済ませておくことができれば、我慢させずに済みますよ。
これらのように、常に排泄できる状態でない時や、外出する際に、号令で排泄を済ませておくことができればとても役に立ちます。
号令で排泄させるしつけの教え方!
それでは、号令で排泄をさせる為には、どんな教え方をすればよいのでしょうか?
◆号令と排泄を結びつける
まずは、排泄させる合図、言葉を飼い主さんが決めましょう。
盲導犬に対してよく利用されている排泄の合図に「ワン・ツー」という言葉があります。勿論別の言葉でも構いませんが、この「ワン・ツー」や「シーシー」「チッチ」など、愛犬にとって分かりやすい言葉を利用しましょう。愛犬が排泄をしている際に、これらの言葉を言い続けます。
そして排泄が終わったら、「シーシーできたね」などと言いながら沢山褒めてあげましょう。これを繰り返すことで、排泄と合図となる言葉が愛犬の中で結びつきます。
◆ケージを利用する方法も◎
トイレシーツを敷いたケージを利用する教え方も効果的です。
トイレかな?と感じた時にケージに入れて、合図となる言葉をいいましょう。そしてトイレが済んだら、ケージから出して褒めてあげます。
根気強く繰り返すことで、愛犬はきっと号令での排泄ができるようになるでしょう。子犬の頃から習慣づけると、覚えてくれやすいですよ。
トイレのしつけに便利なグッズ
必要不可欠なトイレトレーニングですが、実際にしつけをするには根気のいるものです。どんな教え方をしても愛犬が中々覚えてくれない…と諦めそうになる方も中にはいるでしょう。
そんな時は、まず愛犬を改めて観察し、個性や性格を掴みましょう。そして、効果的な教え方を確認してみるのも良いですよ。更に、便利なグッズを積極的に利用するのも近道となり得る場合があります。
今回は、トイレのしつけに便利なグッズや、室内環境の保全に役立つアイテムを紹介します。
◆トイレのしつけスプレー
いつでもどこでもトイレのしつけをサポートする優れもの!
コンパクトサイズなので持ち運びやすい!
シーツやトイレ砂にニオイをつけて、ワンちゃん・ネコちゃんのトイレのしつけをサポート。
シーツやトイレにニオイをつけることで、愛犬へのトイレのしつけをサポートしてくれるスプレーです。
トイレシーツなどに、スプレーを吹きかけるだけなので使用方法はとても簡単。ツンとくるにおいが抑えられた、優しい香りだそうです。ちなみに猫にも使用できますよ。
コンパクトサイズで持ち運びも可能なので、どこでもトイレのしつけをサポートしてくれます。
◆トイレのしつけが出来るドッグルームサークル
トイレと住居スペースを区切れるから、トイレの場所を覚えやすい!住居側は横スライドドアで開閉がスムーズ。トイレ側はドアが大きく開き、ワンちゃんの出入りやシーツ交換もラクラク!トイレのしつけ方が良く分かるガイド冊子付。超小型犬~小型犬向き。
トイレと住居スペースを区切れるタイプのサークルです。
トイレシーツ上での排泄は勿論、トイレの場所が覚えやすい優れもの。住居側は横スライドドアでスムーズに開閉可能で、トイレ側はドアが大きく開くので、愛犬の出入りやシーツの交換も楽に行えます。
なんとトイレのしつけ方法が分かるガイド冊子もついているそうです!
◆笑顔逸品 吸収力に特化した国産圧型ペットシート
スピード吸収・スポット吸収に特化したプレミアムなトイレシーツです。
高吸水性ポリマーをたっぷりと使用することで抜群の吸収力を実現しました。
表面のエアスルー不織布がサッとおしっこを通過させ、超高速ポリマーでしっかり閉じ込め、すばやく小さく吸収。
スピード・スポット吸収に特化したトイレシーツで、高吸水性ポリマーがたっぷりと使用されています。
表面のエアスルー不織布がオシッコの通過を助け、超高速ポリマーがしっかりと閉じ込めます。素早く小さく、抜群の吸収力が実現されたトイレシートです。オシッコの飛散が抑えられれば、室内の衛生を保つのにも役立ちますよね。
100枚と大容量ですので、何度失敗しても大丈夫。トイレトレーニングを始めたばかりのワンちゃんにおすすめです。また、トイレシーツをこまめに交換したい飼い主さんにもピッタリです。
他にも様々なグッズが販売されていますが、愛犬にあったアイテム選びや教え方を見極めることが大切です。
犬のトイレのしつけに関するまとめ
室内できちんと排泄ができるようになれば、飼い主さんも大助かり。更に、号令でできるようになれば、役立つシーンは沢山あります。
しつけに最も必要なのは飼い主さんの根気です。粘り強く、トイレシーツでの排泄、号令での排泄を教えてあげてくださいね。
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