愛犬と楽しめる車中泊!そのメリットや注意点は?

2024.03.09

愛犬と楽しめる車中泊!そのメリットや注意点は?

愛犬とのドライブや旅行などのおでかけを楽しむ飼い主さんも、現代では珍しくありません。犬連れで楽しめる施設や観光スポットもどんどん増えてきていますよね。キャンプ場や宿泊旅行など、愛犬と泊まる方法はいくつかありますが、今回は車中泊に注目します。車中泊のメリットや注意すべきポイント、またあると便利なグッズなども紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

犬と車中泊をするメリット

車中泊の犬

ワンちゃんと一緒にアウトドアや旅行などにお出かけするのが、愛犬家の中で高い人気を誇っています。
しかし、1泊以上の旅に出るとき、宿泊先が問題点として上がることもあるのではないでしょうか。
ペットと宿泊できる宿は年々増えてきていますが、まだ十分とは言えませんよね。

そこで注目されるのが、「愛犬との車中泊」です。
移動手段であるクルマで車中泊をすれば、宿泊場所で悩むこともなくなります。
旅の自由度も格段に上がるでしょう。
車中泊と聞くと、狭い車内という限られたスペースで過ごすことが窮屈だと感じたり、ホテルに泊まれないから仕方なく…、といったマイナスイメージを浮かべる方も少なくないかもしれません。しかし、車中泊ななでわの魅力もたくさんあるのです。
まずは、車中泊にどんなメリットがあるのか紹介していきましょう。

◆犬種を気にせずに宿泊できる

ペットは家族の一員という認識が広がったことで、前述したように、国内でもわんちゃんと一緒に泊まれる宿泊施設は2023年時点でも続々と増えています。
しかし、その数はまだ不十分な上、宿泊するために様々な制限があるのが現実なのです。
小型犬のみ・中型犬以下・10kg未満・2頭まで、といったように、いぬのサイズや体重、頭数で制限を設けている宿泊施設がほとんどだといえるでしょう。
愛犬が大型犬だったり、多頭飼育をしている家族にとっては、宿泊場所の選択肢がまだまだ少なく、旅行先での大きなハードルとなります。実際に筆者の家庭もこれにあたるため、毎回宿泊先には悩まされています。
こういったケースの場合は特に、車中泊がおすすめなのです。
車中泊であれば、ペットの大きさや頭数を問わず、家族みんなで宿泊することを可能としてくれるわけですね。
キャンピングトレーラーやキャンピングカー、ハイエースなどがあれば宿泊も移動も楽ですし、大型犬や多頭飼育の場合も十分なスペースを得られるでしょう。愛犬1頭であれば、ミニバンでも十分ですね。
東京や他の地域でも、ペットと一緒に利用可能なキャンピングカーのレンタルをしている店舗もあります。
こういったレンタカーを利用して、車旅にお出かけするのもよいでしょう。

◆場所を選ばずに楽しめる

観光・アウトドアなどに愛犬を連れて行くことで、普段の散歩やドッグランなどに遊びに行くこととは別に、その時にしか体験できない瞬間や季節を一緒に楽しむことができますよね。
海や川遊び、ハイキング、遊園地や神社など、愛犬と一緒に楽しめる観光スポットや施設は増えています。
愛犬との宿泊を伴うお出かけの場合、車中泊が可能であれば、目的地が宿泊施設によって左右されることもありません。

行き先の近隣にあるRVパークや車中泊スポットを活用すればよいのです。観光や散歩を楽しんだ後に移動する必要もなく、すぐに車内でゆっくり休むこともできますよ
飼い主さんがキャンパーであればキャンプ場へ連れて行き、テントで寝泊まりをする方法もありますが、宿泊施設に困った場合はやはり車中泊がおすすめです。
また、飼い主さんとずっと一緒にいることで、愛犬もリラックスして旅行をすることができます。安心感を得られることからも、訪れる場所への制限がなくなるといえるでしょう。


犬との車中泊で気を付けるポイント

愛犬との旅行におすすめの車中泊ですが、注意すべきポイントももちろんあります。
以下の項目をしっかり頭に入れて置き、安心・安全に楽しい思い出作りをしていきましょう。
 

◆寒さ・暑さ対策など温度調整を行う

車中泊をする場合、季節に合わせた温度調整を行うことが大切です。快適な空間を確保・維持できるように工夫しなくてはいけません。
特に、気温が高くなる暑い夏の季節には「熱中症」に注意しましょう。熱中症は、重篤化すると死に至る可能性のある恐ろしい症状の一つです。
太陽が出ている時間帯に発症しやすいイメージが強いかもしれませんが、夜間・就寝中に熱中症となるケースもあるので覚えておきましょう。
ちなみに犬にとっての適温は、湿度50~60%、室温25~28度程度です。愛犬の体調の変化に注意しながら、車内でも温湿度計を使用してこまめに確認しましょう。
エアコン・サーキュレーター・扇風機などを使用し、快適に過ごせるよう配慮してくださいね。

◆脱走に気をつける

愛犬との車でのお出掛けの際に気を付けなければいけないのが、車外への飛び出しや脱走です。
実際にペットの飛び出しで悲しい事故が起きたり、脱走した結果行方不明となってしまうケースが起こっています。扉を開けたら隙間から出てしまった、自動オープンの窓を愛犬が開けてしまったなど、車外へ脱走する機会は沢山あるのです。

しかしこれらの問題は、飼い主さんがしっかり注意深く管理をしていれば予防することができます。
車のドア開閉時には愛犬にリードを付けておく、窓や扉にはロックをするなど、簡単にできる対策を徹底することで危険が起こるリスクを回避することが可能だといえるでしょう。

また、こういったルールを家族全員が認識しておくことが大事ですよ。
車内外への出入りの際には、十分注意するよう日頃から習慣づけましょう。

◆車酔いをする場合がある

人間と同様に、犬も車酔いをしてしまう場合があります。
状態によって震えが出たり、よだれが過剰に出るといった症状がみられるでしょう。
長時間・長期間の移動を車で行う予定があるときは、まずは短時間車に乗る、といった練習を何度も繰り返して慣らしたり、動物病院で酔い止めを処方してもらうなどして、事前に準備をしておくことが大事です。
また長距離移動の際は、こまめに休憩をとることも忘れないようにしましょう。

サービスエリアや道の駅などを利用するのもおすすめです。最近では、ドッグランが設置されている場所も多いので、気分転換には最適ですよ。
目的地への道のりやその近く、周囲にそういった休憩場所があるかどうかも、事前に情報を集めておくことをおすすめします。

◆生活スペースの確保をする

車中泊をする場合、犬用のスペースを確保してあげることも重要なポイントです。
窓から見える景色や人に反応して興奮したり、ストレスを溜めてしまう子も中にはいるのです。キャンプ場やホテルなど、普段と違う慣れない場所に宿泊した際に、他の犬や人との距離が近い、知らない人の声が頻繁に聞こえる、などの状況に戸惑って警戒したり不安になってしまうケースもあります。

不安な状態が続くと食欲不振などに繋がり、体調に異変が起きたり、無駄吠えしてしまう可能性も考えられますよね。
このため、車中泊や宿泊施設での宿泊に愛犬と一緒に出かける場合には、必ずケージやペット用ベッドなどで愛犬が安心できる専用のスペースを確保してあげる必要があるのです。
車内では、用意したキャリーやケージにカーテンを引いたり、網戸状になるメッシュ素材の扉を装着するなどして対策し、愛犬が落ち着ける空間を作ってあげましょう。


犬と車中泊に便利なグッズ

犬と車中泊

愛犬と一緒に車中泊をする場合、さまざまなグッズを揃えておく必要があります。快適なお出掛けができるように、必須アイテムは用意しておきたいですね。
今回は車中泊にあると便利なグッズなどを紹介してきますので、しっかりチェックし参考にしてみてください。

◆ケージ

移動中や休憩時などに使用できるケージ。もちろん車中泊以外にも、自宅などでの普段使いや災害時にも役に立つ重要なアイテムの一つです。
犬は基本的に、周囲が飼われていて暗い穴蔵のような場所を好みます。このような理由から、ケージを使用することで、愛犬の安全を守ることができるだけでなく、ゆっくりとリラックスして休めるスペースを提供できるのです。

ドライブ用の折り畳み式クレートやケージ(ドライブボックス)であれば、使わない時はコンパクトに収納できるので、大きな荷物にならずにとても便利ですよ。シートベルトが装着できるタイプや、飛び出し防止フックが装備されているものであれば、安全面でも尚良いでしょう。
また、カーシェアリングやレンタカーなどを利用する場合は、ケージが必要不可欠となるケースがほとんどです。まだ準備していない方は、ぜひ購入をおすすめします。そして、日頃からケージに慣らしておくことを忘れないようにしましょう。

◆シートベルト

現代では犬用のシートベルトも販売されています。万が一事故を起こした時、事故に巻き込まれてしまった場合に、愛犬を守ることができるアイテムです。
車内で飼い主さんが食事をする際や、一時的にその場にいて欲しいなど行動の制限をしたい時にも便利なペット用グッズとなるでしょう。

ちなみに、車内で愛犬が自由に動き回れる状態にあると、愛犬自身が危険な目にあったり、運転の妨害などを起こして事故の原因となる場合もあります。
走行中は、ケージ・ドライブボックス・シートベルトなどを利用して、しっかり安全を守りましょう。

◆季節に応じたアイテム

車中泊をする場合においても、夏には暑さ対策、冬には寒さ対策が必要です。

◎暑さ対策

暑い夏の季節には、冷房の他にも、補助的に冷却グッズを用意しておくことがすすめられます。事前に、アルミプレート(クールマット)・ネッククーラー・接触冷感ブランケット・扇風機などの、冷却グッズを準備しておきましょう。
熱中症対策として、こまめな水分補給ももちろん重要ですよ。普段から使い慣れてる食器なども用意して、定期的に水分を摂れるよう配慮しましょう。
ちなみに、ペットカートに取り付ける小型扇風機や、犬の首にかける扇風機なども販売されていますが、扇風機の風で涼しさを感じるのは、皮膚から汗がでて気化することで涼感を感じる人間だけです。

犬は足の裏でしか汗をかきませんし、基本的にはパウンティングで体外に熱を逃がすため、扇風機は暑い空気の滞留を防いで空気を循環させるもの、という認識で活用してくださいね。
車内で使用する扇風機には、コードもなく、コンパクトで持ち運びも楽な充電式や乾電池式のポータブルタイプがおすすめです。もちろん通常のタイプでもOKですが、お好みに合わせて自分にとって使いやすいものを選びましょう。

◎寒さ対策

衣類や湯たんぽ、ペットヒーターや電気毛布など、寒さを軽減できるアイテムを冬には準備しておきましょう。
寒さに弱い犬種の場合は、ブルブルと震えたり、耳先が凍傷を起こしてしまうケースもあるので特に注意です。
ペット用シュラフや羽毛布団なども販売されているので、愛犬にぴったりのものを探してみてください。
ちなみに、衣類は冬では防寒対策として力を発揮しますが、オールシーズン役に立つアイテムでもあります。

体温調節の他、怪我や汚れ、抜け毛の防止など、衛生を保つ効果も期待できます。
外遊びをする場合は、害虫対策にもなりますよ。
様々なデザインのペット用衣類がありますが、機能性にも注目して愛犬にとって適切なものを選びましょう。

◆折り畳み式のトイレ

トイレトレーやトイレシートなどのトイレグッズも必要不可欠です。車中泊や旅行には、携帯しやすい犬用トイレを利用すると便利ですよ。
トレーが半分に折り畳めるタイプや、シリコン製でクルクルと巻いてコンパクトに収納でき、ほぼフラットな状態にできるトイレトレーがおすすめです。
悪天候や渋滞で車外に出れない状態も想定しておかなくてはいけません。こういった場合に車内でも使うことができるので安心です。

◆おむつやマナーベルト

犬用おむつやマナーベルトを装着すると、車内での粗相を防止することができます。
一度粗相をしてしまうと、その場所にはにおいが残り、犬は一度排泄した場所で繰り返し排泄する習性があるため、車内で粗相をしてしまうと大変な目に合います。
車中泊以外でも、ドッグカフェ・ホテル・ドッグランなどでもマナーベルトなどの装着が求められる場合がありますよね。普段から装着する練習をしておくと良いでしょう。

◆うんち袋やマナーポーチ

排泄物のにおい問題を解決するために、うんちが臭わない袋や、消臭機能のついたポーチなどを用意しておきましょう。
車内に置くとにおいが気になるといって、ワイパーに九袋をぶら下げている方が稀にいるようですが、これは道路交通法違反になるので、絶対にしないでください。
クルマのボディに貼れるマグネット付きのウンチ入れが販売されているので、そういったアイテムを利用するようにしましょう。

◆車用網戸

車中泊の際に、窓・ドアを開けて空気の入れ替えをすることがあるでしょう。空気の入れ替えは大切ですが、虫が入ってきてしまう、というデメリットがあります。
それを防止できるのが、車用網戸です。

簡単に取り付けでき、虫を避けて風を取り込んでくれるため、特に夏の季節には最適なアイテムですよ。
エンジンを切った状態でエアコンなどの騒音も感じず空気を入れ替えることができるので、車内スペースで自然を感じることができるでしょう。

◆車載充電器

車中泊に必須ともいえる車載充電器。車にはシガーソケットが付いていますが、足りなくなる場合がほとんどです。
扇風機・冷蔵庫・テレビ・ライトなど、電源が必要な持ち物がたくさんありませんか?また、スマホの充電はもちろん、タブレット・ポケットWI-FIなどを持参する場合には、それぞれ充電が必要になりますよね。

車内で充電することが多い車中泊に限らず、外で過ごすことの多いキャンプなどでも利用できるので、車載充電器があるととても便利ですよ。
急な停電などのアクシデントや、災害の際にも対応できる、ポータブル電源を一台持っておくのもおすすめです。


まとめ

愛犬と車中泊ができれば、お出かけの幅がグンと広がります。最初は慣れないことも多いかもしれませんが、回を重ねるごとに更に必要なアイテムが分かってきたり、コツを掴むと楽しさも増していくでしょう。
サイズ展開のあるペット用グッズを購入する時は、必ず商品の詳細や機能性を確認してください。
排泄物の処理方法なども事前にシュミレーションし、車中泊をする場所でも周囲の人に迷惑をかけないようにマナーを守ることも重要ですよ。
簡単なDIYで車内を快適な空間にカスタムすることもできますので、お気に入りのスペース作りをするという楽しみも味わえます。
そして、お出かけの間、愛犬の様子をこまめに確認することも忘れないようにしてくださいね。体調が心配な場合は、宿泊機会を延期することも大切です。車酔いしやすい子は、特に気を付けましょう。
注意点を頭に入れ、しっかりと事前準備をすることで、家族みんなで楽しくお出掛けができるはずです。
車中泊をマスターすれば、今以上に幸せなドッグライフを送れることは間違いないでしょう。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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