1.ワンプロってなに?
1-1.ワンプロは犬の遊びのひとつ
1-2.ワンプロと喧嘩の見分け方
1-3.犬同士のコミュニケーションとして大切
2.ワンプロのメリットは?
2-1.社会性を身に付けることができる
2-2.運動不足やストレスの解消
3.ワンプロさせるときの注意点は?
3-1.犬同士の体格や年齢を考慮する
3-2.犬同士の相性を見る
3-3.喧嘩になる前に止めるようにする
ワンプロってなに?
◆ワンプロは犬の遊びのひとつ
犬同士のじゃれあいのことを「ワンプロ」といいます。犬を2匹以上飼っている方やよくドックランに行く方は、目にしたことがあるのではないでしょうか。
「ワンちゃんのプロレス」から略してワンプロとつけられたようです。
ワンプロ友達ができれば、ドックランなどに行ったときとても楽しそうに過ごす犬たちを見ることができ、飼い主としてもほっこりしてしまいます。
しかしこのワンプロ、見ていると「ん?もしかして喧嘩してるんじゃ…!」という勢いで行っている場合もあります。
実際、「遊び」と「喧嘩」を見分けるのはかなり難しいです。
犬同士がワンプロしている姿は、見慣れていないほうからすると取っ組み合いの喧嘩をしているように見えてしまいます。
◆ワンプロと喧嘩の見分け方
喧嘩ではなくワンプロをしている場合、犬たちはお互い甘嚙みだったり吠える声のトーンだったり、しっぽの振り具合などでわかります。
普段の吠える声と変わらなかったり、しっぽを元気に振っている場合は、喧嘩ではなくワンプロ、つまり遊びとして犬同士で楽しんでいる証拠です。
また、甘嚙みについても同じ場所をずっと噛まないというのもワンプロの特徴です。
一方的に追いかけまわしていたり、ずっと馬乗りになっていなければ「遊んでいるんだな」と思って大丈夫です。
◆犬同士のコミュニケーションとして大切
犬同士のじゃれあいや喧嘩は犬にとっていろんな意味があります。例えば、じゃれあうことで仲を深めて、社会性を身に着けることができます。
もちろん、喧嘩に発展してしまった場合止めなくてはいけませんが、ある程度喧嘩させてあげることで犬同士和解する場合もあります。
ひどい喧嘩でなければ見守るのもいいかもしれませんね。
ワンプロのメリットは?
ワンプロには、犬にとって様々なメリットがあります。
◆社会性を身に付けることができる
子犬の時期にワンプロさせることによって、社会性を身に着けることができます。
強く噛めば痛い、しつこいと嫌がられるなどのようなことを、ワンプロを通して学ぶことが可能です。
トイレの場所などは教えられても、こういった噛む行為などは飼い主が教えることはできないことですよね。そういった犬の基本的な動作に関することを学ぶことができるんです。
犬は、人間や猫などの他の種類の動物と仲良くすることができる動物です。
しかし、もちろんのこと犬同士だからこそ分かり合える基本的なことは、犬同士で学ぶことが多いです。
やはり、犬として他の犬と触れ合ったりすることで、犬が求めるものを自然に補うことができます。
◆運動不足やストレスの解消
ワンプロをすることで、散歩だけでは解消できない運動不足やストレスも解消することができます。
大型犬であれば、体を動かすことが好きな犬も多いですよね。飼い主だけではなかなか解消できない運動不足も解消することができます。
もちろん体格や性別なども配慮しなくてはいけませんが、ワンプロさせることで犬のストレスを解消し、社会性を身に着けてくれるというのは、飼い主にとっても犬にとってもメリットと考えていいと思います。
ドッグランなどでワンプロ友達ができれば、犬同士でしか見られないようなはしゃいでいる姿を見ることができますよ。
ワンプロさせるときの注意点は?
ワンプロさせるときの注意点を説明します。
◆犬同士の体格や年齢を考慮する
ワンプロさせるときは、犬同士の体格や年齢をチェックしておきましょう。
犬同士では遊びのつもりでも、大型犬と超小型犬など対格差がある犬種では、思わぬ怪我につながってしまうこともあります。
◆犬同士の相性を見る
注意してほしいのは、犬の思春期ともいわれている生後6か月から一歳前後のオス同士の組み合わせです。
この時期は自己主張が激しい時期でまだ経験も浅いため、ワンプロしていても途中から喧嘩になってしまうことも多々あります。お互い、どんどんエスカレートしていってしまう感じですね。
正直、犬同士の相性については実際に会ってみて遊ばせてみなければわかりません。
それでも、自分の犬は人見知りで気が弱いタイプなのに対し、相手の犬が人見知りなく飛びついてくるような犬であれば、相性が悪いということがわかりますよね。
遊ばせる前は一度、どんなタイプの犬なのか見極めておくことが大きな喧嘩にならなくて済むポイントです。
◆喧嘩になる前に止めるようにする
ワンプロしている最中に、頭や頸動脈などを狙って噛み続けている場合は、遊びから喧嘩に代わっているのですぐに引き離しましょう。
喧嘩になるとうなり声を出したりしますのですぐわかると思いますが、十分注意してくださいね。
まとめ
今回は犬同士のじゃれあい「ワンプロ」について紹介しました。
ほほえましく思う一方で、いつ喧嘩に代わってしまうのかと飼い主としてはひやひやしてしまいますよね。
できることならさせたくない…と思うかもしれませんが、やはり今後のことを考えると社会性をつけるためにも経験させてあげておくほうがいいかと思います。
子犬の頃にワンプロを経験している犬と全く経験せずに2歳、3歳と成長した犬とでは、散歩の最中や公園に行った時の犬同士の反応が全く違います。
社会性を身に着けていれば、どんな場所に行ってもいろんな犬とコミュニケーションをとれるようになりますし、飼い主と遊んでいても甘嚙みの加減が付きやすくなります。
注意点に記載した内容に気を付けながら、ぜひワンプロさせてあげてみてくださいね。
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