表情豊かな犬の犬種は魅力がいっぱい!
犬の表情を見た時、笑っているように見えたり、悲しそう、寂しそう、嬉しそうな顔しているな…と思うときがありませんか?
犬は人間と一緒で感情を表情に表します。そして、顔だけでなく体も使い喜びなど伝えます。喋れないからこそ、表情と体で伝えてくる犬は賢く、愛おしいと思いますね。
ただ、犬種によって感情を表情に表しやすい犬だったり、中々表情がうまく表せない犬もいます。
今回は、そんな個性豊かな犬の中でも「表情豊かな犬種」の4犬種の魅力をご紹介します。
表情豊かな犬種①サモエド
サモエドは寒い国であるロシアのシベリアを故郷とする犬です。
日本でよく見かける犬種のスピッツと似ているのが特徴で、スピッツとは大きさが少し違いますが、似ていることから「シベリアンスピリッツ」と呼ばれています。
◆サモエドの特徴
サモエドは、ロシアのシベリア出身の犬であることから、極寒に耐えられるだけの分厚い毛皮があり、犬ぞりなどにも対応している体になっています。
ふわふわしていて真っ白くきれいな被毛が特徴的ですが、暑さには弱く、暑さ対策が必要です。
中、大型犬といわれるサモエドの理想体高はメスが50~56cm、オスで54~60cm。体重は16~30kgほどあります。
◆サモエドの性格
サモエドはとても優しい性格の犬です。非常に友好的、社交的なので、飼いやすいといわれています。攻撃的な性格ではないので、番犬などには向いていません。
もともと、口角があがっていていつでも笑っているようにみえることから「サモエドスマイル」といわれるくらい、表情には癒されます。表情豊かなので、言葉は話せなくても意思がつたわってきます。
また、遊び好きで元気がいいので、子供のいる家庭でもオススメな犬種です。
◆サモエドの飼い方①十分な運動量が必要
サモエドの性格でもご紹介しましたが、サモエドは活発で元気のいい犬種です。
そのため、毎日長距離のお散歩や、ボール遊びなどが必要になります。
◆サモエドの飼い方②適度なブラシング
サモエドはダブルコート(上毛、下毛といわれる毛で2層になっている状態)の犬種であることから、常日頃ブラッシングをしてあげる必要があります。
できれば毎日、最低でも週に3回はブラッシングを行うことで、毛玉になりにくくなり、皮膚疾患予防などもできます。
◆サモエドの飼い方③暑さ対策が必須
サモエドは寒さには強いですが、暑さにはめっぽう弱いので、夏場はクーラーが必須になります。
夏は熱中症になりやすいので、遊ばせつつも体調管理が大切です。
◆サモエドの飼い方④子犬のころからしっかりとしつけをする
サモエドは、犬ぞりをしていた事から力がとても強いことが注意点としてあげられます。
お散歩などはちゃんとしつけないと、引っ張られてコントロールがきかなくなってしまうことも。
子供や年配の方が転んでけがなどをしないよう、きちんと子犬のころからしつけましょう。
●表情豊かな犬種②フレンチブルドック
フレンチブルドックの原産地はフランスで、もともとイングリッシュ・ブルドッグがフランスに持ち込まれ、異種交配を成功させてフレンチブルドックがうまれました。
つぶれたお鼻と大きな立っている耳が印象に残る犬種ですね。
◆フレンチブルドックの特徴
フレンチブルドックの特徴である、つぶれたお鼻、大きい耳が印象的ですね。
しっぽは生まれつき小さいため、しっぽから感情は読み取れません。
ただ、ほかの犬種にくらべると、目が大きくて白目の割合も多く、口が大きいため、表情豊かな顔をしています。よく顔をみてあげると、表情がよみとれます。
フレンチブルドックのカラーは4種類に分かれていて、毛の色味が違うだけで、見た目も全然変わっていきます。
フレンチブルドッグの体重は8~14kgといわれています。
◆フレンチブルドックの性格
フレンチブルドックはとても甘えん人懐っここく、明るい性格です。一人遊びより、人と一緒に遊ぶのが大好きです。
また、理解力が高く、しつけもしやすい犬種です。
ただ、警戒心がとても強いので初対面の人、犬などには吠えたりもします。そのため番犬に向いています。
◆フレンチブルドックの飼い方①顔周りの汚れのケア
フレンチブルドッグは毛が短いのもあり、皮膚がとてもよわく、特徴でもある顔のシワに汚れがたまりやすいという注意点があります。
匂いの原因になるので、こまめの顔をふいてあげるといいでしょう。
◆フレンチブルドックの飼い方②室内環境を整える
フレンチブルドックは短鼻種のため、暑さと寒さにとても弱いです。そのため、飼い方としては確実に室内で飼える方にオススメします。
◆フレンチブルドックの飼い方③適度な食事量で食事管理
その犬にもよりますが、基本的にフレンチブルドッグは食欲旺盛です。
健康管理、食事管理をしてあげることが犬のためにもなります。
◆フレンチブルドックの飼い方④呼吸器系などの病気に注意
フレンチブルドックはいろんな疾患にかかりやすく、病気しがちです。
鼻がつぶれている事から鼻腔狭窄や口蓋裂といった呼吸器系の病、目が大きく負担があることから、眼瞼内反症や白内障などになりやすくなっています。
肥満にもなりやすいので、しっかり体重管理することも注意点の一つです。
表情豊かな犬種③コーギー
コーギーはイギリス生まれの犬種です。コーギーの中にも2つの種類があり、日本で一般的にみられる「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」、紀元前からのコーギーが「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」になっています。
コーギーは、ヒツジや牛を追うための牧畜犬として育てられていました。生まれてすぐ断尾されるのも、昔から牧畜として働いている時に邪魔になるなるためといわれて、今も習慣づいてます。
◆コーギーの特徴
コーギーの特徴であるのが大きい耳と、短い脚ですね。
体はとても筋肉質で、がっちりしています。活発的、噛み癖あったりなど、野性的なところもあります。
理想体高は30cmで、体重は10~14kgあるといわれています。
毛はダブルコートでできているため、寒さには強いです。
口角があがっていることから、口を開けると笑っているように見えるので「コーギースマイル」といわれています。気持ちを素直に、そして表情豊かにだすので、見ていて一緒にいて飽きることがありません。
◆コーギーの性格
見た目の小柄でかわいい見た目とは逆に、コーギーは勇敢でとても活発です。
昔牧畜犬として育てられたこともあり、動いてるものを追いかけたり、噛み癖がある習性があったりします。
ただ、コーギーはとても飼い主に忠実で利口なので、しっかりしつけをすれば大丈夫です。
物覚えもよく、飼い主に忠実なことから人気ですね。警戒心がとても強いので番犬などに向いています。
◆コーギーの飼い方①安全な場所で運動させる
コーギーは、特徴である足の短さからも、足や腰を壊しやすくなっています。
遊び好きなコーギーは、フローリングや硬いところなどでも走り回ります。やわらかいマットひくなど、飼うときに一工夫してあげるといいと思います。
また、小さいわりに運動量はとても多いです。お散歩だけではなく、室内での遊びをたっぷり作ってあげてください。
◆コーギーの飼い方②椎間板ヘルニアに注意
コーギーの体型の特徴から、椎間板ヘルニアになりやすいことが注意点のひとつになっています。
重症になってくると、歩くことなども困難になってくるので、普段の生活から足腰の負担を減らす工夫が必要です。
運動量も多いので、気にしながら運動をさせてあげましょう。
◆コーギーの飼い方③小さいころからしっかりしつけをする
コーギーは賢い反面、悪いことなども覚えてしまいます。
子犬のころからしっかりしつけをすることが重要になります。
◆コーギーの飼い方④こまめなブラッシングが必要
毛がダブルコートになっているので、こまめなブラッシングも必要になります。
ダブルコートの毛の犬種は皮膚疾患になりやすいので、定期的なブラッシングをしてあげましょう。
また、暑さに弱いため、夏はお散歩をいつもより短くする、涼しい時間にお散歩するなど一工夫してあげると、熱中症も防止できます。
表情豊かな犬種④ゴールデンレトリバー
ゴールデンレトリバーは、イギリス産の大型犬です。昔から人気か高く、大型犬の中でも飼い易い犬種と言われています
アメリカンゴールデンレトリバーとイングリッシュゴールデンレトリバーの2種類がいて、白からゴールド色の毛色が特徴的です。
◆ゴールデンレトリバーの特徴
ゴールデンレトリバーは、優しく攻撃性がないので飼い易いといわれています。
アーモンド型のつぶらな瞳がかわいらしく、コロコロかわる表情もずっと見てられます。
うれしい時、悲しい時とちゃんと表情にだすので、意思がつたわりやすいです。怒られた時なども反省顔されると、ついつい許しちゃうものですよね。
特に眉毛はないですが、目上の骨が動いて上目遣いする表情豊かな一面もあります。
◆ゴールデンレトリバーの性格
ゴールデンレトリバーはとても人間が大好きで、優しい性格をしています。友好的なので、小さな子供やほかの犬とも仲良くできます。
大きい体のわりにとても甘えん坊なのでそこがまたかわいいですね!
その反面相手にされなかったり、遊んでくれないとストレスがたまりやすいです。放っておかれることが苦手な犬種です。
◆ゴールデンレトリバーの飼い方①小さいころからしっかりしつけをする
いくら優しい性格といはいえ、ゴールデンレトリバーは大型犬です。大きいゆえ、少しの遊びで大きいもの壊したりなどしてしまいます。
室内で飼えますが、ちゃんとしつけないと家がとんでもないことになってします!
子犬のころからちゃんとしつけをすれば大丈夫です。
◆ゴールデンレトリバーの飼い方②こまめなブラッシングが必要
ゴールデンレトリバーは毛が長いこともあり抜けやすく、こまめなブラッシングも必要です。
皮脂の分泌が多いため臭いやすいので、シャンプーなども月に一度はしてあげましょう!
また、耳が垂れているので、耳掃除を週に一度はしてあげると耳の病気なども防げます。
◆ゴールデンレトリバーの飼い方③食べ過ぎの肥満に注意
ゴールデンレトリバーは体の大きさからもよく食べるので、肥満になりやすいです。
体重管理をしっかり飼い主さんが行ってあげましょう。
◆ゴールデンレトリバーの飼い方④股関節に負担をかけない工夫
ゴールデンレトリバーは、遺伝的にも股関節形成不全になりやすいといわれています。
床を滑りにくくするなど股関節に負担をかけないようにしましょう。
– おすすめ記事 –
・【横浜ドッグウィーク2018に行って来た】横浜は犬も飼い主さんもハッピーになれる犬にやさしい街でした! |
・【ワンちゃんの栄養学 その4】プレミアムドッグフードとは? |
・ちょっと変わってる?アメリカに実際にある「犬」に関する法律 |
・ふわふわ噛み心地の良いわんちゃんのおもちゃ ワールド商事 ドッグトイシリーズのご紹介♪ |