1.雨の日の散歩…メリット&デメリットを比べてみよう
1-1.メリットは?
1-2.デメリットは?
5.雨の散歩に使いたい“犬用の傘”
5-1.どんな傘なの?
5-2.犬用傘のメリットは?
5-3.犬用傘がおすすめの犬は?
5-4.犬用傘が向かないワンちゃんもいる?!
5-5.犬用傘を使うときには慣れさせてから
5-6.風が強いときは気をつけて
6.そのほかワンちゃん用の雨用グッズをご紹介
6-1.レインブーツ
6-2.光る首輪
6-3.泥よけエプロン
6-4.足を洗うカップ
6-5.吸水タオル
雨の日の散歩…メリット&デメリットを比べてみよう
まずは、雨の日に犬と散歩に行くことについて、メリットとデメリットを見てみましょう。
◆メリットは?
雨の日の散歩のメリットは、嬉しそうに散歩をしている愛犬の姿を見られることでしょう。
お散歩が好きなワンちゃんは、たとえ雨に濡れていても歩き方が軽やか。
ワンちゃん自身が喜んでいるイメージが伝わってくると飼い主さんも嬉しいですよね。
うちのなかに閉じこもっているよりは、ストレス発散になるでしょう。
◆デメリットは?
雨に散歩に行くときのデメリットは、飼い主さんの手間や心理に表れるのかもしれません。
晴れている日は軽装で行けるのに対し、雨が降ると濡れない対策が必要です。
「傘をさしていこうか」「長靴を出さなきゃ」「犬用のカッパを着せよう」など、出かけるまでに手間がかるでしょう。
それに、帰宅してからも持っていった傘や長靴を片付けたりと、いつもよりも時間が必要。
「愛犬のため」とは分かっているのに、どこかで「面倒だな…」という気持ちもあるかもしれませんね。
犬は雨の日に散歩したいのかな?
運動が好きでアクティブなワンちゃんなら、雨の日ももちろん散歩をしたいでしょう。
ただ、散歩に対する気持ちは、犬の性格によって違います。
「水に濡れてもへっちゃら」というタイプもいれば、「雨に濡れるのはイヤ」と外に行きたがらないタイプもいるでしょう。
また、パラパラした雨ならカッパや傘で対策すれば散歩もしやすいですが、どしゃ降りでは難しいこともあります。
「雨の日でも絶対に散歩に行かなければ…」と義務に思ってしまうと、飼い主さんのストレスになるかもしれません。
雨の状況やワンちゃんの体調を見ながら、散歩に連れ出してみてはいかがでしょうか。
そして、雨の日の散歩を少しでも楽しいものに思えるように、犬の雨用グッズとして売られているさまざまなアイテムを使うのもおすすめです。
散歩に行かなくても運動できるケースなら…
小型犬の場合、もともと運動量がそれほど必要でないケースも多いでしょう。
家のなかでもたくさん遊んであげられる状況なら、雨の日には無理をして散歩に行く必要はないのかもしれませんね。
排泄を外でしかしないワンちゃんの場合
散歩に行ったときに排泄も済ますというワンちゃんもいるでしょう。
「外でしか排泄できない」と限定されている子にとって、雨の日に散歩に行けないのは大きなストレスです。
日頃から室内でもおしっこやウンチができるようにしつけておくといいでしょう。
また、排泄場所が散歩のルート内で「ここで排泄する」と定位置がある場合、「雨降りだから違ったルートに行こう」「距離を短くしよう」と変更がしづらいかもしれません。
こちらも、散歩のルートや時間が変わっても問題がないように、外で排泄させるなら自宅のすぐ近くでできるようにしておくのもいいでしょう。
雨の散歩に使いたい“犬用の傘”
雨の散歩では、カッパを着るというワンちゃんも多いでしょう。
カッパを着せるときに飼い主さんに身を任せてくれればいいのですが、なかには「着せようとすると逃げる」「着せている途中に暴れる」という子もいるかもしれません。
雨の日の散歩は、慌ただしい気持ちになりますよね。
そこで便利と言われているのが「犬用の傘」です。
◆どんな傘なの?
「犬に傘をさす」というイメージが浮かんでこないという人もいるかもしれませんね。
犬用の傘は、持ち手が逆向きになっています。
まるで、台風の日にパラソルが逆向きになったときのような形です。
傘の柄の部分は飼い主さんが掴み、その下側に犬を覆うような形でパラソルの部分が広がります。
さらに、その下にリードが取り付けられていて、犬の歩いている姿を確認することが可能です。
◆犬用傘のメリットは?
犬用の傘には、どんなメリットがあるのでしょうか。
★カッパを着せる手間がない
カッパを着るのに手間取る子の場合、散歩に行くまでの時間がスムーズになります。
★1日に複数回散歩に行くときに便利
1日に何度も散歩に行く子の場合、カッパについた雨をその都度拭くのが面倒かもしれません。
内側が濡れにくい犬用傘なら、次の散歩までに広げておけば乾きも早そうですね。
★帰宅後のお手入れが短縮できる
雨の散歩は、出発前の準備だけでなく、帰宅後の犬のお手入れと大忙しです。
でも、犬用傘ならカッパと違って濡れにくく、帰ってきてからお手入れ時間が短縮できそうですね。
★透明な傘だとアイコンタクトもできる
カッパだと、犬が飼い主さんの方を向いてアイコンタクトをするときに顔が濡れてしまいますよね。
でも、犬用傘ならパラソルが透明なものもあるので、飼い主さんの方を振り向いてしっかりとアイコンタクトすることが可能です。
◆犬用傘がおすすめの犬は?
犬用傘はどんなタイプの犬にぴったりなのでしょうか。
・小型のワンちゃん
体の小さい犬なら、犬用傘の下にすっぽり。
雨の降り方にもよりますが、ほとんど濡れずに散歩に行けるでしょう。
・カッパを着るのが苦手
カッパを着ない犬の場合、愛犬が濡れないように傘をさしてあげても、逆に飼い主さんがずぶ濡れとなりますよね。
とにかくカッパが苦手というワンちゃんには、犬用傘は便利です。
・ゆっくり歩くタイプ
パラソルが広がっているため、いきなり走って障害物にぶつかると危ないかもしれません。
おとなしくゆっくり歩く性格の犬なら、飼い主さんも安心して見ていられそうですね。
・高齢のワンちゃん
高齢の犬の場合、カッパを着るのを嫌がるケースも多いかもしれません。
そんなときには犬用傘はとても重宝しそうです。
◆犬用傘が向かないワンちゃんもいる?!
犬用傘があまり向いていないワンちゃんもいます。
・体の大きい犬
一般的に、犬用傘の多くが小型から中型のワンちゃんをターゲットにしています。
そのため、体のサイズが大きいと、パラソルからはみ出て濡れるでしょう。
また、無理して犬用傘を使っても、ちょっとした動きで傘の金具が体にあたるリスクがあります。
・引っ張る癖がある
頑丈に作られているとはいえ、瞬間的にかかる負荷で壊れるリスクも考えられます。
引っ張り癖がある犬の場合は、あまり向いていない商品です。
◆犬用傘を使うときには慣れさせてから
頭上にパラソルがあることで、犬が怯えてしまう可能性もあります。
また、飼い主さんも傘を持ったときのイメージを掴み切っていないため、雨の日に急に使うとお互いに不安なことも。
はじめは家の近所程度まで…と、慣れてから使うと安心です。
◆風が強いときは気をつけて
ひとことで“雨降りの日”と言っても、パラパラ程度の雨もあれば、風をともなう雨もありますよね。
傘は風があたる面積が広いため、強い風の日は危ないでしょう。
犬用傘はリードと一体化しているので、急な突風でワンちゃんにも危険が及ぶかもしれません。
利用するときは、空の様子や天気予報をチェックしながら、上手に利用したいものですね。
そのほかワンちゃん用の雨用グッズをご紹介
カッパや犬用傘のほかに、雨降りの散歩でおすすめの雨用グッズをいくつかピックアップしてみました。
◆レインブーツ
雨の日は、足元が悪くなるものですよね。
泥や小石が肉球の間に挟まると、帰宅後に洗うのも大変です。
それに、雨で泥だらけとなった道路は、飼い主さんも危険箇所のチェックがしにくいですよね。
泥のなかにガラスの破片や尖ったものがあっても気づきにくい雨の日は、レインブーツを履かせることで愛犬の足元を守ります。
◆光る首輪
雨が降った日は、暗くなるのも早いですよね。
車を運転している人にとって、「雨降り」と「暗い夜」が重なると、歩行者の認識はとてもしづらいものです。
特に、目立たない黒い服を着ている人、黒や茶色など濃い色のワンちゃん、小型のワンちゃんは、事故に巻き込まれる可能性もあります。
そこで、周囲に「ワンちゃんが散歩をしている」とアピールするため、光る首輪があると安心感が高まるでしょう。
◆泥よけエプロン
地面の近くを歩くため、雨の日には犬の胸やお腹周りに泥汚れがついてしまいます。
特に、足が短めの犬種の場合、地面にかなり近いため、お腹はどうしても汚れるかもしれません。
そこで便利なのがエプロンタイプの泥よけです。
胸やお腹周りなどを重点的に、地面の泥で汚れないように守ってくれます。
泥よけエプロンは、犬の前部分だけを覆うように背中側でマジックテープを留めるデザイン。
全身を覆うように着せるカッパと比べると、着脱はしやすいでしょう。
ただ、カッパと違い、汚れが防げるのは「お腹」のあたりだけです。
雨降り中はカッパで全身を覆えますが、止んだ後にカッパは蒸れるというケースもありますよね。
そこで、雨が降り中の散歩にはカッパ、雨が止んだ直後の散歩には泥よけエプロン…と、使い分けてもいいかもしれませんね。
雨上がり直後の泥ハネ対策にぴったりです。
◆足を洗うカップ
雨の散歩から帰ると、ワンちゃんの足を丁寧に洗わなければいけませんよね。
でも、肉球の間に泥が入り込むと、洗うのがとても大変です。
そんなときに重宝するのが足を洗うカップ。
シリコン素材でできたブラシのようなカップに、犬の足を入れれば、スムーズに洗えます。
「カップに足を入れる」ということに、初めは戸惑うワンちゃんもいるかもしれません。
でも、汚れも落ちやすく、慣れれば便利な商品です。
散歩から帰った後のお手入れが楽になりそうですね。
◆吸水タオル
雨の日は、散歩から帰ったらすぐにでも濡れた体を拭いてあげたいですよね。
でも普通のタオルだと、なかなか水分が吸収できず、何枚も準備しておかなくてはなりません。
それに、水分を吸わせようとゴシゴシすると、ワンちゃんが嫌がることもあるでしょう。
愛犬のストレスにならないように、できるだけスピーディーにお手入れを終わらせたいところ。
そこで便利なのがペット用の吸水タオル。
普通のタオルよりも吸水力に優れ、軽めに押し当てるだけでもグングン水分を吸ってくれます。
その後のドライヤーも短時間で済みそうですね。
晴れの日と全然違う!雨の散歩の注意ポイント
ワンちゃんが喜ぶなら、雨でも散歩に連れ出してあげたいですよね。
活発なワンちゃんなら、上から降ってくる雨も、地面の水たまりもパシャパシャと喜んで歩くでしょう。
でも、雨が降っているときは、晴れた日と同じ感覚は難しいかもしれません。
飼い主さんが、いろいろと気をつけてあげる必要があります。
雨の日は視界が悪くなるため、事故に遭わないように気をつけましょう。
また、飼い主さんはできるだけ動きやすい恰好で、いざというときに愛犬を守れるようにしたいものです。
また、体が濡れると体力も消耗しますから、帰宅したら拭いてあげましょう。
ひどい泥汚れなら、シャンプーを使ったお手入れがおすすめです。
まとめ
雨が降ると、飼い主さん的には「準備が大変」「帰宅後にお手入れしなきゃ」とどこか面倒な気持ちも少なからずあるのではないでしょうか。
でも、犬用の傘があれば、愛犬も濡れずに散歩を楽しめそうですね。
そのほか、雨用グッズを活用することで愛犬の嬉しそうな表情を見られるでしょう。
また、雨降りが苦手な子は無理をしないように。
散歩に連れ出すことで逆にストレスになるかもしれません。
雨降りの散歩についての考え方は、ワンちゃんごとの状況によって変わります。
「排泄のため」や「運動量確保のため」など、その子にとって必要性があれば散歩に連れ出してあげましょう。
ただ、強い風をともなう雨の日は、犬用の傘やカッパがあっても危険なこともあります。
無理して散歩に行かず、室内型のドッグランや家のなかで遊ぶなど、そのほかの方法で運動不足を解消してあげてくださいね。
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