愛犬が迎えた最期の1日。家族からの精一杯の愛に応えたデュークの記録に涙が止まらない。

2018.05.01

愛犬が迎えた最期の1日。家族からの精一杯の愛に応えたデュークの記録に涙が止まらない。

医学の発達や飼育環境の向上に伴って、ペットたちの寿命も右肩上がりに長くなっています。現在、犬の平均寿命は12~15年、猫の場合は約16年と言われており、室内飼いが増えたことや、医療技術の進歩や充実がその理由として考えられます。しかし、その一方で、不治の病というものも、やはりまだ存在するのです。 アメリカ、ヒューストンに暮らすブラックラブラドールのデュークを襲ったのは、骨肉腫という重い病でした。

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悪性の骨腫瘍に苦しむ愛犬

骨肉腫は、犬では最も多い原発性の骨腫瘍。なかでも大型犬に多く、大変転移しやすい悪性の腫瘍です。

診断時には9割以上が既に他所に転移していると言われており、ブラックラブラドールのデュークもまた例外ではありませんでした。
デュークは発病後に前脚を切断したものの、転移した腫瘍はどんどん大きくなって彼を苦しめるようになっていました。肋骨を圧迫していたといいますから、呼吸困難もあったことでしょう。

このままでもデュークの余命は僅かです。そして、いかなる治療をもってしても、その僅かな期間、彼を安らかに過ごさせてやることは不可能でした。


悲しい決断を迫られる…

飼い主であるジョーダン・ロバーツ氏は、ある決断を迫られました。

苦しむデュークとともに、すぐそばに迫っている死を待つべきなのか、それとも、安楽死を選ぶのか…。どちらを選んでも、辛いことには変わりのない苦しい決断です。

ロバーツ一家は考えた末、後者を選びました。

ロバーツさんは、デュークとの別れの日を7月7日の月曜日に決めました。
そして、獣医に予約を入れた後は、その1日をこれまでで一番幸せな日にすべく力を尽くすことにしたのです。


デュークが過ごした最高の最期の1日

その日、家族はもちろん、近所の双子たちに大好きなトリマーさん…デュークが愛し、デュークを愛した人々が呼ばれました。

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デュークは彼らと共に大好きなハンバーガーを食べ、パーティーをし、大好きな公園で遊びました。

このデュークの最期の1日は、ロバーツさんの友人でもある写真家、ロビン・アルーティ氏によって撮影され、記録されました。

「I died Today(僕は今日死んだ)」と題された彼の1日の記録は、ネットニュースで取り上げられて以降、大きな話題となり、ペットロスに苦しむ人々に希望を与えているそうです。

「I died Today」より、彼の最期の1日をご紹介します。

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