1.サモエドを祖先とする小型犬
2.ポメラニアンの性格
3.ポメラニアンのしつけについて
3-1.ポメラニアンのしつけは家に向かい入れたその日から
3-2.トイレのしつけ
3-3.「いけない」を教える
3-4.「よしよし」を教える
3-5.噛み癖のしつけは子犬の頃からが大切
4.ポメラニアンの吠え癖に注意
4-1.「怖い…!」という心理から吠えているとき
4-2.物音に反応して吠えるとき
4-3.ワガママで吠えているとき
5.遊びながらできるポメラニアンのしつけ
6.ポメラニアンと暮らそう
サモエドを祖先とする小型犬
ポメラニアンは、体高は18~22cm、体重は1.8~2.3kgを理想とする小型犬です。ドイツが原産国の犬で、祖先犬がドイツとポーランドの間にある「ポメラニアン地方」に住んでいたことが名前の由来とされています。
祖先はスピッツ族の大型犬「サモエド」だといわれており、サモエドがドイツに渡った後に小型化され、人気が高まると共に被毛のバリエーションも増加していったそうです。一般的には、オレンジやクリームの毛色が多いですが、さまざまな毛色がありカラーによっても見た目のイメージがまるで変わってきますよね。
最近話題のウルフセーブルカラーのポメラニアンは、外見がタヌキのようで、おっとりしたようなお茶目なような可愛さが溢れ出ています。
ポメラニアンの性格
ポメラニアンは、友好的でとても遊び好きな性格をしています。また、素直な性格の子がとても多いです。嬉しい時は「うれしい!」と全身で喜び、つまらない時はつまらなそうな顔をします(笑)。
好奇心も強く快活で、甘えん坊な点も魅力的ですね。飼い主さんや家族と過ごすことに喜びを感じ、依存性も強いといえるでしょう。
一方で、ポメラニアンには勇敢で自立心に富むという一面もあります。留守番を苦手としない個体も多く、家族以外の人には警戒心をあらわにするため、ポメラニアンは番犬としても向いているのです。
また、協調性が高いので、多頭飼いも可能です。沢山の犬と共に過ごしたい、ペットに寄り添って人生を送りたいと考えている方には、お勧めの性格をしている犬種といえるでしょう。
ポメラニアンのしつけについて
ポメラニアンは、元気で明るく、コミュニケーション上手な犬。
ただ、小さく可愛らしいので、ついつい甘やかしてしつけを怠ってしまうケースも多いようです。
基本的にはフレンドリーですが、気が強い一面もあります。ワガママに育った結果、吠え癖や噛み癖などで悩む飼い主さんもいるので、しつけでコントロールできるようにしておくことは大事です。
ポメラニアンが幸せに楽しく生活できるように、「吠える理由」「噛む理由」を理解し、エスカレートしないようにしつけなければいけません。
◆ポメラニアンのしつけは家に向かい入れたその日から
噛む、吠えるなどの問題行動が目立ってきてからしつける、という飼い主がよくいます。人間のルールの中でポメラニアンもストレスなく生活してもらうためには、向かい入れたその日からしつけをすることが大切です。
人間と同じで赤ちゃんの頃はできないことがたくさんありますが、ポメラニアンはかしこいワンちゃんなのですぐに覚えてくれます。
◆トイレのしつけ
トイレは中でも一番に覚えてほしいことですね。
ポイントは、
排泄を常に見ている→他でトイレをしたら怒る→トイレで出来たら褒める
1、トイレにあらかじめ、飼っているワンちゃんのおっしこの臭いを付けておきます。
2、他の場所でおしっこをしたらトイレに連れて行き、トイレの中でできたらちゃんと褒めてあげましょう。
3、自分で出来るようになるまで何度も失敗すると思いますが、その都度トイレに連れて行きトイレについた自分のおしっこの臭いをかがせてあげます。
◆「いけない」を教える
だめなことをして怒っていることをわかってもらうためにも「いけない」を教えることが大切です。怒るときは必ず「現行犯」で怒りましょう。いけないことから時間がたってしまうと、ワンちゃんが何に対して怒られているのかわからなくなってしまいます。
また、感情的に怒るのではなく、厳格さが伝わるように心がけると効果的です。
◆「よしよし」を教える
褒めてあげることも大切です。飼い主が褒めていることがわかればワンちゃんもメリハリがつきますし、うれしいものです。新しく芸を覚えるときにも役立ちます。
◆噛み癖のしつけは子犬の頃からが大切
犬には元々、噛むことで物事を確認する習性があり、犬にとって噛むことは自然なことなのです。しかし、それを放置すると、成犬となってから様々なトラブルを起こす恐れがあります。
噛み癖に関しては、ポメラニアンに限ったことではありませんが、子犬の頃にきちんとトレーニングをしておく必要があります。
噛まれた時に「痛い!」とハッキリ伝え、人間を噛んではいけないのだと教えたり、おもちゃなどの噛んでよい物をあえて与えるなどして学習させましょう。しつけをきちんと行うことが、適切な飼い方に繋がります。
ポメラニアンの吠え癖に注意
ペットとして飼いやすい犬種ではありますが、ポメラニアンを飼う上で問題視されることが多いのが「無駄吠え」といわれています。
勇敢で気が強い性格を持ち合わせているので、警戒心が強く、吠えやすい傾向にあるのです。
◆「怖い…!」という心理から吠えているとき
ポメラニアンは、警戒心が強く、怖がっているときには、自分の怖さを紛らわすかのように、吠えてアピールすることがあります。
見知らぬ人に吠えないようにするためには、「人間は怖くない」ことを教えていく必要があります。
それには、子犬時代から散歩や公園など、さまざまな場所に連れ出し、家族以外の人や動物などと交流する機会を持つといいでしょう。
◆物音に反応して吠えるとき
室内であれば玄関チャイムに反応するポメラニンも多いでしょう。「見知らぬ人が来て怖い」「来訪者がいることを家族に伝えている」など、いくつかの状況があります。
チャイムが鳴ったと同時にほかの大きな音を鳴らし、「吠えるとびっくりする音が鳴るから止めよう」「チャイムよりも気になる音がしたから吠えない」と学習させていくのもいいでしょう。
また、吠えたときにお菓子を見せ、「吠えるのを止めた」というタイミングでご褒美として与えるのも吠え癖を止めさせる方法のひとつです。
チャイムの音に慣れさせ、「この音が鳴っても怖くないよ」と教えるように、家族みんなで協力しながらトレーニングしてみましょう。
◆ワガママで吠えているとき
ときには、「お菓子をちょうだい!」「構ってほしい!」と要求吠えをするケースもあります。
「ダメ!」と伝え、吠えるのを止めたときには「お利口さん」と褒めてあげましょう。
もしくは、愛犬の要求を却下するように無視するのもいいかもしれません。
繰り返しで「吠えなければ飼い主さんが喜んでくれる」「吠えても要求が満たされない」と学習してくれるようになるかと思います。
遊びながらできるポメラニアンのしつけ
ポメラニアンは遊び好きで、飼い主さんの気持ちにも敏感です。基本的なしつけは、オヤツやフードを使って楽しみながら行いましょう。上手にできたら沢山褒めて、飼い主さんが一緒に喜ぶことが大切です。ポメラニアンの性格を理解して、遊びながらしつけることが最も効果的だといえるでしょう。
噛み癖に対しては、噛んでもよいおもちゃを与えて、それを噛んで遊んでいたら大袈裟に喜んだり、引っ張りっこをして一緒に遊びましょう。繰り返す内に、噛んでも良いものと悪い物を理解してくれます。
ポメラニアンと暮らそう
高い人気を得続けているポメラニアン。愛らしい外見やその性格からも、魅力溢れる犬種です。抜け毛が多く、吠え癖があるという一面もありますが、適切な対応をすれば問題なく飼うことができます!
ポメラニアンと素敵なドッグライフを送ってくださいね。
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