●目次
1.気になるチワワのカットスタイル!毛のお手入れのコツなどもご紹介
1-1.ツヤ感たっぷりの「スムースコート」
1-2.フワフワ印象の「ロングコート」
2.色彩豊か!チワワには被毛カラーのバリエーションがたくさん
2-1.チワワの毛色は基本的にすべて認められている
2-2.チワワの色の組み合わせパターン
3.カットするならコレが可愛い!カットスタイル例
3-1.体全体をスッキリ!「全身バリカンカット」
3-2.チワワがカッコよく変身!「ライオンカット」
3-3.飾り毛をそのまま可愛さを残す「ミッキーカット」
チワワの毛のタイプは2パターン
チワワの見た目に影響を与えるのが毛の長さですが、「短い毛」か「長い毛」かで、スムースコートとロングコートに分類されています。
◆ツヤ感たっぷりの「スムースコート」
短い毛が全身に密生しているのがスムースコートです。
弾力がある毛質で、触れたときにゴワゴワすることはありません。
むしろツルっとなめらかな触り心地で、潤いが感じられるでしょう。
短い毛でさっぱりしつつも、どことなく高級感も伝わってくる外見をしています。
◆フワフワ印象の「ロングコート」
ちょっとウェービーな部分もありますが、基本的には長い直毛の毛質です。
スムースコートと同じように、手触りがなめらか。
いつまでも撫でていたいほど、フワフワした被毛です。
スムースコートよりも毛が長い分、ちょっと体が大きく見えるかもしれませんね。
色彩豊か!チワワには被毛カラーのバリエーションがたくさん
人気犬種の可愛いチワワを迎えるとき、「何色のコがいいかな?」とどんな色があるか気になりますよね?
チワワの被毛のバリエーションはたくさんあって、見ているだけでも楽しいですよ。
◆チワワの毛色は基本的にすべて認められている
チワワの外見はかなり個性豊かです。
実は、チワワには「この色でなければいけない」という規定がありません。
現在は、ほとんどの毛色が認められていて、バリエーションは多数。
同じ色合いを持ったチワワはいなく、それぞれが個性のある「世界に1匹だけのチワワ」と言えるかもしれません。
バリエーションが多彩過ぎて「どのチワワを選ぼうか」とワクワクした気持ちで悩みそうですね。
◆チワワの色の組み合わせパターン
チワワの色はベースとなる色に、いくつかの他の色が柄としてプラスされるパターンが多いです。
組み合わせが多彩なので、なかには「見たことがない」という珍しいカラーのチワワもいます。
チワワのカラーの組み合わせパターンは、大きく分けて次の3つです。
・ひとつの色で仕上がる「単色カラー」
チワワの単色には、綺麗な白色の「ホワイト」、乳白色の「クリーム」、カッコいい「ブラック」、赤みのある「レッド」、こげ茶色のような「チョコレート」、ゴールドに近い薄めの茶色の「フォーン」などがあり、これが基本の単色の種類です。
さらに、稀ですが、ベージュっぽい薄い茶色の「イザベラ」、青に近いグレーの「ブルー」のチワワもいます。
イザベラとブルーはレアカラーで、あまり流通しておらず、出会える確率が低いかもしれませんね。
・2つ以上の色が混ざる「パーティーカラー」
上記で紹介した単色をベースにして、部分的に色が混ざるパターンをバーティーカラーと言います。
別のカラーが混じる部分がアクセントにも見え、単色とは違った雰囲気になりますね。
なかでも、ブラックをベースに、目の上や顔周りに黄褐色部分が混ざる「ブラック&タン」はチワワのなかでもかなり人気があります。
特に、目のうえにタンが入ると「人間の眉毛みたい」と愛嬌が感じられて注目されています。
また、そのほかにも、「ブラック&ホワイト」、「チョコレート&タン」、「ホワイト&ブラック」など、そのバリエーションは多彩です。
・3つ以上の色が混ざる「トライカラー」
3つ以上の色合いが混じるのがトライカラーです。
色が複数混じるので、どこか華やいだ印象がありますね。
とは言え、ちぐはぐな色が混ざり合うことはなく、「ブラック&タン&ホワイト」「ブラック&チョコレート&タン」というように、馴染みやすい色合いが人気です。
カットするならコレが可愛い!カットスタイル例
ロングコートのチワワは、カットスタイルで印象がだいぶ変わります。
そもそも可愛らしいので、どんなカットスタイルにしても似合うワンちゃんですよね。
よく選ばれるカットスタイルについて紹介します。
◆体全体をスッキリ!「全身バリカンカット」
夏にぴったりなチワワのカットスタイルが「全身バリカンカット」です。
ネーミングから想像できるかもしれませんが、体全体の毛をすっきりと短めにカットしていきます。
スムースコートより毛が多いロングコートのチワワは夏には暑がりになります。
夏限定で、毛量を少なくしてあげると、すっきりしますね。
ロングコートのチワワがまるでスムースのよう。
ボディラインがはっきりし、涼しそうに見えますね。
サマーカットとも言われ、特に暑い夏季に検討しやすいカットスタイルです。
◆チワワがカッコよく変身!「ライオンカット」
顔周りや胸の周辺の毛は、サラッと揃える程度に軽くカットし、胴体部分はすっきり短くするのがライオンカットです。
首回りはボリュームを保てるので、まるでライオンみたいな雰囲気にも見えますね。
顔立ちは可愛いままスリムなボディが表れ、立ち姿もどことなく野生っぽくてカッコいいカットスタイルです。
◆飾り毛をそのまま可愛さを残す「ミッキーカット」
チワワの大きな耳にある被毛を丸い形にカットすれば、まるでミッキーマウスのような印象になります。
三角形の耳…というチワワの特徴を一新、一瞬では「本当にチワワ…?」とジーっと見つめてしまいそうなカットスタイルです。
チワワはカットした方がよい?
もともと毛が短いスムースコートのチワワは、そもそもカットできる部分がほとんどないですし、カットをしようとはあまり考えないかもしれませんね。
一方、ロングコートチワワは、少しボリュームある被毛なので「カットした方がいいかな?」と迷いますよね。
実は、ロングコートであっても、チワワは基本的にカットの必要性がない被毛です。
一定の長さになると、それを越すことはありません。
人間のように、「切っても切ってもまた伸びる」というサイクルではないのです。
ただ、「抜け毛」という形でチワワの毛は生え変わっていきます。
ロングコートよりも毛量が感じられないスムースコートも、密集した毛には抜け毛も多いです。
このように、ロングコートもスムースコートも自然に毛が生え変わるので、特にカットはいらないと言われています。
しかし、「夏に暑い」という理由から、期間限定でカットするケースもあります。
また、部分的に長い毛になると「排便のときに毛につく」「散歩で肉球の間に泥が挟まって汚れる」などデメリットもあります。
全体的なカットはしないにしても、清潔感をキープするため一部をカットするという飼い主さんいます。
自分でカットするのはアリ?
チワワは小さく、被毛の面積もそれほどありません。
そのため、「自分でカットできるかな」と考える飼い主さんもいるのではないでしょうか。
お尻周辺の毛、肉球の裏の毛については、犬用バリカンや安全性の高いハサミなどで自宅でのカットも可能でしょう。
しかし、ボディ部分のカットについては、あまり切り過ぎるとその後の生え方に問題が出ることも…。
カットに関するメリットやデメリットを相談し、ペットサロンでプロのトリマーさんにやってもらうといいですね。
チワワの毛のお手入れのコツは?
室内で過ごすケースが多いチワワですから、極端に体が汚れることはないでしょう。
それでも、散歩に行けば砂埃が体に付着し、室内の埃、皮脂による汚れが溜まります。
皮膚の健康のために、シャンプーは大事です。
また、ロングコート、スムースコートのどちらも抜け毛は結構あるので、日々のブラッシングも美しい被毛を保つためには重要と言えるでしょう。
シャンプーからブラッシングまで、お手入れのコツや注意ポイントを紹介します。
◆その①:シャンプー編
小さなチワワはシャンプーするにも場所を取りません。
自宅で飼い主さんの手によってシャンプーケアができます。
月に、1~2回程度がおすすめですが、汚れの程度によってタイミングを見極めましょう。
シャンプーの方法が悪いと、せっかくシャンプーしたのに「フケが出る」「かゆがっている」「毛がぼさぼさ」と失敗することもあります。
再度シャンプーするのは愛犬の負担にもなるので、注意しなければなりません。
シャンプーの手順として、
①丁寧にブラッシングする
②体全体を濡らす
③泡立てたシャンプーでマッサージする
④丁寧にすすぐ
が基本です。
シャンプータイムは、怖がりなチワワにとって大きなストレスです。
手早く終わらせようと意識するあまり、すすぎが不充分だと皮膚の炎症やフケの原因になるので注意しましょう。
また、刺激の強いシャンプーは肌を痛めます。
必ず、「ペット用」と記載されている低刺激タイプを準備してあげてくださいね。
◆その②:ドライ編
シャンプーすると被毛に水分が入り込み、それが気になるチワワは体を「ブルブルッ」と震わせ水分を飛ばします。
それだけで水分がなくなることはないので、しっかりとドライヤーで乾かすようにしましょう。
ドライの手順としては、
①吸水力のあるタオルでおさえて水分を拭き取る
②体の方から優しくブラッシングしながら乾かす
③最後に顔や耳、足の指の間など細かな部分を乾かす
といった流れです。
ただ風を当てるだけでは、毛が固まって毛玉ができるかもしれません。
毛の流れに沿って、ブラシでとかしながら、優しく乾かしていくのがコツです。
ドライヤーの時間が短いと、残った水分が原因で皮膚が炎症を起こすケースもあります。
フケを発生させないためにも、素早く、そして水気をしっかりドライしましょう。
また、温度の高い人間用のドライヤーは、チワワの皮膚への負担が増えます。
温度が低めのペット用のドライヤーを使うことをおすすめします。
◆その③:ブラッシング編
スムース、ロングコートのどちらもブラッシングは大事ですが、ロングコートは、特に念入りにブラッシングしましょう。
ラバーブラシ、コーム、スリッカーブラシなど、毛の長さに合わせてアイテムを準備します。
チワワの視界に入りにくいため、背中の毛がブラッシングしやすい部分です。
初めに、背後からとかしてあげるといいでしょう。
その後は、お腹の周り、首の周り、胸の周り、お尻の周り、耳の後ろ、脇…と、全体をブラッシングしていきましょう。
部分的なブラッシングは、チワワがケガをしないように、抱っこや支えるなどして、安定したスタイルでとかしてあげましょう。
内股や脇をブラッシングするときに、無理に足を引っ張ると、チワワは抵抗して嫌がるかもしれません。
足を持ち上げるときは、あまり力を入れずに優しくしましょう。
また、普段のブラッシングが不充分だと、部分的に毛が固まり「毛玉」になっていることがあります。
無理にとかそうとすると、毛が引っ張られてチワワは痛くて嫌がります。
チワワの様子を見ながら、少しずつ丁寧にほぐしてあげるのがコツです。
まとめ
いかがでしょうか。
チワワの「毛」について、お伝えしました。
被毛カラーのバリエーションが豊富なチワワは、カットすることでさらに個性的になり、可愛さもアップしそうですね。
部分的なカットは自宅でもしやすいですが、体全体のカットは今後の「毛質」にも影響が出るケースもあり、トリミングサロンで相談しながらの方が良さそうです。
またシャンプーのお手入れは、見知らぬトリミングサロンよりも自宅の方がチワワは安心します。
「飼い主さんの顔を見ながら、安心してシャンプーしてもらいたい」とチワワ自身も思っているかもしれませんね。
ただ、飼い主さんのケア方法が間違っていると、皮膚トラブルの原因にもなります。
愛犬に負担をかけないため、お手入れのコツを覚えておき、丁寧にスピーディーにケアしてあげてくださいね。
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