1.シーズーはこんな体の特徴がある!
1-1.特徴①:小さい体でかわいい
1-2.特徴②:短めの太い足
1-3.特徴③:筋肉質なボディ
2.シーズーはどんな風に体重推移する?
2-1.生後3か月頃
2-2.生後4~6か月頃
2-3.生後6か月~1年頃
8.えさを与えるときのポイントを知ろう
8-1.ポイント①:ドッグフードの種類について
8-2.ポイント②:栄養不足に注意!適切な食事量を考えよう
8-3.ポイント③:1日のえさの回数を調整する
8-4.ポイント④:人間の食事を与えないようにする
シーズーはこんな体の特徴がある!
シーズーの代表的な身体的特徴を3つ紹介していきます。
◆特徴①:小さい体でかわいい
愛玩犬に分類されるシーズーは、抱っこしやすい小さい体です。
体高は27センチ以内、成犬になったときの理想体重は4.5~7.5キロとされ、小型犬として親しまれています。
◆特徴②:短めの太い足
シーズーの足は、太くて短いのが特徴。
どっしり骨太の足で、ゆっくりのんびり歩く姿がとてもかわいいですね。
◆特徴③:筋肉質なボディ
体のサイズは小型ですが、体全体は筋肉質です。
安定感があるボディスタイルなので、抱っこしやすいでしょう。
シーズーはどんな風に体重推移する?
先ほど、4.5~7.5キロがシーズーの理想体重とお伝えしましたが、平均的には4.5~8キロと言われています。
同じシーズーでも、「4.5キロ」と「8キロ」だと、見た目の印象が少し違うかもしれませんね。
このように個体差があるシーズーの体重。
子犬で迎えた場合、「これから何キロずつ増えるのかな?」と、体重の増え方が気になる飼い主さんも多いかと思います。
平均的な体重推移を知っておくと「スクスク成長している!」「この調子で健康に育って欲しい!」と、シーズーの体重増加を前向きに考えられるのではないでしょうか。
シーズーを家族に迎える人の多くは、だいたい生後3か月。
その頃からの体重推移を見てみましょう!
◆生後3か月頃
生後3か月頃のシーズーは、1.5~1.8キロ程度とかなり軽いです。
ペットショップやブリーダーから迎えるのは、この頃が一般的でしょう。
まだまだ子犬らしいあどけない風貌で、これからグングン成長するのが楽しみな時期でもあります。
◆生後4~6か月頃
生後6か月頃には生後3か月の頃と比べて2倍ほど成長し、3~4キロくらいになります。
生まれてから生後半年ほどで、目覚ましい成長が見られるでしょう。
◆生後6か月~1年頃
生後6か月頃には、今までの急成長と比べると、体重増加はやや落ち着き始めるでしょう。
とは言え、子犬時代はまだまだ成長過程です。
体重は少しずつ増えている…というイメージ。
生後6か月から半年ほどの間に、成犬の平均体重となる4.5~8キロ程度までに緩やかに成長していきます。
1歳になった頃に体重はほぼ安定し、成犬の体重となるでしょう。
どのくらいの体重になるか予想できる?
生後3か月頃には、1.5~1.8キロとどの子も体重の差はほぼありません。
その後、成長スピードには個体差があり、成犬になった時の体重が予測できないのが正直なところです。
ただ、ペットショップやブリーダーから迎え入れるときに「親は○キロ」という情報があれば、遺伝的に何キロくらいになりそうか予想ができます。
もちろん、飼育環境によっては親よりも大きく育つことは珍しくないので、「参考まで」という気持ちで聞いておくのもいいでしょう。
ベスト体重は何キロ?
シーズーの平均体重を見ると幅があります。
遺伝、食事、運動量など、さまざまな要因で体重は変化するので、ベストな体重というのは特にありません。
平均的な成長推移と比べ「大幅に増えていないか」、逆に「少なすぎないか」というように、定期的に体重を測ってみるといいでしょう。
体重はどうやって測る?
「太り過ぎ」「痩せ過ぎ」のどちらも、健やかな成長とは言えませんよね。
それに、成長が終わったはずなのに、どんどん増えると単に太っているということに…。
太り過ぎは、内臓や関節にも負担があり病気の原因にもなります。
逆に、痩せ過ぎは栄養が不足している、病気で減っていることもあります。
子犬の頃はもちろん、成犬になってからも、健康観察の一環として体重測定を習慣化すると安心です。
◆家での体重測定方法
シーズーは小型犬なので、細かい体重推移がチェックできる体重計があるといいでしょう。
ペット用の体重計の場合、5グラム、10グラムと小刻みで測れるので正確な体重を把握できます。
ワンちゃん自身が体重計に乗る、もしくはキャリーやカゴに入れた状態で体重計測をし、後からキャリーの重さを差し引いて計算してもいいでしょう。
シーズーは小型犬なので、飼い主さんが抱っこしながら体重を測ることもできます。
ただ、人間用に購入した体重計の場合、100グラム単位というケースも多いかと思います。
ワンちゃんの100グラム、200グラムというのは結構大きく、人間に換算すると数キロ程度の感覚と言えるでしょう。
人間用の体重計でも10グラム単位と細かい数値まで測れるものがあるので、それなら正確に測ることができます。
時間帯を決めて体重をチェック
体重を測るときは、時間帯を決めておくといいでしょう。
人間でも同じことが言えますが、「食事前・食事後」では体重が異なります。
「昨日は朝食前、今日は夕食後」というように、違う条件で測ると増減の誤差が出てしまい正確な判断ができません。
おすすめなのは、起床後のお腹がすいているタイミングですが、朝は忙しくて難しいこともあるでしょう。
飼い主さんなりに「毎日この時間に計測してあげる」と時間帯を決めて体重測定を続けてみてくださいね。
体重以外でも肥満度をチェックしよう
一般的な平均体重を目安にしたとき、「範囲内だから大丈夫」ということもあるでしょう。
しかし、なかには体重は標準におさまっているけれど、見た目がポチャッと太っているケースもあります。
シーズーは、小さく筋肉質、長い毛で覆われているという身体的特徴のため、「肥満か、肥満じゃないか…」がパッと見ただけでは分かりにくい感じもします。
肥満度を知るためには、体重測る以外に、「見る」「触る」という方法で判断しましょう。
その材料となるのが、ボディコンディションスコアというものです。
ワンちゃんを上から見たとき、横から見たとき…と見方を変え、「くびれの有無」「お腹の垂れ具合」から肥満度を“目で見てチェック”、体に触れて「肋骨を把握できるか」「脂肪が厚くないか」など、“触れてチェック”もします。
軽く触れた程度で骨の感覚があるようなら痩せ過ぎかもしれませんし、ちょっと力を入れて触っても骨が分からないと肥満と言えるでしょう。
日頃から、スキンシップの時にじっくり触れて、愛犬の肥満度をチェックするといいかもしれませんね。
えさを与えるときのポイントを知ろう
シーズーの体重の増減は、食事の影響もあります。
えさをあげるときのポイントをいくつかに分けて見ていきましょう。
◆ポイント①:ドッグフードの種類について
ドッグフードには、「水分量が少ないドライフード」「ちょっと生っぽいセミモイスト」「水分量が多いウェットフード」があります。
それぞれの違いを知っておくと安心です。
・ドライフード
ドライフード水分がほとんど入っていないのでカリカリとよく言われます。
保存期間も長く、コスト的にも安価なものから高価なものまでさまざまです。
栄養分もバランスがよいので、多くの飼い主さんに選ばれています。
・セミモイスト
水分量は30%以内ですが、結構しっとり感があります。
カリカリと違って食べやすいので、歯が弱くなったシニアのワンちゃんに合っているかと思います。
・ウェットフード
かなり水分量が多いのがウェットフードです。
離乳食の子犬の頃、歯が悪くなったシニアのワンちゃんにおすすめです。
結構高価なので、ウェットフードをメインで与えるというより、「ドライフードのトッピング」というように、ちょっと美味しさをプラスしている飼い主さんが多いかもしれません。
・基本はドライフードがおすすめ
セミモイストやウェットフードは、「食欲がないワンちゃん」「離乳期のワンちゃん」「歯の弱いワンちゃん」などの食事として選ばれるケースが多いです。
そのため、成犬で健康状態が良ければ、基本的にはドライフードがおすすめです。
◆ポイント②:栄養不足に注意!適切な食事量を考えよう
シーズーは小型犬ですが、8キロくらいに育つこともあります。
「小さい方がいい」と、敢えてえさを少なくするという飼い主さんもいると耳にすることがあります。
しかし、本来成長に必要な栄養分を摂取できず、「栄養失調」「体に力が入らない」「元気がない」「細すぎて弱い体になる」など、病気のリスクが出てきます。
体重に合わせて適切な量を与えることが大事です。
また、愛犬とのコミュニケーションの際に、ふだんの食事とは別におやつをあげることも多いでしょう。
ドッグフードには「総合栄養食」と記載されています。
これは、「このフードと水を摂取していれば成長に必要な栄養分がしっかり得られる」という意味のものです。
つまり、総合栄養食さえあげていれば、食事内容としては安心と言えるでしょう。
しかし、おやつは栄養目的ではなく、ご褒美的に与えるもの。
おやつ、スナックなどの表示がされていますが、これだけだと栄養的には不十分です。
それに、与え過ぎると太りやすくなってしまいます。
嗜好性が強い味付けで、ワンちゃんの食欲もそそりますが、1日の限度を守って与え過ぎないように配慮しましょう。
そして、その分、ドッグフードの量を減らすなど、カロリーが多くならないようしてくださいね。
◆ポイント③:1日のえさの回数を調整する
成長過程にある子犬の頃は、消化器官も機能が弱いので負担をかけないように、えさの回数を何回かに分けるようにしましょう。
生後半年くらいまでは、起床後、お昼、夕方、夜…というように、1日に必要なえさの量を3~4回に分けます。
離乳期はドライフードをふやかして柔らかくしてあげましょう。
だんだん回数を減らし、生後1年くらいには1日2回でも大丈夫かと思います。
高齢期になったときも同様にえさの回数を数回に分けて、胃腸への負担を減らしてあげましょう。
ちょっとずつ何回も食べることで「お腹が減っている時間」を短くすることもできるので、満足感にも繋がります。
◆ポイント④:人間の食事を与えないようにする
飼い主さんが食事をしているときに「ちょうだい」とかわいい顔立ちで食べ物をせがんでくることもあるかもしれません。
「ちょっとだけならいいか」と軽く考えてしまいそうですが、塩や砂糖などの調味料で味付けされた食事は、犬にとってはよくありません。
ネギやチョコレートなど、危険な症状が出る食材も多いです。
人間の食事をあげることは、「シーズーの健康を害するリスク」と隣り合わせなので注意しましょう。
一度でもあげたことがあると、頭の良いシーズーは「いつものドッグフードと違って美味しかった」と学習して、何度も要求するようになるかもしれません。
シーズーの健康を願うなら、犬の体に負担となる人間の食事は断固与えないようにしましょう。
まとめ
1歳頃までのシーズーの平均体重推移を見ると、生まれてから1年の間にグングン成長していることが分かりますね。
1歳になると体重が落ち着くのが普通ですが、えさの与え方が悪くて、体重に増減が見られることも多いです。
なかには、病気で体重が変わることもあるので、ふだんの観察が重要と言えるでしょう。
シーズーはふさふさの被毛で太ったかどうか分かりにくいので、「体重を測る」以外にも、ボディチェックで肥満度を確認しておくようにしましょう。
犬の体重の増え方は、ほんの数百グラム程度。
でも、犬にとっての数百グラムの増加は、肥満にも結び付く可能性もあります。
体重が増えたと感じたときには、えさの与え方や運動量も見直してみましょう。
愛犬が健康的でいられるように、日頃から「体重」に目を向けてみてくださいね。
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