犬が自分のうんちを食べてしまう!食糞の原因と対策は?

2020.05.11

犬が自分のうんちを食べてしまう!食糞の原因と対策は?

可愛い顔をした愛犬が、自分のしたうんちを食べてしまって困った経験がある飼い主さんは意外と多いようです。成犬になれば自然に治るだろう、と思っていても、なかなか治らない場合も…。犬の体内から排出されたものですから、食べても害は無いとしても、衛生面を考えるとできれば止めてほしいものです。 今回は、犬がうんちを食べる行動「食糞」の原因と対策を解説します。

【目次】
1.犬がうんちを食べる行動「食糞」とは?
 1-1.食糞をする動物たち
 1-2.犬の食糞は子犬に多い
 1-3.犬の食糞はやめさせた方が良い?

2.犬の食糞が治らない原因は?
 2-1.遊んでいるうちに食べてしまう
 2-2.空腹、もしくは栄養不足である
 2-3.排泄をしている最中に怒られた経験がある
 2-4.食糞をしている最中に怒られた経験がある
 2-5.ストレス

3.犬の食糞をやめさせる方法・対策は?
 3-1.排泄物に近寄らせない
 3-2.正しい行動を褒める
 3-3.日頃からストレスを発散させてあげる
 3-4.犬がうんちを食べてしまったら…

4.犬がどうしても食糞をやめないときは?
 4-1.ドッグフードを変える
 4-2.サプリメントを活用する

5.食糞の対策は後回しにせず早めにしましょう

【掲載:2017.06.20  更新:2020.05.11】

犬がうんちを食べる行動「食糞」とは?

動物が自分、あるいは他の動物の排泄物を食べることを「食糞」と言います。

◆食糞をする動物たち

うんちを食べることで有名なのは、フンコロガシです。彼らはコガネムシの一種で、転がしているのは自分自身の糞ではなく動物の糞です。糞は食べるためだけではなく、求愛のためのプレゼントにしたり、赤ちゃんが成長するためのベットや食料になったりと様々な用途があります。

私たちに身近な動物では、ウサギも食糞をします。ウサギのうんちは2種類あり、私たちがよく見かけるコロコロとしたうんちと、小さな粒がぶどうの様に連なった焦げ茶色のうんちをします。
後者は盲腸糞と呼ばれ、水分が多く、ビタミンやタンパク質などの栄養が沢山つまっています。

ウサギは盲腸糞をすると身体を丸め、口をお尻に近づけて直接食べてしまいます。ウサギを飼っていても食糞をしている姿を見たことが無いという方もいますが、これはウサギが生きるために欠かせない行動です。

その他にも、コアラやチンパンジーなど、食糞をする動物は沢山おり、生物学的な見方をすると、食糞は決して珍しいものではないのです。

◆犬の食糞は子犬に多い

犬の食糞は、特に子犬に見られることが多く、母犬や子犬の食糞は正常行為であるとされています。

母犬は生まれたばかりの子犬の排泄を舐めることで促し、出てきた排泄物を食べることによって処理します。それを見て学習した子犬たちも食糞をすることがありますが、多くは乳離れをする頃には止まります。
この場合、だいたいの目安は生後3週齢くらいまでですが、もちろんそれ以降も治らないことも多くあります。

◆犬の食糞はやめさせた方が良い?

食糞をする犬には、自分のうんち食べる犬だけでなく、散歩中に落ちている他の犬のうんちを食べてしまう犬もいます。

他の犬のうんちでも、健康な身体から排泄されたものであれば害が無いことが多いですが、寄生虫やウィルスに感染している犬のうんちの場合は、食べた犬にも感染のリスクがあります。また、犬の口臭が臭くなったり、下痢を引き起こすこともあります。

常習的に犬が食糞をしてしまう場合や、食糞をする犬で嘔吐や下痢など何らかの症状が見られた場合は、一度病院で診てもらった方が良いかもしれません。

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犬の食糞が治らない原因は?

犬 うんち食べる

乳離れをした子犬たち、もしくは成犬の食糞の原因としては、以下のことが挙げられます。

◆遊んでいるうちに食べてしまう

特に子犬に多く見られ、コロコロとしたうんちで遊んでいるうちに口に入れ、そのまま食べるケースです。

もともと犬は、人間が手で触って感触を確かめるように、口を使って物を認識します。この習性からすると、落ちているうんちを口に入れてしまうこと自体は自然なことなのかもしれません。

◆空腹、もしくは栄養不足である

犬はフードの量が足りずに空腹を感じていると、うんちを食べ物と認識して食べることがあります。排泄したてのうんちは温かく、匂いも立っているため、犬にとっては魅力的に見えるのです。

また、犬の消化・吸収機能が衰えることによって栄養が不足している場合もあります。
内部寄生虫の感染によって必要な栄養素が寄生虫に奪われたり、消化器系に疾患を持っていること、犬自身が栄養を上手く吸収できないことなどが原因となります。

◆排泄をしている最中に怒られた経験がある

犬はトイレの場所の失敗などにより、排泄の最中に怒られてしまった経験があると、排泄自体を怒られたと勘違いし、うんちを隠すために食べてしまう場合があります。

◆食糞をしている最中に怒られた経験がある

犬は食糞をしている最中に怒られたり、食べているうんちを出させられた経験から、飼い主に見つからないうちに急いで食べてしまおうとする場合があります。

また、犬が怒られたことをかまってもらえたと勘違いし、それ以降飼い主さんの気を引くためにうんちを食べるケースもあります。

◆ストレス

犬は運動不足や飼い主とのコミニュケーション不足などにより、暇つぶしや飼い主の気を引くためにうんちを食べる場合があります。また、ストレスによって胃腸内で悪玉菌が増えると、うんちの匂いがきつくなって食糞を引き起こすこともあるようです。


犬の食糞をやめさせる方法・対策は?

食糞の対策を考える前に、まずは犬の体調が万全であることが前提です。成犬で食糞が治らない場合は特に、寄生虫などによる消化吸収不全がないかどうか、消化器官系の疾患がないかどうか、などを病院でチェックしてもらいましょう。

犬に食糞を止めさせる対策としては、

・排泄物に近寄らせない
・正しい行動を褒める

が基本になります。

◆排泄物に近寄らせない

犬が排泄をしたら、その場ですぐにうんちを片づける習慣をつけましょう。犬の排便のタイミングを日頃から把握しておき、なるべく一人でトイレに行かせないようにしましょう。

◆正しい行動を褒める

犬の正しい行動を強化するためには、トイレでうんちをしたあとに飼い主側に気をそらし、よく褒めてあげることが重要で、食糞対策になります。

くんくんとうんちの匂いを嗅いで、食べそうになることもあるかもしれませんが、きちんとトイレをできたことを褒め、ごほうびにおやつをあげるようにしておくと、排便後は飼い主さんのもとに来るようになります。

犬が食糞をしたりトイレを失敗してしまった時に叱ってしまうと、隠れてうんちをするようになったり、うんちを隠そうとして食べてしまうことがあるので注意が必要です。

◆日頃からストレスを発散させてあげる

運動不足から食糞や無駄吠えなどの問題行動を起こす犬も意外と多くいます。

この場合の対策としては、毎日のお散歩でただ歩くだけではなく、広い場所でボール投げをしたり、一緒に走ったりしてストレスを溜め込まないようにしてあげましょう。犬に話しかけたりアイコンタクトをとったりしながらお散歩をするだけでも、犬にも飼い主さんにも、とても充実した時間になり、ストレス発散と食糞対策につながります。

お散歩で心地よい疲労感を感じた犬は、家に帰った後も落ち着いて過ごすことができるようになります。

◆犬がうんちを食べてしまったら…

万が一、犬が目の前でうんちを食べてしまったときの対策として、「出せ」や「アウト」などのコマンドで、おやつやオモチャなどを口から出させる練習もしておきましょう。

もしも犬がうんちを食べているところを目撃してしまったら、大きな声を出してはいけません。コマンドが理解できるなら、慌てず静かに「出せ」や「アウト」のコマンドをかけて犬の口からうんちを出させます。

飼い主さんの気をひくために食糞をする場合の対策は、無視するのが一番です。叫んだり叱ったりしても犬を喜ばせてしまう可能性があるので、決して相手にしてはいけません。


犬がどうしても食糞をやめないときは?

犬 食糞

それでも犬が食糞を止めない場合には、以下のことを対策として試してみてはいかがでしょうか。

◆ドッグフードを変える

ドッグフードを変えることで、犬のうんちの匂いが変わり、食糞対策になることがあります。また、栄養不足や食事量が足りないことから食糞をしている場合には、適切な食事に変えることで食糞が治まるかもしれません。

ドッグフードは犬種や年齢、骨格、生活環境、運動量などを考慮して選ぶことが大切です。

犬は、原材料に穀物が多いものは消化不良を引き起こしやすいので、なるべく良質な動物性たんぱく質が多く含まれているものがおすすめです。レバーやハツなどの内臓肉をトッピングしてあげることで、ビタミンやミネラルを補給することもできます。

量についても、必ずしもパッケージに書いてある量が愛犬にとって適量なわけではありません。犬の身体を触ってチェックし、うっすらとあばら骨に触れることができる程度の体型をキープしましょう。

子犬は一日三回以上、成犬は二回の食事が一般的ですが、吸収が悪い場合には回数を増やして一回量を減らしても良いかもしれません。日頃からうんちをよく観察し、量が多かったり匂いがキツイ場合には消化吸収が悪くなっている可能性があるため要注意です。

◆サプリメントを活用する

食糞対策に効果があるとされるサプリメントも沢山販売されています。

ビタミンが不足していることが食糞の原因であれば、それを補う成分のサプリメントが食糞対策に有効です。ビタミンBやビタミンKが不足すると食糞を誘発しやすく、特にビタミンB群の摂取は効果が出やすいようです。

消化吸収がうまくできずに栄養不足が原因となっているのであれば、乳酸菌や消化酵素などで腸内環境をサポートできるサプリメントが食糞対策に効果的です。プロバイオティクス(乳酸菌などの善玉菌)やプレバイオティクス(善玉菌の増殖を助ける)、胃酸で不活化されない消化酵素、オメガ3脂肪酸などを与えると良いでしょう。

また、摂取することでうんちが不味くなるサプリメントや、うんちにスプレーすることで直接苦みを出すものもあります。

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食糞の対策は後回しにせず早めにしましょう

食糞は癖になってしまうとなかなか治すことが難しくなっていますので、なるべく早めに対策しましょう。なにが原因かによって対処法が変わります。原因を見極めるのは難しいかもしれませんが、あせらずに色々な方法を試してみると良いかもしれません。

食糞をするということは、もしかしたら犬はストレスや身体の不調を感じているのかもしれませんから、諦めずに改善策を探してあげましょう。



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harunyan

harunyan

動物の専門学校で看護の資格を取得後、6年間動物病院に勤務しました。5歳のシェルティと4歳の猫、0歳の息子と毎日楽しく過ごしています。ペットと過ごすうえで役に立つ情報をお届けできるよう、日々勉強しております。よろしくお願いします。


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