【掲載:2019.06.26 更新:2020.11.11】
飼い主さんへのアピールが素直でストレート
「犬派?猫派?」という話題でもよく取り上げられますが、ワンちゃんは基本的に飼い主さんへの忠誠心が高め。「喜んでいる」を全身で表現してくれるのが犬の魅力ですよね。
ただ、なかには、「飼い主さんのことが大好きだけど上手く表現できない」という硬派な犬もいます。
ポメラニアンは、ストレートに感情を出すタイプで、「嬉しいな~♪」「楽しいよ!」「寂しいな…」など、体全体をつかって飼い主さんに伝えてくれる素直な性格です。
ポメラニアンの動きを観察していると、「何を伝えたいか」が伝わってくるので、見ていて飽きないワンちゃんと言えるかもしれませんね。
遊びが大好きで楽しく遊べる
ポメラニアンは、基本的に元気いっぱいで、活動的に動くのが大好き。室内にいるときも屋外にいるときも、興味があるものに近づくなど好奇心旺盛なところがあります。
散歩に行けば、「楽しいな!」と嬉しそうに元気に歩いてくれるでしょう。
飼い主さんと室内で遊ぶのも好きなので、一緒に遊んであげる時間を作れる人は、ポメラニアンの飼い主さんに向いています。コミュニケーションで絆を深くしましょう。
ただ、好奇心旺盛なので、小さなものを誤飲するリスクも…。
ポメラニアンが危険な目に合わないように、遊ぶときには犬用おもちゃを準備してあげるといいですね。
ポメラニアンの性格は甘えん坊
抱っこされるのが大好きだし、頭を撫でられるのも大好きです。 とにかく飼い主さんの事が大好きなのです。
抱っこがして欲しくて何気ない時に近づいてくる事が沢山あると思います。 飼い主さんにべったりです。
またお腹をさすってもらうのも大好きで、自分からひっくり返ってお腹をさする事を要求して来る子もいます。 甘えてくる時はひたすら可愛がってあげましょう。愛玩犬なので甘えん坊なのは当たり前です。
このような性格から、飼い主にべったりになるのもポメラニアンの大まかな性格です。
家の中も飼い主の後ろばかりくっついて歩き回る事が多くなるでしょう。 ポメラニアンを飼ったのならとにかく可愛がってあげてください。
ただし、過剰なまでの溺愛は危険です。
飼い主への依存心が強くなりすぎて飼い主に近寄って来る犬や人を追い返そうとすう子に育ってしまう場合があります。 時には程良い距離を保っておく事も大切なのです。
フレンドリーで社交性がある
ポメラニアンは、基本的に社交性のある性格をしていますが、初めて会う人にはちょっと神経質な部分を見せたりもします。「見たことないな」「初めてだな」と、ちょっと相手に警戒心を表しますが、もともとフレンドリーなのですぐに慣れてくれる傾向が多いでしょう。
人間に対してはもちろんですが、ほかのワンちゃんへも大きな心で接してくれます。
「この人は安心だな」「この犬とは友達になれそうだな」と、相手と距離を縮められるとわかると、友好的に接して仲良くしようとします。
協調性がある
毛色がホワイトのポメラニアンを見たときに、「スピッツと似ているな」と感じた人もいるかもしれません。
体のサイズは違いますが、被毛のモフモフな特徴は同じですね。ポメラニアンのルーツに「ジャーマン・スピッツ」がいますが、その祖先となったのが「サモエド」という犬種です。
「ポメラニアン」「スピッツ」「サモエド」という3つの犬種は、外見が似ていることから、過去に何らかの繋がりがあったことがイメージできますね。
大型犬のサモエドにさまざまな犬種が交配されて誕生したのが、中型犬のスピッツ。
中型サイズのスピッツをベースに「小型化しよう」と改良が進んで品種として確立したのが「ポメラニアン」と考えられています。
雪国でソリをひく犬として活躍していたサモエドの血をひいているため、ポメラニアンは集団で動くことが得意です。
その名残から、協調性があって、多頭飼いにも向いていて、上手くこなせるワンちゃんです。
独立心がある
活発で協調性のあるポメラニアンですが、一匹で遊ぶ時間も必要な特徴があります。
そんな時は構い過ぎず、放っておき、好きに遊ばせてあげてくださいね。
犬に与えるおもちゃですが、おもちゃを飼い主さんと一緒に遊ぶときのものと、ひとり遊び用のものは分けたほうがいいと言われています。同じもので遊ばせると、そのおもちゃでひとり遊びの面白さを覚えてしまい、飼い主さんが遊びに誘っても乗って来ないことがあります。
お留守番用に、おやつを仕込むタイプの知育おもちゃは有効に活用できるでしょう。
独立心や自立心のある性格を持っているので、近すぎず離れすぎずのちょうどいい関係を築き保つことが、上手な飼い方のコツ。
また、その自立心から、お留守番に向いている犬とも言われています。
勇敢な面がある
小さい体なので番犬向きではないかも…と期待していない人が多いかと思います。
でも、実際にはコンパクトな体のわりに、とても勇敢。
警戒する相手には、たとえ自分よりも大型でコワモテでも立ち向かっていく姿勢が見られます。
番犬的な役割も果たしてくれるでしょう。
ただ、それが「吠え癖」につながることも少なくありません。体が小さいので鳴き声も甲高く響きます。
共同住宅で飼うときには、「誰に対しても吠える」「チャイムが鳴っただけで吠える」など、無駄吠えが原因で近所に迷惑とならないように、早めにしつけておくといいでしょう。
臆病なところも
勇敢な一面がある一方で、ポメラニアンによっては少し臆病なところもあります。音に敏感なポメラニアンは外を車が通る音や、チャイムの音にびっくりして吠えたり反応することも。早い段階で日常にある音に慣らしておくことが大切です。
また、人やほかの犬に対して臆病なポメラニアンもいます。人に対しては、飼い主以外との交流や、人に触られることに小さなうちからなれさせておくといいでしょう。犬に対しては、散歩や、ドッグランで慣れさせるのも効果的ですし、思い切ってもう一匹ワンちゃんを飼い、多頭飼いしてみるのも手です。
男の子と女の子の違い
男の子は活発でやんちゃな子が多く、攻撃的な一面もあります。ですから、しつけを間違えると大変なことになりかねません。一方でとても甘えん坊。まるで人の男のみたいですね。女の子は小柄でおとなしい子が多いです。
これだけ見ると女の子がいいように思えますが、発情期などは女の子も攻撃的になる子がいるようですし生理の心配もあります。
次に述べますが、ポメラニアンはとても賢いワンちゃんなので、小さいうちにしっかりしつけがされていれば、とても女の子も男の子も関係なく、とても飼いやすいワンちゃんだと言えます。
賢いからいろいろと覚えてくれる
超小型犬と言われる犬種のなかでも、ポメラニンは頭の良い犬。
そもそも忠誠心が高いので「飼い主さんが大好き」といろいろと覚えてくれます。
小さくて可愛いので甘やかしそうにもなるかもしれませんが、「ダメなことや良いこと」にメリハリをつけて教え込んでいくことが必要。
絆が強まるほど従順になってくれるので、子犬の頃からしっかりと「しつけ」ていくと、かなり飼いやすい犬になるでしょう。
また、一度習慣化された事はよく覚えています。 例えば、車に乗って、どこか楽しいところ(公園やドッグランなど)に行ったとします。それがすごく楽しかったポメラニアンは「車に乗ると楽しいところへ行ける!」と覚えて、車に「乗せて!」とせがんだりするようです。ほかにも、ご飯が欲しいと訴えたり、「お菓子」などの単語もすぐに覚えます。同じようにしつけも比較的簡単に覚えてくれるので飼い易い犬なのです。
こんな人に向いています!
仕事などが忙しい、家を空けることが多い人
ポメラニアンは自立心に富んでいるため、一人遊びが得意です。ですからお留守番も大丈夫。また賢いワンちゃんなので、ちゃんとしつけておけば、帰ってきて部屋が散らかされていた!なんてこともありません。
多頭飼いをしたい人
先ほど述べたように、ポメラニアンは協調性が高いため、ほかのワンちゃんと飼ってもすぐに適応します。ペットに囲まれて生活したい!なんて方にはぴったりのワンちゃんですね。
アウトドアをワンちゃんと楽しみたい人
好奇心旺盛で、活発なポメラニアン。運動量としては小型犬なのでそんなに必要ありませんが、楽しいことも飼い主と遊ぶのも大好きなワンちゃんなのでアウトドアも一緒に楽しめます。旅先であったワンちゃんともきっと仲良くできるでしょう。ただし、ポメラニアンは関節が弱い子が多いので、大きな段差など負担になりそうなことには気を付けてあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。かわいくて活発、賢くて甘えん坊…魅力たっぷりのポメラニアンを飼ってみたい!と思った方も多いはず。
きっと、飼い主さんが愛情を持って接することで、ポメラニアンの魅力がより一層引き出されます。ポメラニアンを家族として迎えたなら、オンリーワンの存在として愛情を注ぎ、これからの一生を幸せに過ごせるように大事にしてあげてくださいね。
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