1.着る毛布とは?
1-1.まるで毛布に包まれているような服!
1-2.寒さへの耐性は犬それぞれ
1-3.室内での寒さ対策におすすめ
2.犬に着る毛布を着せるメリット
2-1.愛犬の防寒対策になる
2-2.抜け毛の掃除が楽になる
2-3.外での抜け毛対策になる
3.犬に着る毛布を着せる際の注意点
3-1.怪我をさせないよう注意!
3-2.着脱が楽でサイズの合ったものを選ぼう!
3-3.着ている間は愛犬の様子に注意!
3-4.服を着せることを無理強いしない
【掲載:2019.12.08 更新:2021.10.14】
着る毛布とは?
◆まるで毛布に包まれているような服!
近年、毛布素材やフリース素材などでできたガウンやポンチョタイプのものなど、主に人間用の室内着として人気があるのが着る毛布です。飼い主さんの中にも、愛用している方はいるのではないでしょうか。
毛布を纏っているような暖かさを感じながら動くことができるので、寒い冬にはとても便利なアイテムですよね。
この着る毛布、犬用のアイテムも多数販売されており、ペット社会においても人気の高い防寒グッズとなっているのです。
◆寒さへの耐性は犬それぞれ
犬なら寒さに強いのでは?と思う方も中にはいると思いますが、犬種によって、寒さへの耐性はまるで違います。
寒さが苦手な子は、散歩中はもちろん、室内でも震えてしまうことがあります。気温・室温の低下によって、体調を崩す個体も少なくありません。寒さからお腹や内臓が冷えてしまい、下痢などの症状を起こす子も中にはいます。
そんな寒さが苦手な愛犬達におすすめしたいのが、今回注目する「犬の着る毛布」なのです!
ペットグッズも現代では種類が豊富で、洋服やアクセサリーなどまで様々な数が販売されていますよね。洋服にも春夏秋冬と、季節にあったデザインや機能性をもつ商品が数えきれないほどあります。
冬の季節に必要となる服と考えると、やはり散歩中や外出中に着用するコートなどのアウターが思い浮かぶかもしれません。実際に、アウターを着なければ外の寒さに耐えられない!という子も多いでしょう。
もちろん、このアウターも揃えておきたいアイテムの一つなのですが、室内でも寒さに注意する必要があります。
◆室内での寒さ対策におすすめ
居住環境によって大きく違いはありますが、部屋ごとの室温差が激しかったり、就寝中は部屋が寒くなる、といったように、室内においても愛犬が寒い思いをしている場合があります。
被毛の少ないタイプの犬種や超~小型犬であれば、特に寒さを感じている可能性があるでしょう。このような場合は特に、愛犬に着る毛布を試してみてください。
着る毛布は一般的に、毛布に使われる素材や、フリース素材などでできた犬用の服です。
寒さ対策として愛犬用ベッドに毛布を敷いている方も多いと思いますが、愛犬も人間同様、毛布に包まれているような状態で行動することができるのです。
デザインやタイプも様々なので、愛犬に合ったもの、飼い主さんのお好みのものをチョイスすることができるでしょう。
また、着る毛布は、実は意外と簡単にハンドメイドすることも可能です。今回は手作り方法も紹介していくので、最後までチェックしてみてくださいね。
犬に着る毛布を着せるメリット
◆愛犬の防寒対策になる
着る毛布には防寒効果があるので、寒さが苦手な愛犬にとっては大きなメリットとなります。
寒さから体調を崩してしまう子も、着る毛布を着用することでお腹を壊しにくくなったり、室温の変化による大きな影響を受けにくくなります。
◆抜け毛の掃除が楽になる
着る毛布には、飼い主さんにとってのメリットもあります。
着る毛布は、毛布素材などでできた防寒着ですが、犬の服であることに変わりはありません。
犬に服を着せることに関しては反対だと考える方も中にはいますが、これによって、一時的に抜け毛が散らかるのを防止することができます。
特に抜け毛の多い犬種だと、被毛の手入れはもちろん、部屋の掃除も大変です。洋服を着用していれば、毛の散らかりを抑えられるので苦労が軽減されます。
◆外での抜け毛対策になる
抜け毛が抑えられることで、お出掛けの際にもとても役に立ちます。
ペット同伴カフェや公共施設などへ出かける際には、他のお客さんへ不快な思いをさせないよう注意が必要ですよね。被毛が散らかってしまうと、やはり不快に感じる方も実際にいます。
このような場合には、愛犬に服を着せることが大きな効果をもたらすのです。
犬に着る毛布を着せる際の注意点
◆怪我をさせないよう注意!
犬に服を着せる際には、犬の身体の構造をしっかりと理解しておくことが重要です。服のデザインにもよりますが、無理やり腕を引っ張ったり、関節の動きを理解していないと、服を着せている最中に愛犬が嫌がって暴れたり、怪我を負わせてしまう可能性もゼロではありません。
また、爪や肉球が引っ掛からないように、飼い主さんの手で保護しながら袖を通すのもポイントです。犬用の服の中には、爪の先が引っ掛かりそうな素材が使われている場合もあります。
愛犬が痛い思いをしてしまったら、服を着ることに苦手意識をもってしまいます。そうなっては元も子もありませんので注意してください。
◆着脱が楽でサイズの合ったものを選ぼう!
スムーズに着脱できるように、あまり複雑なデザインを選ばないこと、サイズ感を誤らないことも重要です。
この点、着る毛布にはシンプルなデザインが多いので、初めて愛犬に服を着せるという飼い主さんにとっても、挑戦しやすいかもしれませんね。
初めの内は、服に対して抵抗をみせる子も少なくないでしょう。しかし、何度か着せている内に、意外と慣れる子も多いです。
愛犬が嫌がる場合は、デザインや素材を変えてチャレンジすることで、すんなりと受け入れるケースもあるので挑戦してみてください。
◆着ている間は愛犬の様子に注意!
着る毛布に限って注意しなければいけないのは、室温が上昇した場合です。暖かさを通り越して、愛犬が暑さを感じているようであれば速やかに脱がせるようにしましょう。
また、犬の服にもデザイン性の高いものが増えてきています。リボンやビーズで装飾されていたり、小物が付いている洋服も沢山ありますよね。
愛犬が服についている装飾品に興味を示したり、何度も噛んだりイタズラするようであれば、装飾品が取れて誤飲する危険があります。
そのような場合は、シンプルなタイプのデザインに変更するなどして、事故を予防するよう努めてくださいね。
◆服を着せることを無理強いしない
犬は意外に服に慣れると前述しましたが、それも個体によって度合いは様々です。どうしても愛犬が嫌がったり暴れるようであれば、すぐに服を脱がせてあげてください。
中には、何度着せても服を好きになれない子もいます。無理強いを続けると、飼い主さんと愛犬の信頼関係にヒビが入る事態も招きかねません。愛犬の様子を見極めながら、適切な判断をしてくださいね。
犬の着る毛布の作り方
今回は初心者さんでも簡単に作れる、タンクトップ型の着る毛布の作り方を紹介します。
◆準備するもの
まずは以下のアイテムを用意してください。
◎毛布のような生地や、フリース素材などの暖かい生地。
→服の大部分をしめる生地となります。
◎犬用タンクトップの型紙。
→型紙をダウンロードできるサイトを探したり、市販されている型紙を用意しましょう。現在愛犬が使っている服から形をとる方法もあります。
◎裁縫道具やミシン
→ハサミ・針・糸などの一般的な裁縫道具と、ミシンが必要です。ロックミシンがある方はそちらを利用してください。ミシンのない方は、時間はかかりますが手縫いでも作成可能です。
◎アイロン
→使用する生地によっては使い方に注意しましょう。必ず当て布を使用してください。
◆作成手順
①型紙に沿って裁断する
犬の背中部分、お腹部分となる生地を、型紙を利用して裁断しましょう。
この時、夏服よりもやや大きめのサイズで作成すると尚よいです。身体と服の間に空気層ができて、より暖かい着る毛布が作れます。
②布の端を処理する
裁断したら、ミシンでジグザク縫いをして端処理を施しておきましょう。少し技術が必要ですが、バイアステープなどで端処理する方法もあります。
③脇部分を縫い合わせる
背中部分、お腹部分の生地を中表にして脇部分を縫い合わせます。肩の部分と合わせて4個所あります。
縫い合わせたら、縫い代を開いて、アイロンをかけたら完成です。
◆応用も可能!
最もシンプルな作り方を紹介しましたが、応用することで様々なデザインの着る毛布を作ることも可能です。
例えば、首回りや袖回りにリブ素材などの伸縮性のある生地を縫い付けることで着用しやすい服にしたり、フリース素材で袖やとっくり部分をつけて更に暖かい着る毛布にしたり。もちろん、デザインも無限大です。
型紙を使用しなくても、フリース素材の子供服からリメイクする方法もあります。こちらの方が、簡単に作れるかもしれませんね。
タンクトップに限らずポンチョタイプにするのも有りですね。使わなくなった毛布やフリースをリメイクすることももちろん可能です。愛犬の防寒と冬のオシャレのためにも、是非、挑戦してみてください。
まとめ
寒い季節も、愛犬と共に暖かい快適な時間を過ごしたいですよね。着る毛布は手作りも簡単ですが、市販されている商品には安価なものもあるので、比較的手に入りやすいでしょう。
愛犬が寒がりで可哀そう…と悩んでいる飼い主さん!今年の冬は、是非、着る毛布をプレゼントしてあげてください。
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