「#DogsAtPollingStations」聞き慣れない言葉の意味は?
Polling Station(ポーリングステーション)は、実は日本にもあります。それは、選挙の投票所のことです。日本でも選挙の際に学校や役場が投票所になりますね。
この意味がわかったところで、なんとなく#DogsAtPollingStationsのハッシュタグの意味がわかった方も多いかもしれません。
#DogsAtPollingStationsを直訳すると、「投票所に犬」。
イギリスでは、各地の選挙投票日になると、SNS上に#DogsAtPollingStationsという言葉とともに、投票所の看板と映った様々な犬たちの写真が投稿されます。
投票所の看板の前でポーズを決める2匹のワンちゃん。
@mrmichaelball Billy & Katie (l to r) would like to wish you a very good morning! #dogsatpollingstations pic.twitter.com/ZWJyPwS2Rn
— Lisa Martin (@lisalisamartin) 2018年5月7日
黄色の看板の前でぺろり。
The political Yorkshire pooches who showed their support on polling day https://t.co/ZP4k6vYz2s #dogsatpollingstations pic.twitter.com/PcKgf7Taza
— Claire Schofield (@clairelauras) 2018年5月4日
ドアップのワンちゃんのうしろにもしっかり「Polling Stations」の看板が。
#dogsatpollingstations Gunther the Leo pic.twitter.com/T7b6Yfi2mJ
— Rick Fountain (@RickfUk) 2018年5月5日
こちらのワンちゃんはなんと投票所の中に!
#dogsatpollingstations pic.twitter.com/WT0hojwVCA
— Leo Cadogan (@LeoCadogan) 2018年5月4日
今月イギリスで行われた選挙では、ロンドンの市長さんも愛犬と#DogsAtPollingStationsに参加しています。
Luna’s first trip to a polling station! Open until 10pm. You can find out details about where your nearest polling station is here: https://t.co/FX4Wl4qqQa #PollingDay #Dogsatpollingstations pic.twitter.com/FSRVhZr8XC
— Sadiq Khan (@SadiqKhan) 2018年5月3日
でもなぜ、犬と投票所に関係があるのでしょうか。
イギリス独特の価値観から#DogsAtPollingStationsが生まれる
イギリス人は、愛犬家として有名です。また、政治や経済、政治的考え方などに対しても、かなり積極的に参加、意見することを常に誇りに思っていることでも有名ですね。
イギリス人は「何かに投票する」「自分の意見を言う」といった行動を誇りに思い、投票したことをSNS上に投稿して世界に発信します。そして、合わせて自分が大の愛犬家であること、犬も家族の一員で、投票はできないけれど一緒の時間を常に過ごしていることをアピールしているのです。
また中には、SNS上で白熱する選挙議論に対して「ワンちゃんのかわいい写真を見て落ち着こうよ!」という意味で投稿する人もいるようです。
#DogsAtPollingStationsのハッシュタグがついた投稿に対しては、「投票所で飼い主を待つ犬たちの何とも言えない表情がかわいい」「犬を飼っていたら絶対投稿したのに…」と、愛犬家以外にも話題になっていたりするのだとか。
#DogsAtPollingStationsには犬以外の動物も!?
イギリスでは、犬以外に馬を飼っている人が非常に多いです。ロンドンでは、馬に乗っている警察を見かけたりもしますが、田舎に行けば行くほど、一般市民が馬に乗って通行している姿を目にします。
もちろん、趣味で乗馬を楽しんでいる人もいますが、ほぼ半数以上が自分の馬で、自宅に犬がいるのと同じように馬がいるのです。
そんな中、SNS上で今回のハッシュタグが話題になり、#DogsAtPollingStationsは犬だけなの?馬や鳥は?などの質問が出てきたのは、ごく最近のこと。
動物愛護に力を入れているイギリスは、犬以外の動物ももちろん許可しました。
#dogsatpollingstations Horses wanted to join in the fun pic.twitter.com/z5X0xCeTWt
— Jeremy Reffin (@JReffin) 2017年6月8日
ただし、もちろん投票所でのルールも色々と決まっています。
Polling Stationでの動物たちのルール
イギリスでは、どの犬や猫もしつけが行き届いていますが、それでも投票所ではルールに乗っ取って、飼い主が投票するのを待たなくてはなりません。
◆投票所内に犬を連れて行ってもいい場合も!?
SNSでこういったハッシュタグが流行ったことで、投票所の内部に犬を連れて行っていい場合の写真の可否が話し合われました。ルールは各地域によって若干異なり、中には、内部に犬を連れていってもいい投票所もあります。
◆写真の撮り方にも注意
外でワンちゃんの写真を撮ることには特にルールはありませんが、内部での撮影は、投票所スタッフへ一度声掛けをするように促しています。
写真を撮る場合は、基本的にはワンちゃん中心で、周りがあまり写らないことや、周囲で投票している人の様子がわからないこと、それに合わせて、どちら(誰)に投票したかなどがわからないようにする必要があります。
犬以外の動物の場合は、馬はサイズに限らず基本的には外はつなぐか、外にいるスタッフが飼い主の投票中に外部で見ている必要があるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
#DogsAtPollingStationsが流行しているのには、イギリスならではの理由があったようですね。
イギリスの選挙が話題になった際には、みなさんもぜひ#DogsAtPollingStationsをチェックしてみてくださいね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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