1.新幹線や電車に愛犬は乗せられる?
2.愛犬と新幹線や電車に乗る際のルール
2-1.車内に持ち込める荷物サイズを守ろう
2-2.手回り品料金の支払い
2-3.犬の乗車位置
3.新幹線に犬を乗せる時の注意点
3-1.しっかりと事前準備を行う
3-2.駅構内で犬をキャリーバッグから出さない
3-3.周囲へ配慮を忘れない
4.新幹線に犬を乗せるためのおすすめキャリーバッグ
4-1.軽くて丈夫、電車等のお出かけも快適に!「OSOTOキャリー ローラーⅡ M」
4-2.楽々背負えて使いやすくペットも快適に過ごせる!「OSOTOキャリー トラベラー Jr ホワイト」
4-3.ソフトキャリーでも、床面と側面がしっかり!「CoConte dog ボストンバッグキャリー グレー」
【掲載:2019.12.24 更新:2022.05.12】
新幹線や電車に愛犬は乗せられる?
愛犬と「帰省したい」「旅行したい」という際に、まず悩むのが目的地までの移動方法かと思います。
他人の迷惑にならない自動車を選ぶ方も多いかと思いますが、中には新幹線や電車で移動したいと考えている方もいらっしゃると思います。
新幹線や電車に愛犬を乗せられるのか。結論から申し上げますと、各鉄道会社によりサイズやルールなど制限はありますが、ペットを連れて新幹線に乗ることは可能です。
この記事では、JRの新幹線において、愛犬を同伴させるには一体どのようなルールがあるのかをご紹介いたします。
愛犬と新幹線や電車に乗る際のルール
◆車内に持ち込める荷物サイズを守ろう
JRで定められているルールでは、犬・猫といった動物も手回り品の扱いになります。
手回り品には、無料のものと有料のものがありますが、生き物は規定内の範囲でしたら有料で車内に持ち込むことが出来ます。
下記項目がJRの公式HPに掲載されている、持ち込める荷物のサイズに関するルールです。
-
小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
- タテ・ヨコ・高さの合計が120センチ以内の動物専用のケースにいれたもの
- ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの
愛犬を新幹線や電車に乗せるには、必ず犬の全身がキャリーバッグに入らなければいけません。頭や尻尾を含め、犬が部分的にキャリーバックから出てしまう場合は、乗車できませんので注意しましょう。
120cm以内というと、子犬かチワワやトイプードルなどの小型犬が一緒に乗車できるワンちゃんのサイズと言えるでしょう。
また、サイズが守られていたとしても、布状で形態が固定しないもの(ドッグスリング等)については全身が入っていても利用が出来ません。
実はしっかりと動物が隠れるケースであればハードケースでなくても乗車が可能ですが、ハードケースでない場合は、キャリーバッグの骨組みがしっかりとしていること、丈夫な作りであること、また上に何か置いた場合であっても形が崩れないキャリーバッグであることが条件です。
ですので、犬を新幹線に乗せるときのキャリーバッグは、できれば上記で紹介したようなハードケースにすることをおすすめします。
◆手回り品料金の支払い
前述の通り、犬が新幹線に乗る場合は、手回り品と見なされるため「手回り品切符」と呼ばれるチケットが必要となります。
距離に関わらず、1個につき290円の支払いが必要となります。
乗車する駅の改札口などで荷物を見せ、普通手回り品きっぷを購入しましょう。
◆犬の乗車位置
新幹線に犬を乗せる場合は、犬をキャリーバッグに入れた状態で足元や膝の上に乗せましょう。
ただし、膝の上はキャリーバッグが揺れやすいので犬にとっては足元に置いた方が安全性は高いでしょう。
犬が不安やストレスを感じている場合、吠えてしまう場合に限って膝の上にキャリーバッグごと置くことをおすすめします。
また、犬のキャリーバッグはあくまで手回り品扱いですので、通路や隣の席にキャリーバッグを置かないようにしましょう。
新幹線に犬を乗せる時の注意点
◆しっかりと事前準備を行う
事前準備は、新幹線に乗せるための準備と当日快適に乗車する為の準備があります。
【新幹線に乗せるための準備】
愛犬と新幹線を利用するのに必須となるキャリーバックは、規定のサイズを超えると犬を新幹線に乗せることができなくなってしまいます。
事前にしっかりと縦、横、高さの合計が120cm以内のものであるか、測っておきましょう。
もしサイズやその他規定で心配がある場合は、出発当日ではなく事前に窓口にキャリーバックを持参して確認しておくことをおすすめします。
ケースに車輪や手押し用の取っ手等がついている場合(ペットカート・ペットバキー等)については、車輪や手押し用の取っ手等の部分を含めた全体の大きさがペットケースの制限内である場合のみ、有料の手回り品として持ち込みが可能なようですが、一般的なペットカート・ペットバギーの場合、全体でペットケースの制限を超えるため持込みは出来ないと言えるでしょう。
JRではホームページに載っている情報以外は、電話での可否判断を行っていないそうですので注意しましょう。
また、キャリーバッグに慣れていない犬の場合、いきなりキャリーに入って新幹線などの新たな環境に連れていかれるとストレスがかかりますし、不安から車内で吠えてしまうと周りの利用者にも大きな迷惑がかかってしまいます。
キャリーバッグに慣らしておく(クレートトレーニングを行っておく)と犬も安心して新幹線に乗ることができますし、周りのお客さんにも迷惑をかけずに利用できるため、新幹線に乗せる前に時間をかけてしっかりと慣らしておきましょう。
他には、愛犬に少しでも快適に過ごしてもらえるよう、お気に入りのおやつやおもちゃ、毛布やひんやりマットなど季節に合わせた温度管理も必要です。
音が鳴るおもちゃは周りの迷惑になるので避け、おもちゃの中におやつを入れられるような、長く遊べるものを用意してあげましょう。
その他トイレシーツや給水器といったものも必要ですね。
ごはんについては、
犬が吠えてしまう不安がある場合は、指定席を利用して事前に周りに乗客が少ないこと(空席が多いこと)を確認してから席を確保することをおすすめします。
搭乗ドアがある客室へ入る前のデッキ部分が近い席だと、すぐに人が少ない場所に移動できるのでデッキに近い席がおすすめです。
◆駅構内で犬をキャリーバッグから出さない
新幹線の車内はもちろんですが、駅構内全ての場所で犬をキャリーバッグから出すことはできません。
トイレは駅に入るまでにしっかりと済ませておきましょう。
◆周囲へ配慮を忘れない
愛犬が車内にいる間に、トイレをしてしまうと、ニオイが周囲へと漏れる可能性があります。
愛犬を新幹線に乗せる前に、トイレを済ませておきましょう。
周囲への配慮もそうですが、新幹線に乗車している間、我慢させることも膀胱炎の原因にもなり得ますので、できるだけ乗車前にトイレを済ましておくことが理想です。
また、愛犬が吠えてしまった場合には、環境を変えたり用意しておいたおやつやおもちゃを与えて気をそらすなどの対策をとりましょう。
騒音として気になる人や、犬が苦手な人、色々な人が新幹線を利用しているということを忘れずに、落ち着いて対応しましょう。
愛犬が普段から使っているグッズをキャリーに入れてあげたり、外の環境を遮れるようなキャリーカバーなどを使用するのもひとつおすすめです。
新幹線に犬を乗せるためのおすすめキャリーバッグ
定番の長方形のキャリーの他にも、様々な種類の移動バッグがありますので、ご紹介します。
◆軽くて丈夫、電車等のお出かけも快適に!「OSOTOキャリー ローラーⅡ M」
軽くて丈夫なポリカーボネイト製。ストッパー付HINOMOTOタイヤで安定走行。
耐衝撃性が高く、軽量。 座席に固定できるベルトガイドやポケット付き。お出かけに最適な犬猫兼用キャリー!通気口断熱マット採用なので中も快適。キャリーの上には5kgまで荷物をのせる事が出来ます。電車等のお出かけも快適に!
会社名 | ジェックス |
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サイズ | 外寸:約W50×D27.5×H42cm(タイヤ含む)、内寸:約W47×D27×H32cm |
耐荷重 | 10kg以下 |
カラー | ホワイト/ブラック/スカイブルー |
製造国 | インドネシア |
◆楽々背負えて使いやすくペットも快適に過ごせる!「OSOTOキャリー トラベラー Jr ホワイト」
丈夫で安心な4WAYリュック。大切なペットを守るPC(ポリカーボネート)製です。ストッパー付のHINOMOTOタイヤで安定走行。小型犬用のコンパクトサイズです。
通気口もあるので風通しが良く、大きな透明窓で抱っこしたままアイコンタクト。いつでもお互いの様子が見えるから、ペットも飼い主さんも安心です。隠したいときはカバーを取り付けて目隠しできるので、中で過ごすペットはストレスフリーで過ごせます。
会社名 | ジェックス |
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サイズ | 外寸:約幅33×奥行25×高さ32cm、 内寸:約幅32.5×奥行22×高さ25cm |
耐荷重 | 5kg 製品サイズ目安:犬の場合3kg以下 |
カラー | ホワイト |
製造国 | 中国 |
◆ソフトキャリーでも、床面と側面がしっかり!「CoConte dog ボストンバッグキャリー グレー」
ソフトキャリーですが、床面と側面がしっかりとした素材でふにゃふにゃとしたバッグではありません。
中には飛び出し防止リード付き。
会社名 | コジマ |
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サイズ | W50×D23×H35cm |
適応体重/耐荷重 | 適応体重:約8kg以下、耐荷重:12kg以下 |
カラー | グレー/オレンジ/ブルー |
製造国 | 中国 |
新幹線に犬を乗せるときのまとめ
犬を新幹線に乗せる時の条件やチケット、注意点やおすすめキャリーバッグについてご紹介致しました。
キャリーバッグは、サイズ規定により限られた商品しか利用することができません。犬にとって安全性が高い商品であることを第一条件とし、犬が安心して新幹線で過ごすことのできるキャリーバッグを選んであげましょう。
また、犬を新幹線に乗せる時は、周りの人に迷惑がかからないように注意することが大切です。
乗車している方の中には犬が苦手な方もいるので、周囲に配慮して犬が吠えてしまう場合は移動するなど柔軟に対応しましょう。
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